イ・ビョンフン監督ドラマファン必見!玉指輪の物語 トンイ第31話解説(あらすじ含む)
[ad#300-250]ハン・ヒョジュ、チ・ジニ主演、イ・ソヨン、ペ・スビン、パク・ハソン出演のイ・ビョンフン監督による韓国時代劇トンイ(同伊:동이)の第31話の解説(あらすじ含む・ネタバレあり)です。
第31話は感動の要素が盛りだくさんの回でした。
粛宗(スクチョン:숙종)がトンイに玉指輪を渡したシーン。断崖の上で祭祀を行うトンイが、自身の業と粛宗への愛との間で葛藤するシーン。そして、そんなトンイを追いかけてやってくる粛宗。
名場面満載ながらも、今回はこの話題に触れないわけには行きません。玉指輪(オクカラクジ:옥가락지)のお話です。史実ではないし、シーン自体は結構あっさりしたものです。けれど、イ・ビョンフン監督作品のファンならば鳥肌モノのシーンです。
トンイを視聴した方にはすでに李祘(イ・サン:이산)を視聴している方が多いと思います。
そのイ・サンの終盤の第72話で、身分の低い宜嬪成氏(ウィビンソンシ:의빈 성씨:ソンヨンのこと)から生まれた王子を、臣下の反対を抑えて世子(セジャ:세자)にするための決め手となったのが、トンイ第31話で粛宗からトンイに渡された指輪なのです。
イ・サンのエピソードでは第21代英祖(ヨンジョ:영조)が母・淑嬪崔氏(スクビンチェシ:숙빈최씨)の形見として大切にしていたものを、まだ一介の絵師だったソンヨンに孫のイ・サンを託すという意味で贈ったものでした。このことがソンヨンとその息子の正統性に大きく寄与したわけです。
※画像はイ・サン第44話で、最晩年の英祖からソンヨンに玉指輪を渡されるシーン。
現在進行中のドラマ・トンイは1793年か1794年で、イ・サン第72話は1784年。実に90年後にこの玉指輪が水戸黄門の印籠のように、臣下が何も言えないほどの効力を発揮するのです。
印籠にはストーリーはありませんが、玉指輪には形を変えた世代を超えた愛が結晶化しているようで、ことさらに感動を覚えます。
このエピソードは個人的に大好きで、2度も記事にしています。興味があれば以下の記事もご覧ください。
旧トンイ考 → 指輪の秘密
イ・サン考 → イ・サン第72話 英祖が残した淑嬪崔氏の指輪とトンイ
第32話に続く
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