トンイ考2 チャン・ヒビンとの戦い

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張玉貞は美人なのか?朝鮮美人の基準 トンイ第29話解説(あらすじ含む)

   

[ad#300-250]ハン・ヒョジュ、チ・ジニ主演、イ・ソヨン、ペ・スビン、パク・ハソン出演の韓国時代劇トンイ(同伊:동이)の第29話の解説(あらすじ含む・ネタバレあり)です。

トンイが戻ってきたことで大ピンチに陥る張玉貞(チャン・ オクチョン:장옥정)。そのオクチョンですが、あまりにもイ・ソヨンが見事に演じているため、オクチョンは彼女のような容姿だったのではと、ドラマに印象が引きずられている人も多いと思います。

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けれど、実際にはイ・ソヨンのような容姿ではなかったようです。

といっても、明確な眉目についての言及はどの資料にもありません。オクチョンは朝鮮王朝実録に唯一美しいと書かれている女性なのですが、粛宗12年12月10日に淑媛(スゴン:숙원)となる際に『頗有容色』と記載されているだけです。

美人図それでは、実際にはどのような容姿だったのでしょうか?

左の絵はドラマ『風の絵師』でムン・グニョンが演じたことでも有名な申潤福(シン・ユンボク:신윤복)の描いた『美人図(ミインド:미인도)』です。

見ての通り現代の美人とは異なります。現代の韓国の基準では目がぱっちりしていて鼻が高いというのが美の基準で、いわゆる欧米型になっていますが、絵に書かれている美人はどちらかと言うと『のっぺり』しています。

実はこれが朝鮮時代の美人の特徴なのです。朝鮮美人の条件と言われているものに『三白』『三黒』『三紅』がありました。

三白は肌・歯・手が白いこと、三黒は瞳・眉・髪が黒いこと、三紅は唇・頬・爪が赤いことをいいます。

また、スレンダーな女性よりふっくらとした女性が好まれました。この基準は昔の日本の美人の条件とかなり類似しているように思えます。また、ふっくらとした女性が美人というのは、かつての欧米とも合致する基準で、食糧事情の悪かった中世においては、そのほうが子孫繁栄が期待できたということでしょう。

パク・ボヨン

このような基準に照らし合わせると、朝鮮美人はソン・ヘギョやチェ・ジウが該当すると言われています。

けれど、彼女たちも若干現代風な顔立ちのような気がします。それよりも、個人的には『王と私』に出演していた左の画像のパク・ボヨンや、トンイで仁顕王后(イニョンワンフ:인현왕후)を演じているパク・ハソンが朝鮮美人系なのではないかと思います。

そのため、朝鮮時代の人がドラマ・トンイのイ・ソヨンを見た場合、『えっ、この人がオクチョン?』と驚くことでしょう。

逆に仁顕王后を見て『さすが、中殿ママ!』と言うに違いありません!

では、ハン・ヒョジュはどうでしょう?現代風の顔立ちで韓国人には珍しい眼瞼幅のあるタイプでスレンダーです。朝鮮時代の基準では美人には該当しないでしょう。そのため、淑嬪崔氏(スクビンチェシ:숙빈최씨)だと言っても、さほど違和感は持たれないでしょうね(笑)

第29話の冒頭部分の裏話はこちら → 粛宗とトンイの感動的な再会、なのに・・・?

 

第30話に続く

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