ケベク第1話 若すぎるキム・ユシン実際の歳は?
2012/11/26
ケベク第2話を見ている最中に寝落ちしてしまいました(汗)
第1話の解説もしていなかったので、改めて解説します。
ケベク第2話については韓国版のHD動画を見なおして解説します。(随分前に見たので忘れてしまいました:汗)
さて、第1話は最終決戦の黄山伐(ファンサンボル:황산벌)の描写から始まりましたね。黄山伐の「伐」の字は確定しておらず「原」になっていることもあります。熊本市には西南戦争の古戦場・田原坂(たばるざか)がありますが、九州では「原」が「ばる」になっている地名がけっこうあります。一節には古代百済(ペクチェ:백제)語と同源ともいわれています。(あくまで一節ですが)
さて、対峙した階伯(ケベク:계백)と金庾信(キム・ユシン:김유신)ですが、金庾信のあまりの若さに驚かずに入られませんでした。
善徳女王にも出てきた金庾信(キム・ユシン)ですが、彼は595年生まれで、673年に没しています。そして黄山伐(ファンサンボル)の戦いが起きたのは660年。彼は韓国式でいうと66歳という老年でした。当時の平均寿命はは50歳にも満たなかったでしょうからかなりの老将です。それにもかかわらず黒黒とした髪で馬に乗る金庾信(キム・ユシン)。時代考証はどこに行ったのでしょう・・・。
ちなみに階伯(ケベク:계백)の生誕年はわかっていません。1350年後にドラマの主人公になる彼ですが、史実では黄山伐(ファンサンボル)の戦いあたりのことしかわかっていないのです。しかも、その史料自体、三国史記ですが、敗れた敵将ケベクを高め、義慈王 (ウィジャワン:의자왕)を貶めているあたり、バイアスがかかっていると言わざるを得ません。
ドラマでは612年生まれということになっていますので、49歳で亡くなったことになっています。歳相応のイ・ソジンの姿でしたから、49歳には見えませんでしたね!
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