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朝鮮時代に父の罪を暴く息子などありえなかった! 馬医43話

      2017/12/08

イ・ビョンフン監督が演出するチョ・スンウ(조승우)、イ・ヨウォン(이요원)主演韓国時代劇・歴史ドラマ馬医(マイ/ばい:마의)第43話の解説&感想(あらすじ・ネタバレ含む)です。

馬医 キャスト・登場人物

父イ・ミョンファンの過去の悪事を白光炫(ペク・クァンヒョン:백광현)から伝えられ、正義と詰の間で葛藤を覚えるソンハ。

悩んだ上で謀反の罪を明かさないという条件で、父の告発に踏み切るソンハ。

馬医43話あらすじ&レビュー (韓国放送時のあらすじ)

 

馬医(マウィ:마의)ポスター

 

司憲府(サホンブ:사헌부)とは?

ソンハの現職は司憲府(サホンブ:사헌부)正4品掌令(チャンニョン:장령)です。あの若さでこの司憲府の実働部隊とも言えるこの地位に付いているということは、いわゆるエリートです。

その司憲府ですが、韓国時代劇歴史ドラマ事典によると、『政や官吏の業務に対する監察を行い、不正の摘発・法的処置を行う司法権を持つ官庁』とあります。

このことからもわかるように、朝廷の外部ではなく内部への監査を受け持つため、その職責としてソンハは父イ・ミョンファンを告発すべき立場にあります。

 

朝鮮時代に父の罪を暴く息子などありえなかった!

告発すべき立場にあると言っても、この時代の価値観では正義よりも父子の結びつきのほうがはるかに勝ります。

実際に骨のある者が正義の為に父を告発した事例が何件かありますが、当時の評価は人倫にも劣る所業というものでした。

このあたりの感覚は日本人にはわかりづらいことです、

しかしながら、昨今の韓国の事件や事故からもわかるように、長幼の序や家族・親族の結びつきが非常に強固な半島の文化では、悪事も同舟であり、正義のためでも父を告発すれば最悪の裏切り者とみなされます。

また、当時は連座制が適用される時代であり、父の罪の度合いによっては息子になんの罪がなくても罪人として処断されました。

 

上記のことからもわかるように、ソンハに関する描写は当時の常識を反映しているわけではなく、近代的な価値観によるものです。

 

 【参考】 顕宗(ヒョンジョン:현종)  韓国歴史ヒストリア  

馬医第44話に続く

挿入曲 馬医OST  たった一つ(オジク タン ハナ:오직 단 하나) ソヒャン(소향)

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