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韓国時代劇歴史ドラマ事典 さ

司饔院(サオンウォン: 사옹원)
宮中の食べ物に関する仕事を請け負った官庁。吏曹(イジョ이조)に属する。

司諫院(サガンウォン:사간원)
王に対して諫言を行う機関。絶対君主である王をいさめる特異な機関であるため、実直で有識な者が職を担った。最上位の役職は正三品の大司諫(テサガン:대사간) (諌官との2人体制)

四柱(サジュ:사주)
生まれた年月日時・干支に基づいて吉凶禍福を占うこと。

私鋳銭/私鑄錢(サジュジョン:사주전)
個人が私的に製造するお金のこと。偽金というわけではなく、暁鐘2年(1651) 7月右議政ハン・フンイルの提案により民間での私鋳銭が許諾された。

賜饌(サチャン:사찬)
王が下の物に飲食を与えること。またはその飲食物。御食(オシク)御酒(オジュ)

司憲府(サホンブ:사헌부)
三司(삼사)のひとつ。政や官吏の業務に対する監察を行い、不正の摘発・法的処置を行う司法権を持つ官庁。
最上位の役職は従二品の大司憲(テサホン:대사헌) 建国時の太祖(テジョ:태조)1年(1392年)から第26代高宗(コジョン:고종)31年まで続いた。

三醫院(サムウィウォン:삼의원)
朝鮮時代の医療体系。内医院(ネウィウォン:내의원)・典医院(チョンウィウォン:전의원)・恵民署(ヘミンソ:혜민서)をあわせてそう呼んだ。

三議政(サムウィジョン:삼의정)
領議政と左右議政の三役をあわせて呼んだ。

三司(サムサ:삼사)
司憲府(サホンブ:사헌부) 司諫院(サガンウォン:사간원)  弘文館(ホンムングァン:홍문관) の三つの言論機関をまとめて呼ぶ。
儒教国家の言論をになう部署だけあって、これらの部署から出世するものが多かった。
また、朝廷の主張を具現化するに当たり、王権と対抗するためにしばしば三機関が合同で上訴する三司合啓(サムサハプゲ:삼사합계)がなされた。

三族(サムジョク:삼족)
本来は父・息子・孫、または、同姓三族(父・自分・息子、それぞれの兄弟姉妹)を言っていたが、高麗後期からは異姓三族(父・母・妻それぞれとその親族)が基準となったようだ。大逆罪の連座制の基準ともなった。

三政丞(サムジョンスン: 삼정승)
朝廷のトップ三大臣のこと。

三法司(サムポプサ:삼법사)
司法を司るの三官庁をあわせて呼んだ。司憲府(サホンブ:사헌부)、漢城府(ハンソンブ:한성부)、刑曹(ヒョンジョ:형조)

紗帽(サモ:사모)
高麗末から朝鮮時代にかけて高位の官吏らが官服を着る時に使った帽子。黒い紗で作った。後には羽のような硬角(キョンガク:경각)をつける。今では伝統婚礼式で新郎が使う。≒(オサモ:오사모)

舎廊房(サランバン:사랑방)
主人の部屋。書斎と客間を兼ねている。

殺生簿(サルセンブ:살생부)
殺すか生かすかをリストにした帳簿。

常人(サンイン:상인)
平民のこと。主に農業に従事した。

尚衣院(サンウィウォン:상의원)
王の衣服や日用品・装飾品など、身の回りのものを管理し供給する官庁。

上監媽媽(サンガムママ:상감마마)
王に対する呼び名。上監自体が王を指すため崇める言葉となる。→今上(クムサン:금상)
行宮へ行く道すがらでは「サンガンママ ナプシオ,キルル ピキョラ:상감마마 납시오, 길을 비켜라」などといい道を開けさせた。

尚宮(サングン상궁)
内命婦に属し女官の最高位、正五品。四品以上が側室なので、実務レベルの最高位となる。

上書/上疏(サンソ:상서)
目上の人に文を載せる。 またはその文。王への意見書。

尚膳(サンソン:상선)
従二品。王の食事を担当した内侍の最高官職。実際には王の身の回りの世話を総括していた。

商団(サンダン:상단)
商業集団。国際貿易から小売までと幅広い商売を営んでいる集団もあった。

サントゥ(상투)
頭の頂点で髷を結う半島伝統の男子の髪型。

上王(サンワン:상왕)
譲位した王のこと。ただし、世宗の父王である太宗は、軍権を持ちつつ譲位したように、完全な譲位でないこともあった。

賜薬(サヤク:사약)
王族や士大夫が死を持って罪を償うときに、王から賜る毒薬。劇中ではもっぱら液体。

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