ケベク視聴率
2012/11/26
現在BSフジで放送中のケベクですが、BSだけに視聴率の発表が無いようです。mixiのコミュや当サイトのアクセス情報からしても、芳しくないものと思われます。
例えば、NHKBSで放送しているトンイですが、2つの関連サイトのアクセスが放送翌日の月曜日には他の曜日の倍(3000~3500)ほどになりますが、ケベクに関しては微増といったところです。
さて、今回は日本での情報はないので韓国での情報を紹介します。
韓国ドラマランキングにまとめた情報ですが、2011年度の視聴率ランキングでケベクは36位で14.3%した。はっきり言ってかなり低いです。
他の韓国時代劇だと、8位に根の深い木、10位に王女の男がランクインしており、それぞれ25.4%と24.9%の視聴率を獲得しています。最低だったのは41位の近肖古王(クンチョゴワン)でした。
史劇というのは、その特性上製作費がものすごくかかるし、衣装の着脱などで俳優にもものすごく負担のかかるものです。ベスト10に入った上位2作品は合格ですが、ケベクと近肖古王の2作品は正直なところ失敗と言われても仕方ないレベルです。このぐらいの視聴率なら洋服を着て楽に演技のできる普通のドラマのほうが負担が少ないですから。
結果からもわかるように、三国時代を題材にしたドラマは非常に難しいのです。これについては資料が乏しくストーリーが陳腐になり、フィクション感が見ぬかれやすいからです。そして、近肖古王は中興の祖であって建国者ではないため、さほど興味を持たれなかったのでしょうし、ケベクについては滅亡を題材にしたための結果だと思われます。
同じ三国時代でも勝者となった新羅(シルラ:신라)を描いた善徳女王は、存続した国だけあって三国史記に豊富に史料が残っているし、半島を統一したというダイナミズムもありました。また、高句麗(コグリョ:고구려)の滅亡を描いた大祚栄(テジョヨン)は渤海(パレ)を建国した英雄の一代記となっているため高視聴率でした。
このように、三国時代&悲劇ということで、放送前から低視聴率を危惧されていたのですが、結果として予想通りとなってしまいました。
ただ、日本人は義経に対する判官びいきの例もあるように、割と悲劇も許容するため、そこに光明があるともいえなくはないです。けれど、ストーリーが・・・
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