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Dr.JIN(ドクター・ジン)4話レビュー&あらすじ(後半)

   

Dr.JIN(ドクター ジン:닥터 진:JIN-仁- 韓国版)の第4話レビュー&あらすじ(後半)です。

先だって命を助けたシクの母も怪疾(ケジル:괴질:コレラ)を発病する。シクは「お母さんをまた助けてくれるでしょ?」と、ジンヒョクに泣きつく。

ジンヒョクは村のみんなを集めて塩と砂糖を集めてくるようにと頼む。脱水症状にならないように水溶液をつくるためだ。

イ・ハウンの妻が血相を変えて彼を呼びに来る。息子・命福(ミョンボク)も怪疾(ケジル)にかかったのだ。

朝臣たちは都城は封鎖して守ったものの、城外はほったらかしだ。活人署(ファリンソ)の医員も持ち場を離れた。御医ユ・ホンピルは左議政キム・ビョンヒに「ジン医員はどうしてる?」と聞かれるも、「聞くところによると、一人で何やらしているようですが、何ができましょうか」と、適当な返答。

左議政はキム・ギョンタクに街の様子を聞く。「都城の門を閉鎖し、人も物も入れないようにしています。しかしながら、買い占めが行われているようです。早く対処せねばなりません」と返答。混乱に乗じて一儲けを狙う姑息なキム・テギュンとキム・ビョンオクがその場を濁し、キョンタクに凄んでみせたりもする。左議政が「うるさい」とキム・テギュンを叱責し、キョンタクには都城の安全を守るように通達した。

ことあるごとに「庶出」とキョンタクを蔑むキム・テギュン。そこに命福を背負ったイ・ハウンが助けを求めてやってきた。ユ・ホンピルに助けてくれと頼むが拒まれる。

左議政キム・ビョンヒに土下座しながら「ユ医員に命令してくれませんか。命福を助けるように。そうしてくれるなら、一生あなたの下で犬馬のように働きます。どうかお願いですからこんなダメな父の願いを聞き届けて下さいませんか。」と、悲痛な表情。

左議政は「人命は在天というではないか(人の命は天が司る)。宗親(チョンチン:王族のこと)が一人死んだところでどうというのだ?何してる、さっさと患者を都城の外に出さぬか!」と、冷酷な態度に出た。

イ・ハウンはジンヒョクのことを思い出し連れていく。

 

城門では民の抵抗が起こり、ちょっとした暴動に発展する。そのさなか、下女とはぐれたヨンネは幾人かの暴徒に襲われそうになる。両班の娘ということで、なにか恵んでくれとすごまれたのだ。何もないと答えるヨンネ。ついには暴力を振るわれそうになるも、そこにキム・ギョンタクが現れ難を逃れる。震えるヨンネを「もう大丈夫だ」と抱くキョンタクだった。

 

一人奮闘するジンヒョク。医員ホ・グァンに水溶液を飲まそうとするも「オレを殺そうとするつもりだろう。医員を連れてこい」と泣きながら抵抗される。

シク親子が母の様子を見に来る。点滴があればと思うジンヒョクだったが今の時代にはない。するとシクの父が作ることはできないかと尋ねる。腕には自信があると。シクも「父さんはこの世に作れないものなんて1つもないよ」という。

けれども、いまの世にはゴムもない。タイムスリップの時にゴムを持ってきたことを思い出す。ヨンネの家に保管している。しかも金もないため点滴をつくる材料も用意できない。そこに、イ・ハウンがやってくる。「命福(ミョンボク)を助けてくれ!」

ジンヒョクは命福を抱きかかえ「ミョンボク?では、この子がのちの・・・高宗(コジョン)!?」と、心のなかでつぶやく。「歴史上3年後にこの子は(第26大王)高宗になる。もしここで命を落とすようなことがあったら、歴史は変わってしまう!」

ジンヒョクは、この時はじめて朝鮮の歴史に深く関わったことを自覚する。

イ・ハウンは息子を助けるためにジンヒョクの計画を具現化すべく金を工面しようとするも、城内には入れない。そこにスリのケボクが現れた。どうやら自由に出入りしているようだ。「どうやって出てきた?」と聞くハウンに「足で歩いて」と素っ頓狂な返答。さらに「どうやって入る?」と聞く。けれども、まともには答えないため、チュパルの使いで不法に物を城内に持ち込んでいることを捕盗庁(ポドチョン)にばらすふりをして脅し、抜け道を教えてもらう。

 

ヨンネが納屋で何かを探す。クロスだ。彼女は隠れ天主教教徒だった。ジンヒョクの無事を祈っている。そこにゴムを取りに来たイ・ハウンがやってくる。ヨンネが様子を聞くとハウンは「言葉にならない。一言で言えば修羅場だ。医員はみんな逃げ出しジン医員だけが奮闘している。それより時間がない、早く探してくれ」と。

ゴムを探しに部屋に入るヨンネ。事情が事情だからと手助けを求めるハウンにヨンネの母は「とんでもない。死地に子供を送れない」と拒否する。ヨンネを呼ぶ母。戸を開けるとヨンネは裏口から抜け出し、ジンヒョクを助けに行ったのだ。

命福(ミョンボク)は「このまま死ねばいいんだ。一生お父さんのように生きたくはない。宗親だからって・・・」と、父の情けない姿を見て人生を悲観する。

 

イ・ハウンはチュパルのところへ。策略家のハウンは「借金は30両だったよな?170両足して200両にするのはどうか?隠者に見せれば2・300両にはなるぞ」と袂から絵を取り出してみせる。けれどあえなく断られ、今ある借金を返す相談をしようと言われる。

そこでハウンは、隠してある米俵を暴き乗っかる。疫病に乗じて儲けようという算段のチュパルを「金があっても捕まっては」と脅迫する。するとチュパルは「本当の盗賊(悪者)はキム・テギュン」と、うっかり名前を言ってしまう。左議政の長男にあるまじき行為だ。

イ・ハウンは妓房に行きキム・テギュンに会う。妓女チュノンとキム・ビョンオクも同席している。カマをかけるとテギュンは酒を吹き出しそうになる。「要件を言え」と言われハウンは「500両。ただ500両くれ。」と。

テギュンが「朝鮮を周遊するにしても大きい金額だが」というと、ハウンは「遊ぶ金じゃない。疫病で苦しむ民衆のための金だ」と答える。「興宣君(フンソングン:ハウンのこと)は冗談が好きだと知っていはいるが」大笑いしながらテギュンは断る。

ハウンは「左議政キム・ビョンヒがこのことを聞くと喜ぶだろうかどうだろうか」と、脅しをかける。テギュンは動じず「言えば良い。どちらの言い分を聞き入れるやら」と答える。

そこで妓女チュノンがイ・ハウンに対して「恥をお知りなさい!民衆を思う気持ちはハウン様よりテギュン様たちのほうが大きいのです。」と。テギュンを持ち上げるチュノンの言葉に面食らうハウン。けれども、これはハウンに対するフォローで、テギュンを持ち上げることでカネを出させるためだった。

けれども、二人が示し合わせていることにテギュンが気づき指摘する。「お前が興宣君を哀れだと思っていることをわからないとでも思っているのか?興宣君を助けようとしたようだが、失敗したようだな!」

チュノンは少々怒りを込めて「テギュン様は1つのことを聞いて2つのことはわからないのですね。テギュン様のために言ったのです。民衆の金を巻き上げたことが噂になり左議政の耳に入るでしょう。(口止め料は)5千・5万両ではなく、たった500両です」と。

ハウンに勝るとも劣らないチュノンの頭脳戦の前では、ボンクラのテギュンは為す術もなかった。こうしてハウンは目的通り金を手にすることができた。

キム・テギュンとキム・ビョンオクは今後もたかられては困ると、ハウンに追手を出すものの、チュパル達に阻まれてしまう。なぜかハウンを助けることになったチュパルは釈然としない(笑)ハウンは子を思い金を持って走り続ける。

 

ジンヒョクは数人の死者を見て自身を喪失する。「何とか出来ると思っていたが、オレが傲慢だったのか。オレはいったいここで何をしてるんだ」と。そこにヨンネが到着するも、危ないから帰れという。そしてゴムチューブも必要ないと。

ヨンネは「病人が死んだからそうなのですか?それですべて諦めるというのですか?私もその気持ちはわかります。はじめは空が崩れるように悲しく、次にはすべてが恨めしく、自分が何もできない取るに足らない者と思う気持ち。それで、何度も逃げたいという気持ちしか・・・。けれど、一方では、こうやって逃げさえすれば、人間らしく生きるということなのかって(疑問も)」と。

さらに「それに勝とうとするならば、対峙して戦うしかありません。 いくら恐ろしくても戦わずには勝つことができないのですから。ジン医員、私があなたを助けます。あなたも私が戦えるように助けてください。お願いです。」と。

泣き言を言いつつも水溶液を飲んでいたホ医員はついに回復した。それを見て二人は闇の中で一筋の光明を見つける。そして、ヨンネも医術の道に入ることを決断し、ジンヒョクに助けてくれるようにとたのんだ。「自信はありますか?」と尋ねるジンヒョク。笑顔で頷くヨンネ。

キム・ギョンタクが馬に乗りやってくる。二人の姿を見て太刀を抜きジンヒョクの首にかざした。

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