韓国ドラマあらすじ団OLD

過去に放送された韓国ドラマの情報をまとめている、韓国ドラマあらすじ団の別館です。

Dr.JIN(ドクター・ジン)の第16話レビュー&あらすじ(ネタバレ有り)後半

      2017/12/08

Dr.JIN(ドクター・ジン:닥터 진:JIN-仁- 韓国版)の第16話レビュー&あらすじ(ネタバレ有り)後半です。

王が苦しんでいる。御医はジンヒョクに手立てがあるのかと聞くが、ジンヒョクは「一国の王です。少しでも崇める気持ちがあるのなら苦痛を与えないようにしてください。」といい、哲宗(チョルジョン)に謝る。歴史に関与できないからなのか、手立てがないからなのか・・・。

御医は臣下が集まる部屋に入り「因山(インサン:인산:国葬のこと)の準備をしなければ」と伝える。「ジン医員でもダメなのか」「後継者は?」と意見が飛び交う。左議政(チャウィジョン)は「何かをしようとするには遅い。けれど、そうならないようにすることはできる。10年余か。思ったより長く持ったな。」と、命福(ミョンボク)が王位に上ることを阻止することを示唆し、哲宗にはただのカカシだったことに対する冷酷な態度をとる。

ハウンは自宅に戻るやいなや、衣冠を妻に用意するように言う。じき王が崩御するからだ。命福(ミョンボク)にも服装を整え、崩御の報が入れば宮殿に向かって拝礼をするようにと伝える。

いよいよ今際だ。哲宗は「不徳な私はとても長く生きた。私はあなた達に大きな荷物を残した。どうかこの国の民衆を慈しんでくれ。」と、遺言する。具体的な顧命はない。そして、ジンヒョクを呼び「私は先に帰るぞ。私の世界へ。お前も帰ることを願うぞ」と言う。それが最後の言葉だった。

1863年哲宗崩御。江華トリョンニム(坊ちゃん)と呼ばれ安東金氏のカカシという汚名を受けた王だった。彼の死により一時代が終わり、新しい時代を迎える。そして、興宣君(フンソングン)の次男・命福(ミョンボク)が王位につく日が近づいている。

皆が泣いている様子を見てハウンはジンヒョクに「本当に悲しんでいると思うのか?自分の官職はどうなる?誰に付いて行けば出世できる?」と思っているのだと、彼らの本心を教える。

 

ヨンネが再度キョンタクのもとに訪れると、キョンタクはすでに逃げていた。かつて母と住んでいた家に逃げたのだ。

臣下とハウンたちは大妃のもとへ集まっている。一時期良くなっていた王が亡くなったことを嘆き、臣下たちに国葬を礼に法って行なってくれと伝達している。ハウンは提案があるといい「父をなくした民衆を慰労するために、後継者を決めましょう」と言う。当然ながら安東金氏は反対する。その勢力に抗えない大妃も徐々に決めようと言葉を濁すだけだ。左議政(チャウィジョン)はハウンを呼び止め、天気が悪い時は避けるように、政治も同じことだと忠告する。大妃は大勢を見極めているのか「興宣君がどうするのか見守ろう」と、言っている。

ハウンは玉座を見つめそこに座る。

キョンタクは母がなくなった日のことを思い出す。左議政(チャウィジョン)がやってきて「うちにくるか?」と聞かれ「はい、父上」と答える。けれど、本宅では父とは呼べない。左議政は「大監(テガン)マニムだ」と言い、キョンタクは復唱する。「それでも来るか」と言われ、結局行く事になったのだ。この日以来、父を父と呼べなくなった。庶子の性だ。そして小刀を抜き自刃しようとする。「大監マニム、ダメな私を許してください」そこにヨンネもやってくる。

「キョンタク様、何をなさっているのですか。おやめください!いっそ私を殺してください」と、ヨンネ。 キョンタクは「今死にたいのはオレなのに、どうしてあなたが殺してくれというのか!」と、声を荒げる。「あなたに犯した罪がとても大きくて深いのです」と、ヨンネ。

「あなたの死ぬ理由は分かった。私が生きなければならない理由を言ってみてください」と、キョンタク。「10ほど、いや100ほど上げることができますが、私が申し上げたところで、あなたの心に届きますか?結局あなたが自ら探さねばなりません」と、ヨンネ。

「けれど、できなければ」と、聞き返すと。「生きなければならない意味を探すことが、死んではならない理由でしょう」と、答える。「一つ理由を見つけたぞ。民の道理として王が死んだ日に自刃はできない。私は大きな過ちを犯す所だった。ありがとう」そう言ってキョンタクは立ち去る。

 

妓房にハウンと左議政(チャウィジョン)。命福(ミョンボク)を王位につけるというハウンと、それを阻止しようとする左議政。ハウンは妥協案を提案し、命福が王位についても、安東金氏の権勢と財を保証するという。けれども、左議政は自分の許可がない限り命福は王位に上がれないと、自分のほうに優位性があると言う。話は決裂するかに見えたが、ハウンはとっておきの物証を用意していた。(後述)

ジンヒョクは妓房で倒れる。目覚めるとチュノンがいた。「とても大きくなりました。瘤です。あなたの頭の中で大きく育っている。随分前に私の頭の中にも育っていました。他の世界を行き来する人の頭の中にある瘤です。あなたや私のように。はじめはとても小さくその存在はわからないのですが、他の世界に来た途端ますます大きくなるのです。死ななければならない人を生かすと育ち、作ってはならないものを作っては育つ。漏らしてはならないことを漏らしても同様です。あなたがここに来てしてきたことすべてが、瘤を大きくさせたのです。」と、チュノン。

ジンヒョクは「大きくなったらどうなるのですか?死ぬのですか?」と聞く。チュノンは「この世で死ぬだけではなく、永遠に消滅するでしょう。考えても見てください。体が消え魂までもが無くなるそんな消滅。あなたの世界に帰る前に永遠に消えて無くなるのです」といい、命福(ミョンボク)が即位しハウンが実権を握れば大丈夫だが、今後は歴史の流れに任せて、これ以上この世界に関与してはならないと、涙ながらに忠告する。ジンヒョクが現代に戻るまでだ。

再度、大妃を囲い臣下が揃っている。ハウンは再び後継について提案する。安東金氏は前回と同じように反対意見を述べる。けれど、今回は左議政(チャウィジョン)の態度が違い、ハウンの提案を「一理ある。一日も早く後継者を決めなければ」と推す。以前妓房で話した時に、すでに決着はついていた。キョンタクがハウン暗殺未遂の際に使った銃が、ハウンの手元にあったのだ。

妓房で左議政が去り際に銃を見せ「後継論議が往来している最中に左議政が候補の宗親(チョンチン)を殺そうとした。あってはならないことでしょう?」と、ハウンは脅しをかけていた。左議政は「朝廷の臣下たちは私を信じる」と、開き直ったが、ハウンは「民衆や宗親・儒生まであなたを信じますか?」と言う。結局妥協して手を握らざるを得なかった左議政はハウンの息子・命福を推すしかなかった。

キョンタクは「殺してください」と、左議政宅で土下座をしている。左議政は「お前は私の手で殺されるのが願いなのか?私のところで生きるのが願いではないのか?」と、甘い言葉をかける。左議政は「これからすることも多い。今回のような失敗はないな?」と問う。キョンタクは「はい、大監マニム」と言う。すると「父と呼べ。父親が子を拒めるか」と、言われる。庶出にそう呼ばせることはありえないことだ。キョンタクは涙を流し「父上」と呼ぶ。

ヨンネはジンヒョクのもとに行き命福(ミョンボク)が王になることを告げる。けれど、ジンヒョクの態度はそっけない。「すでに知っていましたか?確かに、ジン医員がすでに知っている歴史ですから」と、ヨンネ。

ジンヒョクはまた激しい頭痛に襲われる。「だめだ、まだ、戻ることはできない!」

第17話へ続く

当ページの短縮URL  http://xn--nckg7eyd8bb4eb9478fjr1g.jp/drjin/?p=368

 - ドクター・ジン Dr.JIN , , ,