どうしてサアムは世子(セジャ:세자)の救出に行かなかったのか? 馬医39話
イ・ビョンフン監督が演出するチョ・スンウ(조승우)、イ・ヨウォン(이요원)主演韓国時代劇・歴史ドラマ馬医(マイ/ばい:마의)第39話の解説&感想(あらすじ・ネタバレ含む)です。
世子(セジャ:세자)の止血のためにあらゆる薬剤の使用を試みる白光炫(ペク・クァンヒョン:백광현)。
けれどまったく効果がなかったため、ついには鍼で止血をしようとします。
一般的な鍼法では不可能ながら、師匠直伝の舍岩鍼法(サアムチムボプ:사암침법)では可能であり、最も難しいと言われるその中の手法を用い、見事に止血を成功させました。
クァンヒョンが傷んだ手で鍼を打つくらいなら、サアムがやって来て打てばいいものをと思った方も多いのではないでしょうか?
現代でもいきなり他の医師が大学病院に現れて手術をするなんてことはありえないことですが、特に朝鮮において御医でもない者が、強力なコネもないのに世子(セジャ:세자)の治療を行うなんて、まず不可能なことでした。
現代では考えられないような前例主義や権威主義が中世の特徴ですので、同時代性を考慮しなければなりません。
【参考】 顕宗(ヒョンジョン:현종) 韓国歴史ヒストリア
馬医第40話に続く
挿入曲 馬医OST たった一つ(オジク タン ハナ:오직 단 하나) ソヒャン(소향)
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