仁元王后(イヌォンワンフ)とは? トンイ第55話解説(あらすじ含む)
[ad#300-250]ハン・ヒョジュ、チ・ジニ主演、イ・ソヨン、ペ・スビン、パク・ハソン出演の韓国時代劇トンイ(同伊:동이)の第55話の解説(あらすじ含む・ネタバレあり)です。
ついに、朝鮮三大悪女の一人、禧嬪張氏(ヒビンチャンシ:희빈장씨)が賜薬(サヤク:사약)を口にし絶命しました。
歴史とは皮肉なもので、彼女が従順な女性だったなら、ここまで後世に物語られることもなかったでしょう。
第55話の禧嬪張氏については前回の放送時に詳しくまとめていますので、以下のリンクからご覧ください。
仁元王后(イヌォンワンフ/インウォンワンフ:인원왕후)とは?
粛宗(スクチョン:숙종)は生涯に王妃を4人迎えた稀有な王です。仁元王后はその最後の王妃であり、第2継妃(ケビ)となります。
ドラマ・トンイの知識しか無い方はご存じないかもしれませんが、仁顕王后(イニョンワンフ:인현왕후)は第1継妃であり2番目の王妃です。
以下がそれらを列記したものです。
- 仁敬王后(インギョンワンフ:인경왕후)
- 仁顕王后(イニョンワンフ:인현왕후)
- 廃妃張氏(ペビチャンシ:폐비장씨) 張玉貞(チャン・ オクチョン:장옥정)
- 仁元王后(イヌォンワンフ:인원왕후)
仁元王后は、仁顕王后(イニョンワンフ)が亡くなって1年2ケ月後、禧嬪張氏が亡くなってほぼ1年後の1702年10月13日に中殿(チュンジョン:중전)として入宮しました。
ドラマ内ではトンイと真っ向からぶつかって、高圧的な態度を撮っていますが、彼女は1687年生まれなので入宮時の年齢は韓国式で16歳でした。この時の淑嬪崔氏は33歳でしたので、倍以上の年齢差ということになります。
父の慶恩府院君(キョンウン プオングン:경은 부원군)金柱臣(キム・ジュシン)は1686年に科挙に合格しているものの、彼女が中殿になる直前には順安県令だったため、要職者の子女から揀擇(カンテク:간택)したわけでは無いことが伺えます。
粛宗代の仁元王后は、実際にはさほど目立つ存在ではありませんでした。そのため、残念ながら大した史料も残っていません。
【参考】 韓国歴史年表トンイ編 ・・・ 粛宗代の史実年表。性格的にあらすじのネタバレも含まれます。
第56話に続く
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