2012年のK-POP大賞は Busker Busker !
韓国の各地上波では年末恒例の「芸能」「音楽」「演技」の賞レースが開催されています。
「韓国歴史ヒストリア」でも、それにあやかって音楽とドラマの大賞を決めたいと思います。
年末ですから、やわらかい話題です(笑)
2012年のSaksak選定K-POP大賞は「Busker Busker(버스커버스커)」です!ぱちぱちぱち!
日本では下火になったとはいえK-POP=グループというイメージが定着しているとおもいますが、10年以上K-POPシーンをウォッチしているSaksakとしては、あまり気分のいいものではありません。
そのため「Busker Busker」も日本ではあまり知られてないような気がします。あ、読みですが、日本風だと「バスカー・バスカー」ですが、韓国風だと「ボスコ・ボスコ」になります。Buskerとはイギリス英語で大道芸人や大道音楽家を意味する言葉です。
彼らはオーディション番組のスーパースターK3で準優勝となった3ピースバンドです。準優勝だったからイマイチ?と思うかもしれませんが、オーディション当時から突き抜けた感があって、音源を発表するやいなや各チャートを総なめして、デビューアルバムの数曲が一時期完全に音楽チャートを麻痺させた超実力派です。
韓国ではアルバムCDの売上が10万枚を超えるのはかなり難しいのですが、デビューにしてこの壁をあっさり超えてしまいました。
ボーカルのチャン・ボムジュンは日本のバンド風味堂のファンらしいのですが、確かに系統が似ていますよね。彼は俳優のチョン・イルを庶民風にした感じで、かなり天然が入っています。いかにも個性的な作品を生み出しそうな人柄ですが、それが好感されたのでしょう。
さて、代表曲を2曲紹介します。
1曲めは最大のヒット曲になった「桜エンディング(ボッコッ エンディン:벚꽃 엔딩)」です。一回聞けば覚えられる優しいメロディーで、「春風がひらめく中で二人手をつないで歩こうよ」というポップな歌詞がマッチしたほのぼのソングです。 個人的に勝手に日本語歌詞つけて歌っています(笑)
もう一曲は「麗水の夜の海(ヨスパム パダ:여수 밤바다)」です。麗水(ヨス)は今年万博が開催された全羅南道の臨海都市です。韓半島を足に例えると土踏まずの場所にあります。
このMVは焼酎の「月(ウォル:월)」のCFも兼ねているのですが、主演は太陽を抱く月(ヘルル プムンタル:해를 품은 달)のハン・ガインです。このドラマ内でのハン・ガインの役どころはまさに月。その意味でも掛詞的なMVです。
この曲の歌詞もまた「歩く」がテーマで、 麗水の夜の海辺に一人佇みながら電話をして「この海を君と一緒に歩きたい。この通りを君と一緒に歩きたい」と語っています。歌詞とMV都では少しニュアンスが違います。
それにしても、このMVのハン・ガインはいいですね~。太陽を抱く月の時よりずっといいです。実は、このMVだけでなく、この焼酎のサイトは仮想居酒屋になっていて、ロールプレイング形式でハン・ガインと対面飲みができる作りになっています。
最初に「若く見えるけど」と年齢を聞かれますので、左のYESの方をクリックして進んで下さい。
季節的に春と夏の歌なので、その季節になるとさらに感慨深く聞くことができるのですが、2曲とも名曲ですので、真冬に聞いても楽しめます。また、歌詞がシンプルでダイレクトに伝わるところもいいんです。
K-POPといえばグループしか知らないという人は、一度他のジャンルも聞いてみてはいかがでしょう?意外なお気に入りシンガーに会えると思いますよ!
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