馬医４２話あらすじ＆レビュー 馬鍼（マチム）
2017/12/07
イ・ビョンフン監督が演出する韓国時代劇・歴史ドラマ馬医（マイ／マウィ：마의）第４２話の解説＆感想（あらすじ・ネタバレ含む）です。
キム・イヨン作家は後半になると整合性が取れなくなることが多いのだけど、馬医でもやはりそうなって来ました。どの部分かは見てのお楽しみということで！
イ・ビョンフン監督の前作『トンイ』の特集サイトはこちら → トンイ考２ チャン・ヒビンとの戦い（新規に解説中） トンイ考（以前まとめた３４話までの解説）
では、あらすじを少々。
淑徽公主（スクフィコンジュ：숙휘공주）の病状を麝香で悪化させ、外科術を実験的に行おうとするチェ・ヒョンウクに怒りを顕にする白光炫（ペク・クァンヒョン：백광현）。
自分は血嚢を見たこともあるし治療もしたことあると、チェ・ヒョンウクを公主の居所から叩きだす。
マ軍官は公主を守るために居所周辺を立入禁止にし、首医であるイ・ミョンファンさえも通さない。
恵民署（ヘミンソ：혜민서）提調（チェジョ）も公主を悪化させたことに怒る。インジュはミョンファンは前にも同じようなことをやったと憤る。
クァンヒョンは顕宗（ヒョンジョン：현종）に鍼による治療があり、以前もやったことがあると言う。けれど、それは馬鍼（マチム：마침）だ。馬に行う鍼術であるため、今まで言えなかったのだ。
クァンヒョンは唯一の方法で最終手段だからやらせてくれという。馬も人も同じ生命だと。けれど、顕宗は王室の公主に獣のための鍼術を行なうのかと、烈火のごとく怒る。その上、大妃（テビ）も怒り心頭で、クァンヒョンを捕縛しようとする。
そんなクァンヒョンに顕宗は最終的に治療の許可を出す。公主の容態が悪化し頼るべきものが無くなった上に、オ・ギュテのクァンヒョンを信じるとの命を賭けた進言により思い直したのだ。
手術を始める前に公主を安心させるクァンヒョン。愛猫タルを治した馬医で、大切な友人といってくれた者だと。自分も公主を大切な友人だと思っているから、必ず救いだすと伝える。
次々と血嚢を潰すクァンヒョン。最後に血を吐きさえすればいいのだが、公主は苦しむ。何とか血を吐き出し、塞がれていた気道も通り息ができるようになる。やってきた顕宗（ヒョンジョン）も妹の回復に涙を流し喜ぶ。
サアムはチェ・ヒョンウクに会いに行く。自分やクァンヒョンとの違いがわかったかと問う。かつて、妹を救おうとして二人も殺してしまったヒョンウクに、気持ちはわかるが、道を正す良い機会だと伝える。
そして、この機会を逃すなと、かつての弟子に愛情を見せる。
尻尾を出さないイ・ミョンファンのことを話すインジュ。クァンヒョンは考えがあると言う。チニョンはミョンファンの悪行を知りつつも、初めて父と呼んだ人だからと、そのジレンマをクァンヒョンに伝える。
左議政（チャイジョン：좌의정）チョン・ソンジョは、本当にやってないのかと公主の件をミョンファンに問う。先王の代にやったことを知っているというが、事情を知らない兵曹判書がいるため言葉を遮る。そしてシラを切り通す。チョン・ソンジョは疑いを証明できないままだ。
功を立てたクァンヒョンだったが、イ・ミョンファンが左議政の力で重臣や儒生を動かし、その抗議により罷免となった。一番大きな影響力を見せたのは大妃だった。絶食までしてみせたのだ。馬を治した術を使って公主を治したというのが罷免の理由だった。
そんなクァンヒョンだったが、イ・ミョンファンに対して、自分は以前のように必ず戻るし、その時にはあなたが出て行く時だと言ってのける。
クァンヒョンの罷免を決定した顕宗（ヒョンジョン）だったが、これはクァンヒョンの進言を受けての事だった。クァンヒョンはやることがあって、それをやるためには身分がない方がいいということだった。
ミョンファン配下の医官チョ・ジョンチョルはいたたまれなくなり左議政（チャイジョン）チョン・ソンジョを尋ねる。ミョンファンに麝香を手配するように言われたが、自分は言われたとおりにしたまでだと言う。
チョン・ソンジョの疑いは当たっていた。そこで、チョ・ジョンチョルを内部スパイに仕立て上げ、ミョンファンの一挙手一投足を監視することにした。
ソンハは相変わらず父と正義の間で葛藤している。そんなソンハを尋ねるクァンヒョン。自分の実父と養父、コ・ジュマンのことを話しだす。そしてこの３名を殺したのはイ・ミョンファンだ、今こそその対価を払わせ得る時だと、ソンハに一通の書を差し出す。
挿入曲 馬医OST たった一つ（オジク タン ハナ：오직 단 하나） ソヒャン（소향）
辛く苦しくても（アップゴ アッパド：아프고 아파도） イェリン（예린）
エンディング曲 馬医OST 万に一つ（マネハナ：만에하나） MC the max イ・ス（이수）
第４３話に続く
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