根の深い木 解説とあらすじ(第3話)
ハン・ソッキュ、チャン・ヒョク、シン・セギョン主演、ソン・ジュンギ出演の根の深い木(プリキプン ナム:뿌리깊은 나무)第3話解説(あらすじ含む)です。
BSフジでは未放送ですがとても重要な回です。
この回をカットしたことで、おそらくはBSフジのみで根の深い木を見ている視聴者は、ストーリーがイマイチわからないのではないかと思われます。
太宗(テジョン:태종)の目指した絶対王政とは異なり、世宗(セジョン:세종)は合議制を主体とした国こそが自分の朝鮮であり、研究機関の集賢殿(チッピョンジョン:집현전)をつくり、重臣たちとの勉強会・経筵(キョンヨン:경연)を行うと述べます。
それに対して太宗は特に後者は、重臣たちが王を傀儡にするための制度で無駄だといい猛反対します。
そして、鄭道伝(チョン・ドジョン:정도전)が作った秘密結社・蜜本(ミルボン)について触れます。
蜜本の社是は臣下が行う政治であり、王は花であり傀儡で、木を支えているのは大地に食い込んでいる深い根だというものです。そして、彼は初代首領・本元(ポンウォン)の名で、士大夫たちに『朝鮮の根になれ』と鼓舞するのです。(これがドラマタイトルを形作っています)
かつて、鄭道伝(チョン・ドジョン)の屋敷の地下洞窟の壁にこの社是が刻まれていたのを見た太宗は、蜜本が噂ではなく、目に見えないが存在していると世宗に告げます。
そして、その志は、鄭道伝の甥・チョン・ギジュンに託されているのですが、第3話では基準の父でチョン・ドジョンの弟のチョン・ドグァンがまだ存命で、トジョンが書いた蜜本(ミルボン)の直筆社是を持って逃走中です。
このことからもわかるように、物語は『世宗V.S.蜜本(ミルボン)』『世宗(セジョン:세종)V.S.カン・チェユン(トルボク)』の構図と、トルボクとタムのラブラインで構成されます。
そして、ドラマの舞台として、朝鮮の中でも特殊性のあった村・泮村(パンチョン:반촌)がクローズアップされています。この成均館(ソンギュングァン:성균관)に隣接する村が今後も重要な舞台になります。
泮村については次回詳しく説明します!
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