Dr.JIN(ドクター・ジン)最終回(第22話)レビュー&あらすじ(ネタバレ有り)
2017/12/08
後輩医師がやってきて「課長、大丈夫ですか?」と、声をかけてくる。何のことかわからないジンヒョク。「手術は無事すみました」といわれても「どんな手術だ?」と問い直す。
「ここはどこだ?お嬢さんは?、いや、ミナ?」と。別の病室にミナがいる。まだ生きている。「ぼくは帰ってきた。とても遠くから帰ってきた。これからは大丈夫だから。何もないはずだ。心配するな。わかった?」と、ジンヒョク。
屋上にいるジンヒョク。景色を見て夢ではなく戻ってきたことを確信する。後輩が患者扱いする。そして、どうして消えて江華島に行ったのか、記憶をなくしたのかと問う。
偶然、救急室にジンヒョクの後輩がいたため、身元不明患者扱いにはならなかったと言っている。そして変な服を着ていたとも。手術はこちらで行ったが、変な腫瘍が見つかったと。
ジンヒョクは以前自分が手術した患者のことを訪ねるが、そんな患者はいないという。また、胎児の形をした腫瘍はあなたの頭の中から出てきたと言われる。
向こうの病院でも、どうしてこんなものがと驚いていたと。持っていたものということで、エンゲージリングを渡される。
「何かが変わっている。ぼくは墜落したのではなくただ消えたのだ。一日で江華島で発見され、手術を受け目覚めた。何よりも本来の腫瘍の患者を誰も記憶していない。去ってから戻るまでの間で何かが変わっている。これはまた別の世界なのか?それならミナは?」
思いをめぐらしていると、車椅子に乗ったチュノンに出くわす。けれど、ミナの容態が急変し処置をすることに。チュノンが言っていたミナが死ぬということは信じない。
電気ショックと心臓マッサージを繰り返す。朝鮮のヨンネが目覚めると、ミナも何とか一命を取り留める。
病室から出ると、チュノンがいる。
「ちょっと待って。ぼくは君を知っているんだ。君の名前はチュノンでしょう。とても遠くから来た。そうでしょ?心配しないで。帰ることができるから。ぼくが君にお願いがあるんだけど。のちに君が大人になって、もしかしたらまたぼくと会うかもしれない。そのとき、ぼくとまた会ったなら、この言葉を伝えて。『ミナという人が無事目を覚ました』と。」
「ミナ?それは誰?」と、チュノン。「そういえばわかるから。そして、ありがとう。そのとき、ぼくがすごく誤解していたんだ。ごめん。」と、涙ぐみながら伝えるジンヒョク。
「あの子が聞いたミナが死んだという現実、その話をした人は・・・。その男はお嬢さんを救うために、この時代に戻ったのだ。その男はまた別の自分だったのか?確かに今の現状はその時と変わってしまった。お嬢さんの運命が元に戻り、ミナが助かるのだろうか?それなら・・・」と、ジンヒョク。
図書館で調べ物をするジンヒョク。活人署(ファリンソ)についての記述を見ると、高宗代に時代を先取りした女医が医術を広め、その姓がホン氏だったとある。そのことで、ヨンネの無事がわかったのだ。「ミナもいつかは!」と、希望が持てる。
ミナが目覚める。「ミナ、意識が戻ったのか?そうだ、ミナ、僕だよ!僕がわかる?何も言わないで。無理しないで。大丈夫だから。戻ってくれてありがとう。ミナ」と、ジンヒョク。「オッパ、私、長くてとても奇妙な夢を見たの。夢にしてはあまりにも生々しい」と、ミナ。
そして水を取りに行こうとしたジンヒョクにミナは「ジン医員」と、呼びかける。「ミナ、今なんていった?」と、ジンヒョク。
「夢の中で、私があなたをそう呼んだの。ジン医員と。不思議でしょ?私が話しても、あなたは信じないでしょうね。」と、ミナ。「いや、信じるよ。僕は君を信じる」と、ジンヒョク。「ありがとう。そして、ごめんね」と、ミナ。
仁政殿で殺陣が行われている。その後スーツ姿でたたずむジンヒョクに、大院君が語りかける。「ジン医員。ここが150年後の朝鮮なのか?民衆は悩みがないように見える。幸せそうにも。」と。
ジンヒョクは「ここでもどこでも、人の希望は同じです。あなたの夢に描いた朝鮮はどうですか?そのとおりになりましたか?」と、ジンヒョク。
「気になるか?それなら、私達の世界にまた来ればいい。私が築いた朝鮮がどんなものか見せてやる。」と、大院君。「見たいのですが、それは難しそうです。ここで守らなければならない人がいますから。」と、ジンヒョク。
「そうだろう。お前はここの、この世界の人だからな。ジン医員。わたしはお前がとても恋しいぞ」と、大院君。「私も、一生忘れることができません。」と、ジンヒョク。
大院君が去ろうとする。ジンヒョクはちょっとした質問をする。「大院君様、今は何年ですか?」と。「ばかなことを!咸豊(함풍:ハムプン)10年・庚申(キョンシン:경신)年(1860年)だ。こいつ!」と、笑いながら答える。そして「元気でな、100両男」と言って消え去る。
「ヨンネお嬢さんが幸せに過ごしているかはわからない。ここでミナが無事で幸せなら、その世界で生きるお嬢さんも幸せなのだから。」
「ミナ、あの日事故がなければ、正式にプロポーズしてたんだ。」といい、エンゲージリングをミナの手にはめるジンヒョク。「ミナ、僕が遅くなったわけじゃないよね?」と、ジンヒョク。
-終わり-
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