鳳簪(ポンジャム) 太陽を抱く月 第5話解説(あらすじ含む)
2013/03/03
キム・スヒョン、ハン・ガイン主演韓国ドラマ、太陽を抱く月(ヘルル プムンタル:해를 품은 달)第5話の解説(あらすじ含む・ネタバレあり)です。
ドラマはまだまだ前振りの段階です。けれど、キム・ユジョンの演技が切なすぎて、これで完結してもひとつのドラマとして成立するレベルですよね!
もちろん、ドラマはまだまだ続いて、のちにハン・ガインにバトンタッチするのですが、キム・ユジョンが散りばめ演技が、最後まで効果的に効いてきます。
さて、今回はフォンが『太陽を抱く月』と命名した鳳簪(ポンジャム:봉잠)を紹介します。
韓国時代劇ファンの方は鳳簪(ポンジャム)ではなく、龍簪(ヨンジャム:용잠) のほうが馴染みがあるかもしれません。それぞれ鳳凰や龍をモチーフにした簪(かんざし)です。
龍簪(ヨンジャム)はドラマ内で大妃(テビ)が指しているものです。大妃以外では中殿(チュンジョン:중전)や世子嬪(セジャビン:세자빈)というように、王統に関わる者の妻にしか装着が許されていません。ただし、婚礼の際には彼ら以外でも使用出来ます。
鳳簪(ポンジャム)は基本的に後宮が使用するものです。
それでは、『太陽を抱く月』では、なぜ龍簪(ヨンジャム)ではなく鳳簪(ポンジャム)を使用したのでしょうか?
ヨヌは世子嬪(セジャビン)は品階上は嬪(ピン:빈)だからという理由も考えられなくはないですが、おそらくは『つがい』という意味が込められているのだと思います。
朝鮮では天井や壁などに鳳凰の絵が描かれていることが多いのですが、必ず一対のつがいとして描かれています。実は鳳がメスで凰がオスなんです。
だから、フォンがヨヌに鳳簪(ポンジャム)を贈ったというのは、『つがい』となることへの約束の意味が込められているのだと思われます。
また、鳳凰は女性の装飾品に刺繍などでも多用されるモチーフですので、ヨヌの女性としての太陽(王)を抱く包容力を表現するために、男性的な龍ではなく女性的な鳳凰を選択したのだと推察しました。
ちなみに、写真のドラマで使用されたものは135万ウォンだそうです。金メッキにさんごと真珠の組み合わせですから、そのぐらいはするのでしょうね!
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