トンイ考2 チャン・ヒビンとの戦い

トンイ考2 チャン・ヒビンとの戦いはトンイ考の後続サイトです。韓国時代劇トンイについて歴史的背景などを考察します。

トンイ v.s. 張禧嬪の史実

      2013/12/29

[ad#300-250]ついに、個人的に大好きな45・46話に突入するドラマ・トンイ。

ここから数話は「ドラマ・トンイ」ではなく「イ・グムの大冒険」にしてほしいぐらい、彼の行動に目が釘付けとなります(笑)

さて、ドラマの流れでは親のカタキということでトンイ v.s. 張禧嬪の構図が出来上がっていますが、史実ではどうだったのでしょうか?

すでに何度かこの件について取り上げて入るのですが、改めて整理しておきましょう。

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この2人の敵対構図は、ひとつは間接的な、もうひとつは直接的な禧嬪張氏(ヒビンチャンシ:희빈장씨)の工作によるものでした。

 

一つ目は、仁顕王后(イニョンワンフ:인현왕후)が廃妃(ペビ:폐비)とされたことです。

針房(チムバン)の内人だったトンイこと崔氏(チェシ)は、宮女の中でも最上位の中殿(チュンジョン:중전)付きの内人となっていました。それなのに、禧嬪による中殿の交代劇が起きたために、再び針房に戻る羽目になったのです。

仁顕王后に忠心を抱き、さらに取り立ててくれた恩義を感じている崔氏は、仁顕王后の代わりに中殿の座にのし上がった禧嬪に対して、主人の恨みとともに、自身の降格の恨みも抱くのでした。

 

二つ目は自分の身に直接降りかかった崔氏暗殺未遂事でした。

詳しくは過去記事のを見ていただくとわかるのですが、第一子を身ごもった際に、禧嬪張氏(ヒビンチャンシ:희빈장씨)によって殺されかけたことがありました。

 

主人のみならず自分とお腹の中の子の安全を犯された崔氏の恨みはいかばかりだったでしょうか?

特にこの二つ目の事件は、のちのち禧嬪自身にカウンターパンチとして降り掛かってきます。

殺人未遂を犯した者と殺人未遂の被害者の弁、後日、粛宗(スクチョン:숙종)はどちらの言い分を信じるのでしょうか?

目に見えていますよね!

 

 

※崔氏暗殺未遂事件は外伝の随聞録(スムンロク)に記載があります。

 

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