韓国歴史ヒストリア

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根の深い木

      2012/11/26

根の深い木(プリキプン ナム:뿌리깊은 나무)

2011年後半はコンナム(コンジュエ ナムジャ:공주의 남자:邦題 王女の男)とともにプナ(プリキプン ナム:뿌리깊은 나무:邦題 根の深い木)が、韓国時代劇の話題の中心となりましたね。

根の深い木はイ・ジョンミョン(이정명)の同名小説をドラマ化したものです。

このドラマのキーワードはは「ハングル」と「蜜本(ミルボン)」です。

ハングルは誰もが知っているように朝鮮第4代世宗大王(セジョンテワン:세종대왕)を中心に創造された文字です。その創造に隠されたミステリーが「蜜本(ミルボン)」に絡まっているのです。

蜜本とは、朝鮮の影の創造者といわれる三峰(サンボン)鄭道伝(チョン・ドジョン:정도전)が理想とした臣下を中心とした国のあり方を指します。

世宗の父・太宗(テジョ)李芳遠(イ・バンウォン:이방원)に殺害されたのち、その意思を受け継いだ者たちが反対勢力となり、その脅威に世宗と忠臣達が立ち向かうというストーリーです。

 

主役の世宗は16年ぶりにドラマに出演した演技派俳優ハン・ソッキュ(한석규)。そして、父が無実の罪で殺害されたことに恨みを抱く武士カン・チェヨンにはチャン・ヒョク(장혁)。カン・チェヨンの幼なじみで宮女となったソイにはシン・セギョン(신세경)。叔父・鄭道伝(チョン・ドジョン)の意思を継ぎ、3代目蜜本(ミルボン)となったチョン・ギジュンにはユン・ジェムン(윤제문)がそれぞれキャスティングされています。

とりあえず10話まで見ました。ストーリーテリングも巧みで、グイグイ引きこまれます。正直いってものすごく面白いです。

ただ、ハン・ソッキュとチャン・ヒョクの演技が濃すぎるというか力が入りすぎているというか、ちょっとクド目です。チャン・ヒョクはチュノでも演技が濃かったですが、今回も違った意味で濃いんです。このあたりは、お国柄なんでしょうね~(笑)

シン・セギョンは韓国では天然美人(整形してない)として人気がありますが、手が美しくないので、そこがマイナスポイントです。

その他に注目の登場人物はシム・ジョンス役のハン・サンジン(한상진)。イ・サンのホングギョン役で一躍日本でも有名になった俳優ですが、知己に富ながらも影のある役が、今後も彼の持ち役になりそうです。ソル薬局の3男坊のようなコミカルな役もこなせるいい役者さんです!

 

とりあえず字幕なしで見ていますが、トンイなどに比べるとはるかに難解で、何度も巻戻してみています。チャン・ヒョクが早口なのもありますが(笑)

題材がシリアスなだけに、他のドラマに比べると華がないのですが、見応えは十分。これから続きを見ることとします!

 

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