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Dr.JIN(ドクター・ジン)5話レビュー&あらすじ

      2017/12/08

Dr.JIN(ドクター ジン:닥터 진:JIN-仁- 韓国版)の第5話レビュー&あらすじ(ネタバレ有り)です。

ジンヒョクは怪疾(ケジル:괴질:コレラ)にかかったイ・ハウンの息子・命福(ミョンボク)を懸命に治療する。シクの父が点滴を完成させたので光明が見えた。

ジンヒョクは命福の腕に点滴の針を挿入し、現代的な治療が始まった。

キム・ギョンタクが馬に乗ってやってくる。二人の姿を見てヨンネに「お帰りください。両家ジプ閨秀(ヤンガジプ キュス:양가집 규수:良家のお嬢さん)がこんなところで何をしているのです」というと、ヨンネは「縄(規制線)を超えてはなりません。病人とそうでない人を区別しているのです」と、返答する。

疎外感と嫉妬心によりキョンタクは太刀で縄を断ちジンヒョクに刃を向け「お前がお嬢さんを連れてきたのか?」と問うと、ヨンネが「違います。自らやってきたのです」とジンヒョクをかばう。更に追求するキョンタクにジンヒョクは「そうです。私が連れてきました。ここに住む人々はお嬢さんをとても信頼しています。なので、そうしました」と、ヨンネをかばう。

キョンタクは怒り「医員ともあろうものが、良家のお嬢さんを病の巣窟に呼び入れるだと?この人がオレにとってどんな女性か知ってるのか?」と。ジンヒョクは向けられた刀をゆっくりと手で遮り降ろさせ「知っています。許嫁だと。(ヨンネがしていることは)誰でもができることではありません。本当に立派な人を許嫁になさいました」と、答える。

この返答に怒りが収まらないキョンタク。けれど、イ・ハウンが物資を調達して戻ってきたため話が遮られる。キョンタクはイ・ハウンに「こんなことして両班(ヤンバン)の対面が保てるのか?」というと、イ・ハウンはキョンタクに庶出であることを皮肉り、「両班(ヤンバン)の体面を心配されるとは笑える」と言い返す。その後「その太刀でジン医員を殺そうとするのか?やってみろ。中にいる患者もみんな切らなければならないぞ」と言った。

命福(ミョンボク)の容態が急変する。「おじさん、ぼく死ぬんですか?ぼくが死んだら父さんが悲しむでしょ」と。ジンヒョクは「お前は死なない。おじさんが(未来を)知ってる。命福おまえはのちに本当に高貴な人になるんだ」と答える。命福は「嘘言って・・・。宗親(チョンチン:王族のこと)は官職に付けないよ」と。

ジンヒョクは「見ておけ、おじさんの言う通りになるから」と答える。その言葉を聞いてすぐ命福は気を失った。ジンヒョクは大腿部への皮下点滴に切り替える。最後の手段だ。

イ・ハウンは命福さえ助かるなら酒も賭博もやめ、役割を果たしつつ生きると願をかける。

つきっきりで看病するジンヒョク。ヨンネが替わろうとするとジンヒョクは「以前は一度もこのように切実だったことがなかった。ただ単に医師だから患者を救うんだと思ってた。けれど今はこの子を本当に生かしたい」と、精神的な成長と人としての優しさをのぞかせる。

治療の甲斐もあり命福は意識を取り戻し回復する。おしっこが出れば回復の証だ。ハウンは喜び「どんなことがあっても助けるといっただろ!」とさも自分の手柄のように言うと、ホ医員はジン医員のおかげだと突っ込む。ハウンは調子よく感謝を示したが、ジンヒョクは売られそうになったことを冗談っぽく笑みを浮かべてつっこんだ。

ジンヒョクが倒れる。怪疾(ケジル:괴질:コレラ)だ。「今度は私達があなたを救う番だ」とヨンネ。

 

妓房では左議政キム・ビョンヒと御医ユ・ホンピル・妓女チュノンが卓を囲み、キム・ギョンタクが脇侍している。キョンタクの部下がジンヒョクたちの様子を報告する。ジンヒョクが倒れ、ヨンネが手伝っていると。ヨンネが活人署(ファリンソ)にいることに不快の念を表す左議政。キョンタクは私が送ったとヨンネをかばうも、ユ・ホンピルは「従事官は女を知らない」とちゃちゃを入れる。

ジンヒョクを心配する命福(ミョンボク)。ハウンは「お前を救ったように必ずジン医員を助けるぞ」と。ハウンは少しでもできることをと、糞集めをはじめる。そんな父の姿を目に焼き付ける命福。

ジンヒョクの心の声「コレラだ。これがまさにコレラだ。怖い。狂いそうなほど怖い。死にたくない。」

キム・ギョンタクは妓房で酒を飲んでいる。妓女チュノンが部屋に入ってきて「西から日が昇りますわ」と、その珍しい様子を皮肉る。「許嫁のせいですか?許嫁がジン医員を思う気持ち・・・女は女の気持ちがわかるのです」と。キョンタクの嫉妬心は更に高まる。そして「人を惑わす才能があるんだな。他所で使え!」と捨て台詞を吐き出ていく。

ホ医員は今夜がジンヒョクの峠だという。他の病人も多く物資も底をつく。イ・ハウンはジンヒョクが左議政を助けたので、ジンヒョクの治療法を採用し対策を講じてくれるはずだと訪ねていく。ホ医員は朝廷を信じてないと。

キム・ギョンタクはヨンネの兄ヨンヒを尋ねる。川原に二人で座りキョンタクは「他の両班の子女たちが虫でも見るようにオレを遠ざける時でさえ、君はためらうことなく接してくれた。 幼心にもそれが本当に有難かった。天罰を受ける音がしそうなヨンネさんとの婚約が決まり幸いに思った。庶出の者が夢にも見ることができない両班家のお嬢さんだ。幼い頃から恋焦がれた君の妹と。夢のようだ。」と。

続いてキョンタクは「君は庶出ではないから、 恋する女性が両班のお嬢さんだと眺めることさえも大変で、父を大監(テガム)と呼び、いつの日かどうにかならないかと煮つまる心情を、決して分からないだろう」と。

ヨンヒも「身分に振り回されるのはお前だけではないのでは?南人(ナミン:남인)もおんなじだ。それも全て権力を持つものの・・・」言ってはいけない事を言い出したヨンヒはそのことに気づきはぐらかす。「他所で言うなよ。僕も出世しないといけないからな!」と。「何れにしても、お前はいいんじゃないのか?大監(テガム)にも認められ、許嫁もいて」と続ける。

キョンタクは「お前は間違ってる。そんなことはない。大監(テガム)にも認められてないし、ヨンネの心もつかんでいない」と。ヨンヒはヨンネの現状は気にするなという。互いに憂いを吐露した。

 

一瞬意識を取り戻すジンヒョク。ヨンネをミナだと思い呼び手を握る。ヨンネは驚いて席を外す。ヨンネは以前「僕に会ったことはない?」と言われたことを思い出し、ミナの存在にも気づく。そこに妓女チュノンが物資を持ってやってきた。

ヨンネは彼女が川原でジンヒョクに助けられた場面を見ているものの、知らないふりをする。微妙な神経戦の始まりだ。ジンヒョクが困っていると聞き物資を持ってきたとチュノン。便宜上の感謝の気持を表すヨンネ。ヨンネは「それでは」といい、治療に戻ろうとする。チュノンはそれを引き止める。

チュノンは「ジン医員のそばに居てもよいでしょうか?命を救っていただいたお礼に直接お世話したいのです」と尋ねる。ヨンネは「許可のないものは入れてはいけないとジン医員に言われている」と。すると、チュノンは「本当にジン医員が言ったのですか?お嬢さんの意思では?本当に彼を助けたいのならなんでもするべきです」と切り返し「あなたがジン医員のそばにいることは薬ではなく毒になる。そのうちわかります」と言う。

ジンヒョクの容態が急変したとな部屋の中から呼ばれるヨンネ。ともに入ろうとするチュノンをシクの父が止めに入った。ヨンネの危機を察知したシクが父を呼びに行ったのだった。

痙攣するジンヒョクにヨンネは大腿部への点滴を敢行する。両班家のお嬢様が直接男の体に触れるなんて、この時代にはありえないことだった。けれどもヨンネは意を決して行った。

 

イ・ハウンは御医ユ・ホンピルに会い、ジンヒョクの術式を採用して朝鮮八道の患者を救済することを提案する。ホンピルは「私も医員なのでそれが望ましいと思う。左議政キム・ビョンヒとこれから会うので対策を講じよう」と返答する。ハウンは喜びに満ちている。

ジンヒョクは未だに意識がない状態だ。ヨンネは語りかける。「ジン医員、行かないでください。戻ってきてください。お願いです」と。ジンヒョクの深層にその言葉が届き、ジンヒョクはついに目覚める。「声が聞こえました。ジン医員、行かないでください。戻ってきてくださいと。ありがとう」と、ジンヒョク。

ジンヒョクが意識を回復したことに喜び治療部屋に入ってきた民衆たち。そんな民衆を見てジンヒョクは「勝手に入ってきてはダメですよ」とほほ笑みを浮かべて言う。ハウンは「医員が医員らしいことをいう!」とつっこむ。ジンヒョクはヨンネに「お嬢さん、ボクは気力がないから、ボクの代わりにみんなを追い出してください」と。微笑ましい光景だ。

更に嬉しいことをハウンが報告する。「さっき御医に会ったんだ。ジン医員の治療法を認め、朝廷で対策を講じるとの約束を取り付けたんだ!」と。みんなで喜ぶ。けれども・・・

左議政キム・ビョンヒたちはこともあろうに、村を焼き払うことを決断する。疫病の拡散を防ぐために医療を広めるのではなく、民の居住地を火にかけることを選択したのだ。キョンタクは一旦命令を拒否する。「庶出と言っても私の血が流れているんだ」との左議政の言葉を聞いたキョンタクは、結局、自ら指揮することに。ヨンネを死地から救う意図もあった。

官軍が火を放つ。かくれんぼの最中に部屋に隠れた敷くは逃げ遅れる。シクの母が見つけ助けるも、彼女は命を落とす。頭の怪我とコレラから救った命だったが、結局はシクを守って死ぬという運命からは逃れられなかった。

「いくら国の禄を食む者とはいえ、従ってはいけない命令がある」と、ヨンネ。「私が自ら望んだことだ。命令があった以上、誰かがやらなければならない。私が実行してこそ貴女を無事に守ることができるのだから」と、キョンタク。

「その心に私が喜ぶとでも?行くあてのない人達です。そんな可哀想な人たちを火にかけ、天が怖くはないのですか?」と、ヨンネ。「随分前から天は私のもとにはありません」と、キョンタク。憤りを感じて泣くヨンネだった。

 

シクの母を埋葬する。ジンヒョクは「ボクが手を出しても結局歴史は変わらないのか」と、疑問を抱く。「けれども、彼らには歴史だとか運命だとかは関係ない。救えるものは救うんだ。それがボクの運命だ」と思うのだった。

現状のやるせなさ、漢陽(ハニャン)にいる者たちへの憤りを力なく発するイ・ハウンとジニョクとヨンネだった。

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