朝鮮の死後の世界、トンイ以降のNHK史劇枠は消滅? トンイ第53話解説(あらすじ含む)
2014/03/17
[ad#300-250]ハン・ヒョジュ、チ・ジニ主演、イ・ソヨン、ペ・スビン、パク・ハソン出演の韓国時代劇トンイ(同伊:동이)の第53話の解説(あらすじ含む・ネタバレあり)です。
淑嬪崔氏(スクビンチェシ:숙빈최씨)と昑(クム:금)の暗殺の首謀者として義禁府(ウィグムブ:의금부)に押送された尹氏(ユンシ)。
もちろん、この出来事はフィクションです。
彼女は1698年の時点でなくなっているため、その3年後の1701年には当然ながら存在していません。
世子(セジャ:세자)の居所・東宮殿の家事ももちろんフィクションで、その後に暗殺者にトンイが斬られるというのフィクションです。
さすがにこのようなことが怒ると歴史的一大事として朝鮮王朝実録に記載されるはずですが、そのようなことはありませんでした。
朝鮮の死後の世界
自分を殺そうとした犯人と黒幕が分かり、完全に正気に戻ったオ・ホヤン。父のオ・デプンと捕盗庁(ポドチョン:포도청)に黒幕を知らせに言った際に、実行部隊を血祭りにあげたと言い、『あの世に行く準備をしているさ』とも言いました。
ここは意訳がされていて、本当は、『玉皇上帝(オクファンサンジェ/オッカンサンジェ:옥황상제배)に会いに行く準備をしているさ!』と、言っています。
朝鮮には固有のハヌルという概念がありますが、中国から輸入した概念も幅を利かせています。ドラマでもよく登場するのは先述の道教の天公・玉皇上帝と、閻羅大王(ヨムナデワン:염라대왕)、直符使者(チョスンサジャ:저승사자)です。
閻羅大王は閻魔大王の別名で、中国ではどちらも使用しますが、渡った側の朝鮮と日本では別々の名称が定着したようです。
直符使者(チョスンサジャ:저승사자)は地獄の使者で、簡単に言うとい死神のようなものです。
けれどホヤンは言い間違えましたね。あの世はあの世でも、天界の支配者・玉皇上帝のところに行くというのではなく、閻羅大王と言うべきでした。相手は罪人ですからね。
このあたり、ホヤンのバカさかげんを表現したのかもしれません(笑)
トンイ以降のNHK史劇枠は消滅?
朝鮮日報に記載されていたのですが、トンイ以降はイギリスのドラマが編成されています。NHKのサイトを見ても、確かに同時間帯の次回作は『ダウントン・アビー』となっています。
ただし、トンイと馬医(マイ:마의)の終了日数には8週の差があるため、全7話の『ダウントン・アビー』を編成したとも考えられます。
もう少し先になってみないと馬医が地上波で放送されるのかわかりませんが、できれば放送してほしいと思います。
【参考】 韓国歴史年表トンイ編 ・・・ 粛宗代の史実年表。性格的にあらすじのネタバレも含まれます。
第54話に続く
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