登場人物の年齢確認と登場してない実在の人物を紹介 トンイ第52話解説(あらすじ含む)
2014/03/17
[ad#300-250]ハン・ヒョジュ、チ・ジニ主演、イ・ソヨン、ペ・スビン、パク・ハソン出演の韓国時代劇トンイ(同伊:동이)の第52話の解説(あらすじ含む・ネタバレあり)です。
第52話は、互いをかばう兄弟の愛と、そんな純粋な気持ちを失った大人たちの権謀術数とのコントラストが鮮明な回でした。
さて、今回は特に歴史的な引っ掛かりのない回だったため 、各登場人物の年齢を確認してみましょう。
また、トンイには登場してない王族も紹介します。
1701年当時の各王族の年令
年齢は韓国式で表記。品階は最終のものを記述。
大人たち
41歳 粛宗(スクチョン:숙종:1661)
40歳 禧嬪張氏(ヒビンチャンシ:희빈장씨:1662)
33歳 寧嬪金氏(ヨンビンキムシ:영빈김씨:1669)
32歳 淑嬪崔氏(スクビンチェシ:숙빈최씨:1670)
? 榠嬪朴氏(ミョンビンパクシ:명빈박씨:?)
? 昭儀劉氏(ソウィユシ:소의유씨:?)
子どもたち
14歳 世子(セジャ:세자)昀(ユン:윤:1688)
8歳 延礽君(ヨニングン:연잉군)昑(クム:금:1694)
3歳 延齢君(ヨルリョングン:연령군)昍(훤:フォン:1699)
ハン・ヒョジュとイ・ソヨンは年相応でない感じがあります。他の登場人物は比較的役者の年齢と近いです。
こうして列記するとよくわかりますが、ドラマ・トンイにはオレンジ色で示した4名が登場していません。
寧嬪金氏は、後宮政治の掌握を目論んだ西人(ソイン:서인)の政略により1686年に入宮しました。けれど、まったく粛宗に相手にされず、同年に再入宮した張玉貞(チャン・オクチョン:장옥정)に寵愛を独占された、アンラッキーな女性です。
けれど、比較的長命で、後にクムに母のようにかしずかれました。
榠嬪朴氏(ミョンビンパクシ)とその息子・昍(フォン)も登場しません。ドラマ内では粛宗からクムがとても可愛がられていますが、史実ではフォンがとても可愛がられたようです。
現在の韓国でも末っ子はマンネと言って特別可愛がられる傾向にありますので、粛宗も御多分に漏れずといったところです。
ちなみに、太陽を抱く月(ヘルル プムンタル:해를 품은 달)の主人公の名前もイ・フォンでしたが、残念ながら漢字は異なります。そもそも「太陽を・・・」の主人公は架空の朝鮮王ですね!
ドラマが複雑になりすぎるためにあらゆる条件が簡素化されているトンイですが、史実はドラマよりもはるかに複雑に入り組んでいました。
ドラマ内では長男勢力V.S.次男勢力という構図ですが、末っ子のフォンも王位継承権があるわけで、実際にはそのようなアプローチも無きにしもあらずでした。
ただ面白いのは、すべての息子が宮女上がりの後宮から生まれていることです。正式な揀擇(カンテク:간택)を経て入宮した後宮が子を産んでないことも、政争が激しくなった一因でした。
【参考】 韓国歴史年表トンイ編 ・・・ 粛宗代の史実年表。性格的にあらすじのネタバレも含まれます。
第53話に続く
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