韓国ドラマ馬医38話あらすじ&レビュー 知らない血脈
2017/12/07
イ・ビョンフン監督が演出する韓国時代劇・歴史ドラマ馬医(マイ/マウィ:마의)第38話の解説&感想(あらすじ・ネタバレ含む)です。
一難去ってまた一難。のちの粛宗(スクチョン:숙종)の運命はいかに~!
イ・ビョンフン監督の前作『トンイ』の特集サイトはこちら → トンイ考2 チャン・ヒビンとの戦い(新規に解説中) トンイ考(以前まとめた34話までの解説)
では、あらすじを少々。
任彦國(イム・オングク:임언국)の記した治腫指南(チジョンジナン:치종지남)を片手に解剖を行う謎の男。一体誰?
子どもたちが遊ぶ河原で、雪に埋もれた死体が発見される。その死体には明らかに体を切り刻んだあとがあった。
治腫庁(チジョンチョン)では患者が助からなかったことが他の患者に知れ渡った上、外科術という体を切る手術への恐怖も手伝って、患者たちが治療途中にもかかわらず帰ってしまった。チニョンたちが運営する治腫院(チジョンウォン)でも同じ事が起こっていた。
現状では破傷風などの後遺症に対する根本的な対策が確立していない状況だ。会議ではそのことを確認するにとどまった。
淑徽公主(スクフィコンジュ:숙휘공주)はチニョンとクァンヒョンの婚礼を整えようと観象監(クァンサンガム:관상감)に日取りまで調べさせている。婚礼というものは横からの助けがなければと、やる気満々だ。日取りを見ると吉日ばかりで、二人が赤い糸で結ばれていると公主。
一方、ウンソはクァンヒョンが免賤し良人となっても身分や家門の違いがあるし、イ・ミョンファンが黙っていないと心配する。
そんなことでチニョンはクァンヒョンを手放さないと公主。もし手放すなら自分がクァンヒョンと一緒に夜逃げするという始末。
クァンヒョンは数日休みがほしいと提調(チェジョ)に願い出る。左手の状態が思わしくないようだ。豪華な料理と酒を用意して出かけるクァンヒョン。
謎の男は埋葬を行う僧侶・埋骨僧(メゴルスン:매골승)として恵民署(ヘミンソ:혜민서)に潜入する。カヨンが狂った男と呼ぶかつてのサアムの弟子チェ・ヒョンウクだ。彼の基準では恵民署の医療レベルは低い。それを証明するために死体を解剖するヒョンウク。
世子(セジャ:세자)は3ヶ月も顔の腫気が治らない。薬湯を変えてばかりのイ・ミョンファンに怒る顕宗(ヒョンジョン:현종)。
チニョンはクァンヒョンを尋ねる。酒に料理が散らかっている。クァンヒョンは腫気となりそれをわざと悪化させていたのだ。今後の治療を確立するため人体実験を自ら行なっていたのだ。声を荒げて怒るチニョン。けれどその志を聞き返す言葉もないチニョン。
顕宗(ヒョンジョン)は決断した。末端の医官ながらもクァンヒョンに治療を任せることにしたのだ。世子(セジャ)の状態はかなり悪化していたが大丈夫だというクァンヒョン。そして、自分の腕の治療は世子の治療後にテジュとチニョンに任せるというクァンヒョン。
大妃と中殿(チュンジョン:중전)は手術に反対だ。孝宗(ヒョジョン:효종)が亡くなったのも全く同じ顔の腫気で、医官のミスで亡くなったからだ。白丁(ペクチョン)のやることだと断固反対する。けれど、顕宗は手術をさせる決断をする。
クァンヒョンが世子(セジャ)の治療を引き受けたのは民のためでもある。王族が外科術を受けることで民の恐怖心を無くし、多くの命を救おうとしていたのだ。
チェ・ヒョンウクはイ・ミョンファンに接触する。そしてクァンヒョンの手術は失敗するという。解剖をしなければわからない血脈があるからだと。
一旦、腫気のシンを取り除き、治療は成功したに思えたが、最後の段になって出血が止まらない。薬剤を変えてもだめだ。チェ・ヒョンウクが宣言したとおりになってしまった!
挿入曲 馬医OST たった一つ(オジク タン ハナ:오직 단 하나) ソヒャン(소향)
エンディング曲 馬医OST 辛く苦しくても(アップゴ アッパド:아프고 아파도) イェリン(예린)
第39話に続く
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