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Dr.JIN(ドクター ジン)第14話レビュー&あらすじ(ネタバレ有り)

      2017/12/08

Dr.JIN(ドクター ジン:닥터 진:JIN-仁- 韓国版)の第14話レビュー&あらすじ(ネタバレ有り)です。

まず、この回を前にしてドロップアウトした人がいれば、それはとても残念なことです。

そのくらいこの第14話は見応えがありました。はっきり言って来週が待てない状態です!

では、あらすじ行きます。

王の手術をするなというハウンにジンヒョクは失望する。眼の前にある救える命を救うというジンヒョクの所信は変わらない。

安東金氏の会合。左議政(チャウィジョン)は自分たちが後継者を探すまで、一ヶ月、いや半月、なんとか王の延命をしなければと、気をもんでいる。急死でもしたらハウンの息子・命福(ミョンボク)が王位に付くからだ。キム・ビョンオクは「ジン医員にまかしてはどうか」というも、御医はハウン側のジンヒョクに任せてどうするのかと言う。また、そのことは御医としての自分の沽券にも関わることだった。

哲宗(チョルジョン)は「むしろ殺せ!」と、痛みに耐えかね御医を蹴飛ばす。ジンヒョクは御医に手術許可を得ようとするも断られる。

チュパルは王が死ぬと自分たちの天下が来ると小躍りしている。ケボクは「ジン医員が王を助けたらどうするんだ?」と、なかなか鋭い指摘をする。チュノンは王の体にメスをいれることはできないだろうと、更に鋭い読みをする。けれど、ただ黙っているジンヒョクではないとも。さらに、天が授けてくれた好機だが、生かそうとするジンヒョクと、そのまま死なそうとするハウンに対してその先を心配している。

 

ヨンネは夢を見ている。自分がミナの姿で病院多く上にいる。目の前には漢江と近代的な街並みが広がっている。そばにいるジンヒョクに「ジン医員」と声をかけてもその声は届かない。目が覚める。胸に痛みが走る「これは何?」。翌朝母に伯母が乳がんだったことを確認する。

ヨンネは活人署(ファリンソ)のホ医員を尋ねる。自分の症状が気になるからだ。「いとこのお姉さんが」というこにして「胸の周りにしこりがあり最初は小さかったが徐々に大きくなって着ていて痛みはない」と、説明する。ホ医員は「病人を直接連れてきてください。脈をとって触診すればわかるから」と答える。ヨンネは「そうできない事情がある」という。

ホ医員は「良くない。家族や親戚に乳がんになった人はいますか?」と、問う。ヨンネは「前年、伯母が乳がんで亡くなったと」と答える。ホ医員は「従姉妹のお姉さんも乳がんの可能性が高いです。どこに住んでるのか教えて下さい。ジン医員と直接会いに行きますから」という。けれど、ヨンネは断る。そして、ジンヒョクには内緒にしておいてくれと頼む。

 

ジンヒョクは左議政(チャウィジョン)に王への手術を許してくれと直談判する。政治などよくわからない。ただ王を救いたいとの医師としての願いだ。「もし失敗したら(極刑の)陵遲處斬(ヌンジチョチャム:능지처참)だ」と言われても、その覚悟はあると所信を通す。

キョンタクに婚礼に招待されるも王が危険だと断るジンヒョク。ハウンはジンヒョクが王の手術を行うというのに高笑いだ。患者に対して恐れず立ち向かうジンヒョクに尊敬の念を抱いている。(もしくは・・・)

御医はジンヒョクの功名心を疑うも、ジンヒョクには全くその気はない。哲宗(チョルジョン)を診察する。予備検査で貧血が発覚した。このまま手術をすると危ない。趙大妃(チョテビ)の元に臣下一同が集まる。ジンヒョクは輸血が必要だと説明する。けれど、王に他人の血を入れるなんてとんでもない話だ。一同は驚き趙大妃(チョテビ)は大反対する。

けれども、左議政(チャウィジョン)は違った。「恐れ入りますが大妃様。ジン医員とて王への忠誠をもって、このようなことを言うのです。医員が助けられると言っているのに反対なさって、万が一にも王が見罷れば、罪を問われることになりますぞ」という。興宣君(フンソングン:ハウンのこと)の意見を聞く大妃。ハウンは「その意見に従う」と答える。輸血の問題は宗親(チョンチン:王族)の血で解決するとも。

 

都城の宗親が集められる。体調の良いものが選別される。命福(ミョンボク)は子どもということで除外される。遠心分離機も作り血液検査を開始する。幸い3人の血液が王と一致し、その中にはハウンもいた。趙大妃(チョテビ)は憤っている。ハウンは一体どういう了見なのかと。けれど、イ校理(ギョリ)は「興宣君は後継問題より臣下の道理を慮っているのです。忠臣ではないですか!」と、助言する。

哲宗(チョルジョン)は手術を前にして「嘘をついていた」と、ジンヒョクに告白する。先日、診察の際に「殺す方法もよくわかっているだろう。むしろ私を殺してくれ。死ねばここから出ていける」と、言っていたのだ。けれど、今は死にたくないと言っている。そんな哲宗にジンヒョクは「人は必ず死にます。王もそうです。けれど、今日ではありません。」と、力強く答える。そして「麻酔から覚めるまで江華島の夢を!」と、粋なこともいう。哲宗は「お前を信じる」といい、ジンヒョクにすべてを委ねた。

血を提供するハウン。「おれの血が王に入っているのか?妙な気分だ」と、ハウン。ジンヒョクは興宣大院君の血が王に輸血されることでいったい何が起こるのかと、近い将来を懸念している。「クラクラしたら言ってくれ」と言われていたのに言わなかったハウンに貧血は起きたものの、無事手術は終わった。

ヨンヒが傘を深くかぶり家の前にいる。やはり生きていた。

左議政(チャウィジョン)はキョンタクに宮廷内は面白いだろうと言い笑っている。キョンタクはハウンが王を助ける方に向いたことに懸念があり言おうとするも遮られる。そして左議政(チャウィジョン)は「見ろ。大殿の主人が変わろうとも、この国の真の主人(自分たち)は変わらない」と悦に浸っている。

ヨンネは葛藤を抱えながらふさいでいる。自分が婚礼を挙げなければ、ジンヒョクが元の世界に戻れないとチュノンに言われたからだ。ジンヒョクのことを第一に考えているのだ。

 

ハウンは幸い無事だった。哲宗を救ったことでハウンに不愉快に思われているのではないかと懸念しているジンヒョクに、ハウンは「命福(ミョンボク)が王位につけないといったな。もうお前と話すことはない」と、冷ややかな態度をとる。けれど、これは冗談だった。ハウンはいっとき不忠者だったもののやはり自分は王の臣下だったと告げる。

ヨンヒは生還したことをハウンに告げるなとチュノンに伝える。死んだ者として幽霊のように行動するつもりだ。

哲宗(チョルジョン)が目覚める。御医ではなくジンヒョクを信頼しきっている。夢を見たとも言っている。

妓房ではハウンが鳥を食べている。イ校理が「大妃があなたの忠心を褒めている」と伝えると、ハウンは「忠心?」と高笑いする。ハウンとしてはあのまま王が死ぬとこちらが不利になると考え、手を打っただけのことだった。ジンヒョクが救うといえば必ずそうするのだから、王の命を救った名分を手に入れることにしたのだと、野心的本心を見せる。最終的な狙いはやはり命福(ミョンボク)を王位につけることだ。

ホ医員がジンヒョクと話している。ヨンネのことだ。ホ医員は医員としての守秘義務もあるので迷っていたが、後々ジンヒョクから恨まれてもと思い、打ち明けるに至ったのだ。ジンヒョクは急いでヨンネの元へ行く。

「どこですか、その患者は。従姉妹のお姉さんというのは。お嬢さんでしょ?その病にかかったのはお嬢さんじゃないですか?違うというならその人を教えて下さい。治療しますから。」と、ジンヒョク。「気にする必要はない!」と突っぱねるヨンネ。ヨンネの手をつかむジンヒョク。「婚礼前です。誰が見ているかわかりません。二度と来ないでください」と、再度突っぱねるヨンネ。

哲宗(チョルジョン)の前に居並ぶ臣下。美辞麗句が飛び交うが、「全てわかっていると」と裏読みして取り合おうとしない哲宗。ジンヒョクがいないことを御医に聞き「御医より忙しい医員がいるとは」と、嫌味を言う。哲宗は空腹なのだが、まだおならが出ていないため何も食べられず、ただただおならを待っている。

宗親の血が入ったから袞竜袍(コンリョンポ)も違って見えるだろうと冗談もいっている。そして、ハウンに命福(ミョンボク)の養子の件を好きにして良いと許可を出す。なにか達観した感の哲宗だ。反対する安東金氏に、おならで反意を見せる。ようやく食事ができる。そのため臣下を下がらせた。

 

このままでは埒が明かないと、キョンタクを訪ね事情を説明するジンヒョク。他意はない。検査をすれば病気の進行度がわかる。キョンタクしか状況を打開できる人はいないというジンヒョク。

安東金氏は政治的目的のために哲宗の手術を行うように決断したが、かえって状況が悪化してしまった。御医は御医で、自身の地位を脅かすジンヒョクを快く思っておらず、ジンヒョクを内医院に入れた事自体が間違いだったと左議政(チャウィジョン)に意見する。すでにテギュンもおらず、安東金氏は内部崩壊の兆しがありありと見える。

一方、ハウンは趙大妃の養子として命福(ミョンボク)を宮廷内に送り込むと共に、王族の力を集合し、権威を高める方向に進んでいく。大妃も左議政(チャウィジョン)は喜ばないだろうと高笑いしている。

ヨンネはキョンタクに呼ばれ、活人署(ファリンソ)でジンヒョクの診察を受けるよう言われる。婚礼が流れてしまうことを危惧するヨンネ。けれど、キョンタクは婚礼よりもヨンネの命が大事だという。説得され検査を受けることにするヨンネ。

触診するジンヒョク。右胸の上部外側に1.5cmのしこりを見つける。乳がんができやすい位置だ。そのことをヨンネに伝える。触診しかできないため乳がんに似た纖維腺腫かもしれないが、悪化させて良いことはないので、簡単な手術なのですぐに受けるよう促す。けれどもヨンネは婚礼を気にする。

ジンヒョクは「何を言っているのですか?万が一乳がんなら命を失うのですよ!命より婚礼が重要ですか?」という。ヨンネは「そうです。だからジン医員の言うことが正しくても、手術は受けません。予定通り婚礼を挙げ、キョンタク様と過ごします。言ったでしょう。私にとって命より大切だと。キョンタク様のことを考え口裏をあわせてください。」と答える。ヨンネの要望通り、キョンタクに異常はないと答えるジンヒョクだった。

婚礼前夜。ヨンネはまた夢をみる。「また会えるはずだわ、私達」その夢はミナの事故後のものだった。「ミナ、ユ・ミナ」とめどなく涙があふれる。

 

ジンヒョクは酔いつぶれ妓房で朝を迎える。チュノンはヨンネとキョンタクが婚礼を上げるとジンヒョクも元に戻れるという。「未練を捨ててください。お嬢さんも未練を捨てたといっていましたので」と、チュノン。そんな話は初耳だったジンヒョク。「なんだって?お嬢さんにあの話をしたのですか?ぼくが未来に帰るためには、婚礼を挙げなければいけないってことを、言ったのですか?」少し語気を強めて言うジンヒョク。

「お見過ごしください。それがお嬢さんの選択です」と、ジンヒョクの手を掴み引き止めるチュノン。「病んでいるから。死ぬかもしれない病人なんです。そんなお嬢さんをそのように見送ることはできません。」と、語気を荒げるジンヒョク。「婚礼が中止となれば永遠に戻ることができないかもしれません。」とチュノン。「関係無いです」と言ってキョンタクのところへ向かう。

キョンタクは少々上機嫌だ。けれども、次の瞬間奈落へ突き落とされる。乳がんの可能性が高い事。ヨンネに頼まれて嘘をついたことを告白するジンヒョク。すぐにヨンネの家に向かうキョンタク。ジンヒョクも行動を共にする。二人が家に着いた時にはすでにヨンネはいなかった。服を持って出ていったのだ。

ヨンネはチュノンを尋ねる。「私は誰ですか?言ってください。私は一体誰ですか?ほんとに、私は・・・」とヨンネ。「ジン医員も知っているのですか?」とチュノン。「やはり知っていたのですね?全て知っていてどうして?」とヨンネ。「絶対ジン医員には知られてはなりません!」とチュノン。「どうしてかと聞いているのです。どうして?」とヨンネ。

第15話に続く

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