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信義(シニ)第2話あらすじ&レビュー(ネタバレあり)

   

信義神医:シニ/シンウィ:신의)の第2話あらすじ&レビュー(ネタバレあり)です。

チェ・ヨンが連れ帰ったのは女だった。

「天の医員です」と、恭愍王(コンミンワン:공민왕)に紹介するチェ・ヨン。

ウンスを王妃のところに連れて行く。

ウンスは映画撮影時の事故だと思っている。「警察に通報せずに何とかしようと思っているのでしょ?」と、いまだに事態を把握できていない。もちろん、医師としてここで治療はできない。ごたごたに巻き込まれるからだ。患者と自分のために電話してくれと頼むウンス。

御医チャン・ビンは「この人は本当に医員ですか?」と、目の前に患者がいるのに何もしないウンスを疑う。ウンスは「うまく言うから」と誓い、警察と病院に電話をかけようとするも、当然ながら携帯は通じない。

「何度言えばわかるのですか?あの方を救ってください。そうすれば私が(現代に)戻します」と、チェ・ヨン。仕方なく手術を始めるウンス。チェ・ヨンは現代で行われた手術を見ていたので、器具の名前を覚えており、サポートに回る。手術は成功する。「無条件に寝台で安静にさせて」と言いつつ逃げようとするウンス。

王妃の世話をしているトギはどうやら内通しているようだ。

門の閂にてこずっているとチェ・ヨンに 捕まる。「助けてください。手術はしたでしょ」と、ウンス。けれど、チェ・ヨンは意識が戻るまでは返さないつもりだ。そこに王が出てくる。ウンスは「保護者の方ですか?」と、いろいろ説明する。王は「意識は戻りましたか?」と聞く。ウンスは「それについては答えることができないでしょ?あの患者は私の責任じゃないですから。この手術は強制的にさせられたのですから。私の医師免許とは関係・・・」と、ウンス。

「天からやってきた方」と王。彼女の命に国の命運がかかっているが、天があなたを遣わしたのだから、天の保護があると思ってよいかと聞く王。ウンスは「あの人もっと変だわ」と、不安がる。さらに「そう信じていいですか?」と、王。「夢なら覚めて!」と頭を抱えるウンス。

天の門が閉じようとしている。あと一日も持ちそうにない。趙日新(チョ・イルシン:조일신)はウンスを返すべきではないと主張している。国勢と王の権威が不安定な高麗において、天が遣わした医員を連れ帰れば、王の権威も高まるからだ。もちろんチェ・ヨンは反対している。高麗の武士として、その名をかけて約束したからだ。けれど、王もそのことの意味をよくわかっていない。個人的なことより国のことが大事だと言っている。

高麗の首都・開京(ケギョン)。高麗を我が物にしようとしている徳城府院君(トクソンブウォングン:덕성부원군)奇轍(キ・チョル:기철) 。そしてその配下の音波武功の使い手チョン・ウムジャ。そして国の存亡より自身の保身を考え付和雷同する奸臣たち。キ・チョル絡み手も取るに足らない者たちだ。

 

ウンスはトギを買収して脱出しようとしている。キャッシングして金を払ってでも脱出するつもりだ。結局鍵を開けるトギ。テマンがウンスが逃げたことに気がつき後を追う。ウンスはタクシーに乗りたいなどと言い、町中の人にいろいろと聞くも、まったく話が通じない。中国語も英語も空振りだ。

チェ・ヨンは一人でウンスを探しに行く。他の隊員には護衛を命じる。王ではなく王妃のだ。副隊長のぺ・チュンソクが「王は?」と確認しても「思うがままにしろ!」という始末だ。「警察」とハングルと英語で書かれたポリカーボネイトの盾を背負い出て行く。

テマンが見張っている服屋から逃げるウンス。チェ・ヨンが到着したときにはすでにいなかった。ウンスは街のことを撮影セットだと思っていて「どうしてこんなに大きいの」と、不満を口にしている。迷った先で「江南(カンナム)コエックスへは?」と聞くが、襲われ拉致される。

チェ・ヨンは襲撃を受けたことやウンスが拉致されたことを総合的に鑑み、内部に間者がいることを悟る。船の手配をする男のところへ行く。その男は「船はない」の一点張りだ。けれども、少々手荒い水攻めで、依頼者の居場所を吐かせ、その場所に向かう。

まずは元の言葉を話す鍛冶屋と対峙する。「自分は何の関係もない。旅館を攻撃するようだ」と言っていると、テマンは通訳する。その証拠の火攻散もある。すぐにでも攻撃が始まると言っている。急いで旅館に戻るチェ・ヨンとテマン。旅館では守備の点呼をするも、4番目の守備の応答がない。刺客の攻撃が始まる。

トギの悪意ある誘導により王妃ははぐれてしまう。トギは王妃と二人きりになったところを見計らい、王妃に刃を向けるも、チェ・ヨンの投げた盾を投げつけられ気を失う。王妃も目覚める。「ここはどうして騒がしいのですか?」と、王妃。チェ・ヨンはウンスが助けたのだから、約束を果たしても良いかと王に伺う。

奸臣たちは密書について話し合っている。元の姫である王妃が殺されたため、このままでは国が危ない。王が戻ったら責任を問い、高麗がただの衛星国となることを避けなければならない。キチョルにすがるしかないと言っている。

チェ・ヨンはウンスを探しにテマンと戻ってきている。けれど鍛冶屋にはすでに誰もいない。チェ・ヨンの気も尽きてしまう。そんなとき2階から「ご飯ちょうだい!」と子供の声がする。須磨穂のバッテリー切れ警告のアラームだ。それでウンスがいることに気がつく。ウンスは無事救出される。「待ってと言ったではないですか」と。チェ・ヨン。ウンスはまだ逃げようとしている。

「王妃様がお目覚めになられました。それでお耳に入れようと来たのです。いらっしゃったところへお戻しします」と、チェ・ヨン。「私は黙ってはいないわよ。このサイコ!」とウンス。「暴れたら離しますよ」と、抱きかかえているウンスに言うチェ・ヨン。刺客のリーダーはウンスが天から遣わされた人であることを知る。

まだ状況を把握していないウンスは、「さっき来た道じゃない」と言い、江南(カンナム)に行きたいと言っている。「ただ行けばいい」と天の門を指すチェ・ヨンの言葉がいまだに信じられない。「ご苦労をおかけしました」と、頭を下げるチェ・ヨン。そこに「帰させはせん」と、チョ・イルシンが部隊をつれてやってくる。

「私は高麗武士チェ・ヨンの名においてお送りするのです。私の名を無視するものは誰だ!出て来い」と、剣を抜くチェ・ヨン。チェ・イルシンは「殿下がおっしゃったのだ。オダルチ」と言う。「信じられない」と、チェ・ヨン。チェ・イルシンはウンスを捕縛させようとする。「王命だ!オダルチ、チェ・ヨン。王命だ。拒むのか?」と。

臣下である以上、王命を拒むことはできない。ウンスを捕縛するチェ・ヨン。あるいは捕縛するふりをして何か打開する一手をうとうとしたのか。けれども、その瞬間に天の門は閉ざされてしまう。

「臣チェ・ヨン、王命を受け天の人を捕まえました。」と、チェヨン。「悪いやつ。約束したじゃない!帰すと言ったじゃない!サイコ、殺人鬼!殺してやる!」と、チェ・ヨンが地に突き刺した剣を抜き、胴めがけて突進するウンス。よけられないはずがないその剣を、チェ・ヨンはあえて受けてしまう。そして自ら深く刺す。「これでいいでしょう?」と言い。

王命と武士の矜持のどちらをも守る苦肉の策だ。けれど、それは命を落とす行為でもある。王妃はそのことを理解している。いずれにしても、チェ・ヨンは死ぬと。そして王にそのことを指摘する。王は「私を非難しているのか?」と問う。「まさか、ただ言ったまでです。殿下が本当にチェ・ヨンを殺したいのかどうか、気になったものですから」と、答える。

この状況でもチョ・イルシンは「王がお呼びです」と、チェ・ヨンを気にかけない様子だ。「どきなさい!」と、イルシンを突き飛ばすウンス。「意識はある?」と、チェ・ヨンに駆け寄る。剣はそのままにしておかなければ危険だ。イルシンは急がないと危険だと催促する。チェ・ヨンを捨てていくとまで言っている。チェ・ヨンにも王が危険だと言うことを問うと、チェ・ヨンは「行け。みんな連れて行け」と、答える。

けれども、誰も聞き入れない。ウンスも自分が殺人者になると言って、行かないと言う。そこで、イルシンは「いいでしょう、こうしましょう。これで私がオダルチを殺したのです。もう心配なさらずに、立ってください」と、チェ・ヨンの体に刺さった剣を抜くという暴挙に出る。王命をかざし動けと言うイルシンに対しぺ・チュンソクは「天からこられた方が命令されたではないですか。ここにいよと」と、イルシンの命令を拒む。

テマンは手術道具を取りに王のいる部屋に入る。王はチェ・ヨンが王命を拒み部隊が戦いチェ・ヨンが傷ついたのかと問うが、テマンは皆でかかっても傷つけることはできないと、答える。テマンは大将が死ぬから行かせてくれというが、王はその足を止めチェ・ヨンが王命にそむいたのかと問う。真相は王妃の指摘どおりだ。王妃は「私が許可する」と、テマンを発たせる。王妃命として御医も派遣する。「このような命を下してよかったでしょうか?殿下。」と、王妃。

チェ・ヨンを戸板に乗せて運んでいる。「私はどのようにしても生きるから、私を捨ててください」と、チェヨン。ウンスは「シャラップ。口を閉じなさいと言っているの。よく聞きなさい。順序はこうなの。まず優先されるのは私があなたを助けること。その後あなたが死のうがどうしようが好きにしなさい。」と、怒鳴りつける。

いざ手術しようとすると、麻酔のバイアルが見当たらない。道具を持ち出したときにテマンが踏んづけてしまったのだ。

王は警護のため、王妃のいる部屋に足止めを食らう。「私は二度と言いません。よく聞いてください。」と言い、命を下すときは自分に伺いを立て、王命を覆すようなことはしないでくれと言う。高貴な元の姫でも自分に嫁いだからには王の臣下の一人だと。それに返事をしない王妃。自分の答えが王命を拒む答えだから、答えることができなかったと言う。

現代の麻酔薬はない。けれども、御医が作った麻痺散がある。それを使うも、ウンスは何のことだかわからない。少し時間はかかるがチェ・ヨンなら大丈夫だというチャン・ビン。ウンスがすぐに手術を始めなければならないのにと不平を言っているうちに麻酔は効いた。

今度はチャン・ビンが不平を言う番だ。開腹しようとするウンスの手を止める。現代風の外科手術が理解できないのだ。「剣を受けたのに刃で腹を切ると?」との問いにウンスは「開腹しないとどこが傷ついているのかわからない」と答える。救うといった言葉を信じても良いのかというチャン・ビンに「信じなさい。私は天から来た人だから」と、ウンス。

第3話へつづく

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