信義(神医:シニ)第6話あらすじ&レビュー(ネタバレあり)
信義(神医:シニ/シンウィ:신의)の第6話あらすじ&レビュー(ネタバレあり)です。
ウダルチ中郎将(チュンナンジャン:중낭장)チェ・ヨンの値踏みをするキ・チョル。
スインとウムジャにチェ・ヨンの実力を問うも底がわからないと言う。ただ、力を出し惜しんでいるのか、それとも傷のせいか。頭を使う武士とチェ・ヨンを褒めるキチョル。笑い出したかと思うと、二人を酒宴に誘う。
王は相変わらずの態度で王妃に接する。「探しも会おうともしないといったではないか」と、王。王妃は「ずっとそうするのですか?それとも私の話を聞きますか?」と、反論する。王は着席を許す。「ウンスを奪い返しにチェ・ヨンがキチョルのところに行った聞きました」と、王妃。王妃は一貫して王を守るためには二人が必要だと考えている。
「聞くのも考えるのも嫌でしょうが、私は元の姫です。利用してください。」と言う。キ・チョルの気勢を制さなければならないので、本国の力を借りるというのだ。けれども王は「もしかして忘れているかもしれないが、私はこの国『高麗』の王です。」という。王妃も「私は高麗の王妃です」と言い返す。
王はどんなに性悪なものでもキチョルは自らの臣下だといい、自分が王として至らず臣下を御し得ないからと助けてくれという事はできないと、王妃に反論する。「高麗の王妃なら、そんな考えや言葉はできないはずだ。」と、王。「そうですか、そうですね」と、うなだれる王妃。
「そのようにうなだれて何を考えているのですか?持つものが何一つないこのみすぼらしい王のそばにいる者が死んでいくのに、王はあきらめだけ抱いているのかと、考えているのですか?」と、王妃に追い打ちをかける。王妃は涙を流しうなだれたまま退出する。
チェ尚宮(サングン)は王妃がずっと悩んでいたとフォローする。王はチェ尚宮にウンスの力を信じキチョルとカケをしたことを話し「子供のようか?」と尋ねる。
「私が先に」と、チェ・ヨンが盃を干す。毒見のためだ。毒が入っていたらどうするのというウンスに、医師だから直せるでしょうと答える。「冗談でしょ全部」というウンスにキチョルの策士は冗談はお前だといい「天が遣わした?華佗(ファタ)の弟子?ここにはそんな大ぼらに惑わされるものは誰もいないぞ。正体はなんだ?」と、不快感をあらわにする。
それはあしらいウンスは患者はどこかと聞く。そして王とキチョルのカケのことをチェ・ヨンに伝える。何やかやと不愉快なことを言われ、酒を飲まないとやってられないと、酒を煽るウンス。患者としてあてがう人物を変えたキチョルは、江華島にいる先王で3年間チェ・ヨンが主君と仰いだ慶昌君(キョンチャングン:忠定王のこと)を治療するようにと言う。意図を問うチェ・ヨンに「一石三鳥(意訳)」と答えるキチョル。
「行かなければ」と、キチョル邸に乗り込もうとする王妃。王への許可も馬車もいらないという。チェ尚宮にせかされ止めようとするチャン・ビン。けれど聞く耳を持たない王妃。元の姫で王妃であるのに、要求を聞かないはずはないというのだ。
「チェ・ヨン、あの子は幼い頃から頭のキレる子でした。そんな子が医聖を迎えに行ったのではないですか。心配せずに待っていれば・・・」と、チェ尚宮。けれど、「叔母ともあろうものが待って座っているとは」と、反論する王妃。待っていることのほうが良いということもあるとチェ尚宮フォローするチャン・ビン。「待てと?ず~っと。私はそんな方法は知らない」と、キチョル邸に向かう王妃。
「馬車はないの?」と、ウンス。習ったこともないしそのつもりもないと駄々をこねるウンスにチェ・ヨンは「馬で行くと言っているでしょう。乗ってください」という。「では、一緒に乗る?あなたが後ろ、私が前」というウンスに、馬が疲れるからダメだという。
「いつからなの?だから恋してるって。いい言葉だわ。それでは愛?ほんとに知らなかったわ!私はこんなことに疎くて。目も合わせようとしなかったのに。歳は幾つなの?私より若いみたいだけど」と、浮かれているウンスの腕を逆に取りチェ・ヨンは「覚えていてください。特に手に触らないでください。」と言う。
「それと、誤解しているから言うのですが、さっきあなたに恋しているといったことは・・・」と言うも「わかってるわ。理解してるって。笑ったこと、ごめんね」と、全く理解していないウンス。どうして彼女を連れてきたのかと、テマンに八つ当たりするチェ・ヨン。チェ・ヨンハてマンに手術道具を取りに行かせる。
王妃が王宮を出てキチョル邸に向かう。王はその報告を聞き、チェ尚宮も御医チャン・ビンもついていったことを嘆く。自分は王であるのに誰もそばにいないと。王は副隊長のチュンソクに直接で向くよう指示する。内心、王妃が心配なのだ。
キチョルは王妃を処理するよう命じるとともに、ウンスの手術道具を盗みに行かせる。
不安だといいここで待つようにとチェ・ヨン。ウンスはどうしてとしつこく聞く。チェ・ヨンは「2度は言いません。なぜ?どうして?とかいわず、私が待てと行ったら待っていてください。そう長くは待たせませんからつべこべ言わずに待っていてください。その饅頭(にくまん)を食べながら。」と言う。けれど、ウンスは一人で天の門へ行くといい、カケとか何とかは関係ないので、ただ見送ってくれと頼む。
王妃はウダルチ部隊のお陰で助かったが、王には「すまない、ありがたい」と言いたくないと言う。王が待っていると言っても「そんなはずはない」といい、用があるなら王からくるだろうと拒む。そして、かしずく者たちの上辺だけの言葉にも不快感をあらわにする。事件の真相もキチョルによるものとは思われるものの、王妃を襲った実行部隊は口封じされたためにわからない。
ウンスとチェ・ヨンの行方もつかめない。生死さえもわからない。そんな状況に憤る王。けれども、副隊長チュンソクは「なんでもないでしょう。大将ですから。おそらく・・・」と、チェ・ヨンに対する信頼を語る。
ウンスは乗馬に挑む。「私とともに江華島に行くにしても、逃げるにしても馬に乗れなければ」と、急かすチェ・ヨン。「心の準備がいると言っているでしょ。どうして馬はこんなに背が高いのよ!」と、ウンス。結局乗れるようになる。
夜の森の中。ウンスに寝るように言うチェ・ヨン。ウンスは遠くへ行こうとするが「ここに、私のそばに」と、護衛がしにくいから遠くに行くなという。「夜更けに森の中で男女が・・・」と言って拒否しようとするウンスも、まんざらでは無さそうだ。
「もともと守るのが好きなの?王も守らなければならないし、約束も守らなければならないし、私も。命をかけて守って。先王も守っていたの?そうなの?」と、ウンス。「3年もの間ウダルチでしたから。」と、チェ・ヨン。「親しかった?」と、ウンス。「王と臣下は親しい間柄ではありません。」と、チェ・ヨン。「先王が病だから心配なのでしょ?」と、ウンス。「寝ないのですか?」と、チェ・ヨン。
互いに知っていることがないと、自己紹介をはじめるウンス。「私の名前知ってる?ユ・ウンスよ。あなたは結婚してるの?昔の人だから早いのでしょうね。婚姻。」と、チェ・ヨンに問う。「してません」と、チェ・ヨン。「してないのね~。確かに、いつも人を殺したりしている人を誰が好きになるっていうの」と、ウンス。ため息をつき「寝てください。明日は朝から出発しますから。」と、チェ・ヨン。
「私もしてないの。結婚」と、ウンス。両親と離れて一人住むソウルでチェ・ヨンに拉致された。母が心配しているだろうとウンス。「お願いだから口をつぐんでください」と、チェ・ヨン。「約束を守ってよ。先王の治療がすんだら、天の門へ連れて行くって。おい、サイコ!Good Night.おやすみってことよ!」と、背を向け眠りにつくウンス。
チェ尚宮に「小言を言いに来たのか?」と、王。眠れないというので湯薬を用意し、食事もしないということで、幼い頃からの好物を用意するチェ尚宮。「チェ尚宮。王ならまっさきに民衆を思わなければならないでしょう?どうすれば助けられる?」と、王。キ・チョルにおもねって戦おうとしないほうが良いのか、それとも戦うべきなのか悩んでいる。「チェ・ヨンも医聖(ウンス)もあちらに付けば命の危険もなく生きていけるでしょう」と、王。
チェ尚宮は恐れ多くて自分の立場では言えないことだがと前置きしたうえで、この数年間言われていたことだとして、キチョルは自分のことしか考えていないと述べる。「そんな者に殿下の民衆を預けるというのですか?」という。王は「他に方法はないんだ。考えに考えても私にできることは何もないんだ。」と、泣き言を言う。
チェ尚宮は「王には口にしてはならない言葉が幾つかあります。『方法がない』『私にできることはない』これらは王が言ってはならない言葉です」と、王をたしなめる。王は「やはり同じ家門の人間だな。お前とチェ・ヨン」といい、食事を摂る意志を示し、前に進もうと決意する。
ウンスが寝たことを確認したチェ・ヨンは「そこに一晩中いるつもりか?」と隠れていたスインに声をかける。二人は会話をするようで、互いに別のことを聞いている。スインは「本当に二人は恋人なの?恋人なのにウンスはあなたを殺人者と呼ぶ」と言い、チェ・ヨンは先王に関係したことを聞いている。スインは冗談なのか本気なのかチェ・ヨンを誘惑しにかかっているが、チェ・ヨンハ王について話している。「こんないい夜に」と、がっかりするスイン。
スインは「明日になれば師兄(キチョル)が王に会うでしょう。すでに5日たっています。医聖の心をつかむという約束の日。そして、もしかしたらあなたの名前も言い出すかも。あなたのことを欲しいとだんだんと思っているように見えるわ」と、キチョルがウンスだけでなくチェ・ヨンも我が物にしようとしていると示唆し、去っていく。
キチョルが王宮にやってきている。チェ・ヨンがウンスを拉致したと言っているが、王はキチョル邸が王宮より警備が行き届いているので、聞いても信じなかったという。その理由について述べ始めるキチョル。先王を慕うチェ・ヨンが先王の目と耳の持病を治療するためにウンスを連れ出し、王より深いその関係により再度推戴するという反逆をでっち上げる。
先王の慶昌府院君(キョンチャン プウォングングン:忠定王のこと)の元に到着した二人。先王は「ヨン!」と言い駆け寄ってくる。ウンスの噂は聞いていると先王。ウンスが診察する。状態はかなり悪い「時々聞こえなくなりますか?」と聞くウンスに、言い当てたことを不思議がる先王。天(現代)の話をせがむ先王にチェ・ヨンは「家が天ほど高く、夜も明るく、音のない馬車に乗る」と、話をする。
診察が終わり、直ぐに手術をしなければならないとウンス。また継続治療が必要なため、典医寺(チョヌィシ:전의시)に連れていき、チャン・ビンの助けも借りなければならないという。けれど、流刑の身の先王を連れ出すことはできない。「一歩でも出た瞬間、国法を破ることになる」と、チェ・ヨン。
副隊長のチュンソクは反逆の罪を被せられそうなチェ・ヨンを助けるべく部下を送る。
キチョルは策士が強奪してきたウンスの道具を見て「これは見たことがある」と、驚く。師匠が華佗(ファタ)の遺品として持っていたものに瓜二つだったからだ。ウンスは華佗の弟子だと確信し、自らが立案した陰謀を止めなければと言う。そして、直接で向くことを決意する。
チェ・ヨンはすぐに王宮に行くという。先王はどんなに会いたかったか、聞きたいことが山ほどあったかと、チェ・ヨンを引き止める。ウンスに留守中頼むとチェ・ヨン。ウンスは「なんと、ベビーシッターまでしろって!」と、仕事の対価を計算するとうそぶく。行ってくるというチェ・ヨンに「早く帰ってきて!」と、手を振る二人。
キチョルの陰謀は動いている。刺客が襲ってくる。刺客から先王を守るため家から出すが、そこに官軍もやってくる。すると刺客はチェ・ヨンの仲間のふりをする。まんまとチェ・ヨンは反逆者に仕立て上げられる。
第7話に続く
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