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Dr.JIN(ドクター ジン)11話レビュー&あらすじ(ネタバレ有り)

      2017/12/08

Dr.JIN(ドクター ジン:닥터 진:JIN-仁- 韓国版)の第11話レビュー&あらすじ(ネタバレ有り)です。

焼きゴテを近づけられて気を失うヨンネ。「だから言えといったじゃないか。イ・ハウンに指図されたと」と、ジンヒョクに凄むキム・テギュン。

キム・ギョンタクはこれ以上見ることができずに席を外す。そこに来ていたヨンネの母に呼び止められるも、「何の関係もない」と、去るキョンタク。

左議政キム・ビョンヒは御医ユ・ホンピルと結託して、イ・ハウンの名前が出てくるように仕向けている。キョンタクはムミョンゲを更に捕縛したと報告する。左議政は「首領の正体はわかったか?」と聞くも、キョンタクは「まだわからない」とヨンヒをかばう。キョンタクは大妃暗殺未遂事件のことを聞くが「お前の所管ではない。刑曹(ヒョンジョ)で仕切る」と、突っぱねられる。「許嫁のせいか?」と聞かれるも、「心は残ってない」と答える。

活人署(ファリンソ)のクォン・イクジュ医員が安東金氏の前に呼ばれる。3人が密かに用意しているところを見たと嘘の証言をする。そのことで、興宣君(フンソングン:ハウンのこと)もキョンタクによって捕縛される。追いすがる命福(ミョンボク)にハウンは「命福、心配するな。父はすぐ帰る。それまで他のことは考えずに勉強に専念しろ!」と、言い聞かせる。そして夫人には「どんなことがあっても命福を守ってくれ!」と。

「陰謀だ、陰謀だ!おい、お前もそう信じるのか?オレとジン医員が恐れ多くも大妃様を弑逆したと?」と、キョンタクに問うハウン。「分からない」と答えるキョンタクにハウンは「わからないことを調べるのが捕庁(ポチョン)ではないのか?ヨンネお嬢さんもこのまま殺すつもりか?無念な思いの人を殺してもいいのかと言ってるんだ!そんな人の気持ちがわかるのがお前ではないのか従事官!」と。けれども、非感情的なキョンタクは、そのままハウンを連行させる。

チュパルはヨンヒにあやしい宮女がいると告げる。ハウンの密命で大妃付きの宮女を調べていたチュパルは、宮女の一人が事件後行方をくらましていることを突き止めたのだ。そこに、ハウンが毒殺の黒幕として捕まったとの報告が入る。「左議政の手によるのは間違いない」と、ヨンヒ。ハウンには斬首の危険が及んでいる。部下を総動員して消えた宮女を探すことに。

「左議政、天が怖くはないのか?この、イ・ハウン、逆心などない!誰よりもあなたが知っているではないか、どうして私にこんなことを?」と、ハウン。何を言っても陰謀の出来レースだ。「興宣君(フンソングン)が何を言っても、すでに王命も下っている」と、左議政。「いつから左議政の意思が王命になったのだ?」と問いただすも、「今の朝鮮の天がだれか、よく考えてみるんだな。(天は安東金氏だ!)」と、返答する左議政。すでに絞首刑の王命が下っていると言い「明日夜が明けたら執行せよ」と、命令する左議政。もちろん、ジンヒョクとヨンネもだ。

●通常は秋分の日から春分の日の間に死刑は執行されるが、謀反は直ちに執行されていた●

その夜、ヨンヒはキョンタクを尋ねる。刀を抜きキョンタクの首元に当てるヨンヒ。「私を殺しに来たのか?それとも自ら死にに来たのか?」と、キョンタク。「妹を助けにきた」と、ヨンヒ。「お前の家門にヨンネを殺させはしない。ヨンネが無念に死んでも良いというのか?」と、ヨンヒ。「お前も左議政を殺そうとした。オレの父に当たる人だということを忘れたのか?」と、キョンタク。

「それで、盗賊か。オレを殺すなら殺すとして、どうして筆を捨て刀を取った?」と、キョンタク。「覆そうとしたのだ。お前の一族が創った腐りきった世の中を」と、ヨンヒ。「それがオレの守ろうとする世の中だ。お前が意思を貫こうと、こうしていることは間違った道だ」と、キョンタク。「だまれ!民衆の苦痛を冷笑する者たちと、その忠犬とで何が違うというのか?」と、ヨンヒ。

二人の思いは相容れない。けれど、キョンタクは自分に非があることをうすうす気づいて葛藤を覚える。

「オレがお前のことをわからなかったように、お前もオレのことを知らなかったのだな。オレたちはそんな友だったのか・・・」と、キョンタク。ヨンヒは刀を納め「オレを捕まえろ、そしてヨンネを助けてくれ、キョンタク。友としての最後の願いだ」と、懇願する。「ヨンネを助けたければ今すぐここを去れ。そして二度とオレの前に姿を現すな。肝に銘じておけ。もしまたオレの前に現れたら、その時は必ずオレの刀を受けるだろう」と、キョンタク。

キョンタクは密かに犯人を探すよう部下に命令する。

 

巻き込んだことを謝るハウン。けれどジンヒョクはハウンではなく安東金氏が悪いという。「ここまでか」と、ハウンは自分の手で世を変えられない自分を嘆く。「あなたの運命はここで終わることはありません」と、ジンヒョク。「時々お前は不思議な事を言う。そう、オレの運命をすべて知っている人であるかのように。天才とはそんなものか」と、笑うハウン。

「それよりも、ヨンネがいけないな」と、気遣うハウン。牢に入れられているヨンネのところに母がやって来る。仲違いして以来初めて会う。ヨンネは母の体を気遣う。「今はとても健康だ。私のことは心配するな。お前が創ったお菓子がとても良かったのだ。お前が私にとってどんな娘だというのだ。愛しい娘だ。母がお前の作った料理をわからないと思うのか?こんなことなら、むしろお前のしたいようにさせてやればよかった。」と母。

「こんな娘で、とても恨めしいでしょう?」と、ヨンネ。「どこに娘を恨めしいと思う母がいる?許せない娘もいないの。それが母だ。」と、母。●このあたり、訳しててやばかったです!●

消えた宮女を見つけたキョンタクは宮女のいるところへ赴く。彼女がそう希望したのだ。「左議政のキム・ギョンタク様ですか?」と、念を押す宮女。念を押すには訳があった。「お助け下さい。わたしは左議政の言うとおりにしただけです。」と、宮女。褒美につられてやったのだ。動揺するキョンタク。証拠の皿を手に入れる。「私は何も知りません。故郷にお送りください。誰にも言っていません。」と宮女。

キョンタクは唐突に年齢を聞く。「19ですが」と答える宮女。「この恩に必ず報いる。ありがとう。これがヨンネのため・・・」と皿を見つめるキョンタク。心のなかで「そして・・・(父のために)」と言い、宮女を切り捨て無きものにする。

 

刑場では3人の絞首刑の準備が進められている。そして、すでに首に縄がかけられている。ジンヒョクはハウンが1年後に実権を握ることを知っているため、このまま死んではダメだと思う。ヨンネは以前ジンヒョクに聞いた「他の世界」のことを話しだす。

「私たちはより良い他の世界で他の姿で会えるのか?そして、覚えているのか?」と。「他の世界か。それはいい!もし、他の世界があるなら、そこでは王になりたい。そして、民衆がともに歩める新しい朝鮮を作りたいものだ。できると思うか、天才?」と、ハウン。「だめだ、だめだ、何かが間違っている」と、現状を憂うジンヒョク。

縄の締め付けが始まる。「左相大監(チャサンデガム)、宗親(チョンチン:王族のこと)として、最後に言いたいことがある。左相は歴史にどんな人物と記録されるだろう。忠臣・奸臣、どちらに記録されるのか?国や民衆より安東金氏を心配する人だから、私なら、こう記すだろう。『国と民衆を陥れた稀代の奸臣だ』と。よく聞け左相。お前の子孫は代々それを恥じるだろう」と、ハウン。

「興宣君(フンソングン)、歴史はお前のような敗者が書くものではない。私のような勝者が書くものだ!お前のことも書いてやろう。喪家の犬(サンガッチベ ケ:상갓집의 개)のような宗親がいたと。お前の子孫は誇りに思うだろう」と、あざ笑う左相。

縄にさらに力が加わり絶体絶命の3人。そこに絞首刑中止の王命が伝わる。ドーナツにではなく、皿にヒ素がまぶしてあったことが明らかになる。黒幕は自分であるにもかかわらず、左議政は黒幕を探さなければならないと言ってのける。

 

ジンヒョクとヨンネは放免となったが、興宣君(フンソングン)は巨済島に流刑となる。追いすがる命福(ミョンボク)。「父の姿と教えを忘れるな!」とハウン。「朝鮮で最も高貴なものは天で、天とは民衆のこと。民衆を天と仰げ」という教えだ。

キョンタクが事実を突き止めたことを知った左議政(チャウィジョン)はキョンタクの銃を手に取り自決するように命じる。「家門への忠誠心がある」という言葉が本心かどうか見るためだ。引き金を引くキョンタク。けれども玉は抜かれていた。命拾いはしたものの、捕庁の官職は剥奪され、左遷されることになる。追い出してしまおうというテギュンに、いずれ使い道があると左議政。

妓房でジンヒョクと妓女チュノンが話している。安東金氏がハウンこのままにしておくはずがない。大妃が回復する前に命を奪うはずだと。「もちろんそんなことはいけません。こうして死んでしまってはいけない人ではありませんか?誰よりもジン医員がよくご存知でしょう?違いますか?」と、チュノン。「それはどういう意味ですか?以前お嬢さんについても、(ミナとは)違うと言いましたね。なにか知っているのですか?知っているのですね?」と、ジンヒョク。「何をですか?あなたが遠い未来から来たということをですか?」と、チュノン。彼女はこのことを知っているのだ。

安東金氏の会合。ハウンを流刑にしたことを喜んでいる。ずっと流刑地で過ごせとほくそ笑んでいるのだ。けれど、左議政は「歳月を過ごせだと?アイツを活かすというのか?」と、大妃が何か言い出す前に賜薬(サヤク:死刑用の毒薬)を出せという。三司(サムサ:言論の府)を動員して王に賜死の命を出させるので、興宣君(フンソングン)流刑地に付く前に禁府(クンブ:謀反を司る官庁)都事が持って行けるよう急げと、御医に命じる。

「お前は一体何者だ?」と、チュノンに迫るジンヒョク。「本当にまだわからないのですか?徐々に分かることでしょう」とチュノン。「おい!」と、声を荒げるジンヒョク。「だから私の言うことを聞いてください。ああ他を理解できるのは私だけです。わかりましたか?」と、チュノンも声を荒げる席を立とうとする。

そんなチュノンに「戻る方法を知っているか?」と、聞くジンヒョク。「すべてのことを元に戻せたなら。あなたは来てはいけないところに来てしまいました。何よりも最も大きな失敗は左議政を救ったことです。左議政がどんなひとですか?60年続く天下を牛耳る安東金氏の人間です。権勢のためならなんでもする恐ろしい人たちです。もし、彼を救わなかったなら、興宣君(フンソングン)もこうはなっていないでしょう。まだわかりませんか?興宣君の未来が変わったということです。この言葉は何を意味するでしょう?歴史が変わったという意味でしょうか?あなたがここに来たあとのすべてのことを、元に戻さねばなりません。歴史のことだけでなく、お嬢さんのことも。」と、チュノン。

活人署(ファリンソ)で働くヨンネ。「お嬢さん、戻ってください」と、ジンヒョク。どこへと聞くヨンネに「従事官(キョンタク)がお嬢さんを思う気持ちがどれだけ大きいか知っているじゃないですか。そして、医術は、誰もやっていません。特にこの時代、女性がやっていたという記録はないんです。」と、ジンヒョク。

「確かに、未来からやってきたのですからジン医員の言うとおりでしょう。けれど、わたしは・・・」と、ヨンネが言うのを遮り「だからダメなんです。私の言うことを聞いてください。」と、ジンヒョク。「私がそばにいることが負担ということですか?」と、ヨンネ。「そうです。僕が言わなかっただけで(本当は)違っていて、会いたいと思い、愛しい・・・お嬢さんはあの人じゃないじゃないですか!」と、ジンヒョク。

 

ヨンヒはキョンタクとの約束通り漢陽(ハニャン)を発ち南の晋州(チンジュ)へ向かう。母は追いかけていこうとするが、ヨンネが代わりに行くと言う。クォン医員は間者だったことを告白する。改心したようで、興宣君(フンソングン)に賜薬(サヤク)が出たことを伝える。禁府(クンブ)都事はすでに出発している。

ジンヒョクとチュパルたちはハウンを追って南下している。途中盗賊に会うも、首領の命を救い、なんとか脱出しハウンのもとにたどり着く。まだ途中の晋州(チンジュ)にいるところだ。

「あなたに賜薬が出されました」と、ジンヒョク。「左相は最初からこうするつもりだったのだ」と、ハウン。「賜薬がやってきます。早く逃げなければ!」と、ジンヒョク。けれど、ハウンは正装を用意し始める。「王命を受けなければならない。臣下の道理だ」と。

「いけません。あなたはこのように死んではいけない人です。私の言うことを聞いてください。早く逃げなければ!」と、ジンヒョク。「いや、私は逃げない。ここで血を吐いて死ぬのだ。」と、ハウン。

「朝鮮を変えるのでしょう?その夢を失ってなければ、変えましょう。一旦生きましょう。生きて変えましょう。どうかぼくを助けて下さい。これ以上(歴史が)よじれないように正せるように。全部です。私もあなたも、この世界も。いや、そんなことは置いといて、私はこのように友を失いたくありません。ここで初めて付き合った、たった一人の友を!」と、ジンヒョク。

そうしているうちに、賜薬が届いてしまった。「ありがとう、ジン医員。冥土への道も友の見送りを受けるから、心残りはないぞ!」と、ハウン。身だしなみを整え王に王室を守れない旨を詫び、賜薬を飲もうとする。

キョンタクに「大変です」と、報告が入る。なにか起きるのか!

12話に続く。

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