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韓国時代劇歴史ドラマ事典 そ

小科(ソグァ:소과)
科挙の文科(ムングァ:문과)のうち生進科試(センジングァシ:생진과시)。科挙は文科と武科にわかれているが、文科は大科(テグァ:대과)と小科に分かれている。小科はさらに初試(チョシ:초시)と覆試(ポクシ:복시)の二段階からなっており、これらに合格すると大科を受けることができる。

消渇(ソガル:소갈)
韓医学用語で、糖尿病に似た症状。のどの渇きで水をたくさん飲んで食べ物をたくさん食べるが、体は痩せておしっこの量が多くなる病気。

続大典(ソクテジョン:속대전)
1746年(英祖22)に経国大典施行後に公布された法令を編纂し統一した法典。
経国大典(キョングクデジョン:경국대전)以降、大典続録(テジョンソクロク:대전속록)・大典後続録(テジョンフソクロク:대전후속록)と、法典が加えられたが、矛盾が生じてきたため、その矛盾を解消すべく編纂された。

庶子(ソジャ:서자)
本妻でない別の女から生まれた息子。基本的に息子として扱われず、母の身分に準ずる。

小子(ソジャ:소자)

息子が父母に対して自分を落としめて使う一人称の代名詞。

焼厨房(ソジュバン:소주방)
宮中の料理を作る部署。内外に分かれていて、王と王妃の食事を作る内焼厨房を俗に水刺間(スラッカン)と呼ぶ。

小臣(ソシン:소신)
臣下が王を相手に自分のことを指す一人称代名詞。

書堂(ソダン:서당)
私的に漢文を教えたところ。日本でいう寺子屋。≒クルバン(글방),

小姐(ソジョ:소저)
娘(お嬢さん)を意味する(アガシ:아가씨)の漢文的表現。

小妾(ソチョプ:소첩)
妻が夫に対して自分を落としめて使う一人称の代名詞。

席藁待罪(ソッコデジェ:석고대죄)
むしろを敷いてうつ伏せになって王の処分や命令を待つこと。

小生(ソセン:소생)
目上の人の前で自分を落としめて使う一人称の代名詞。

書房様(ソバンニム:서방님)
平民が官職はないが高貴な人に対し言った敬称。現代では夫や結婚した義理の弟に対して使う。

少女(ソニョ:소녀)
結婚していない女性が目上の人を相手に自分を落としめて使う一人称の代名詞。

小学(ソハク:소학)
朱子学の始祖である朱熹が、弟子の劉子澄に儒教の書の中から少年用に内容を編集させ、それを校閲・加筆したもの。 1187年に完成。
マナーや道徳規範などが主な内容で、朝鮮では儒学の入門書として広く普及した。

書筵(ソヨン:서연)
世子のための教育制度。

少論(ソロン:소론)
朝鮮時代の朋党(プンダン:붕당)の一派。1680年の油幄濫用事件(ユアクナムヨンサゴン:유악남용 사건)の処断に対して、穏健的だった西人(ソイン:서인)の一派が少論となり、過激派が老論(ノロン:노론)となり、両者は対立した。

璿源系譜紀略(ソンウォンゲボギリャク:선원계보기략)
朝鮮王家の系図を記録したもの。粛宗(スクチョン:숙종)7年にまとめられ、以後歴代の王によって増補された。

聖恩(ソンウン:성은)
聖なる恩。要するに王から受ける恩恵のこと。王の恵。
ソングニマングカオムニダ:성은이 망극하옵니다:罔極(マングク)とは直訳すると「極まり無い」という意。王の恩恵があまり大きくて、お返しする方法がないという意。要するに恐れ入りますという意。反省のときも感謝のときも、どちらのときも使用する。
語尾の「ニダ」は「ナイダ」になることも多い。

成均館(ソンギュングァン:성균관)
高麗の末期と朝鮮時代の最高教育機関。正3品大司成(テサソン:대사성)が統括し、以下に祭酒(チェジュ:좨주)·楽正(アクジョン:악정)·直講(チッカン:직강)·博士(パクサ:박사)·學正(ハクジョン:학정)·學錄(ハクノク:학록)·學諭(ハクユ:학유)と続いた。

悚懼(ソング:송구
(ソングハダ:송구하다)の語幹。恐れおののくこと。日本語読みは「ショウク」
例)(アレオプキソングハオナ:아뢰옵기 송구하오나)恐れながら申し上げます。

聖恩(ソングン:성은)→ソンウン

聖上(ソンサン:성상)
臣下が王を崇めていう言葉。時代劇では(チュサン:주상)という言葉が用いられているが、実際には聖上(ソンサン:성상)のほうが多く用いられた。

仙才(ソンジェ:선재)
神仙のような優れた才能。

松都(ソンド:송도)
現在の開城(ケソン:개성) 開京(ケギョン:개성)という名で高麗の首都でもあった。黄真伊(ファン・ジニ:황진이)の居住地でもあった。現在は北朝鮮の領内なのだが、ソウルから北に70kmと、かなり近い場所。

ソンビ(선비)
博識だが官職についてない者。高潔な儒者。在野の学者。

先王(ソンワン:선왕)
先代の王