韓国時代劇・信義16話あらすじ(ネタバレ含む)
信義(神医:シニ/シンウィ:신의)の第16話あらすじ(줄거리)&レビュー(ネタバレあり)です。
崔瑩(チェ・ヨン)は王と王妃に無条件に逃げるよう伝言させる。
「やっと分かった。お前がどんなやつか」とチェ・ヨン。徳興君(トクフングン)は3度目の解毒剤が欲しければ王族の自分に礼を尽くせという。
脅迫しかできない馬鹿なやつだと徳興君(トクフングン)を罵り「これから王宮に行く」と言うチェ・ヨン。ウンスはどうするという徳興君に、ウンスに何かあれば奇轍(キ・チョル)も黙っていないし自分もそうだからお前も死ぬと、チェ・ヨン。「解毒剤がなければ殺せ」と、チェ・ヨンは命じて退出する。解毒剤を差し出す徳興君。
王宮ではウダルチと趙日新(チョ・イルシン)が率いる軍が死闘を繰り広げているが、多勢に無勢で王の警護が少ない。副隊長チュンソクはチェ・ヨンの伝言を王に告げ、王妃にはチェ尚宮とムガクシが付いていると説得し、王宮を捨てて逃げることに。康安殿(カンアンジョン:강안전)を眺める恭愍王(コンミンワン)。
多勢に迫られ絶体絶命の王妃のもとへ一騎当千のチェ・ヨンが助けにやって来る。王はすでに宮内にいないため逃げただろうと王妃に伝えるチェ・ヨン。
趙日新(チョ・イルシン)は禁軍500名で護衛しようとしていた王が脱出したという事実に落ち着かない様子だ。便殿へ行き他の重臣から自分たちが監禁されたような扱いだと苦言を呈される。イルシンはキチョルを攻めたというも、自分の意図に反して攻撃は行われていなかったどころか、逆にキチョルの軍に王宮を包囲されてしまう。動揺するイルシン。
そこへ徳興君(トクフングン)が「殿下はどこにいらっしゃるのか?」と、入ってくる。そして、「一体どうして?」と、イルシンを攻め始める。そしてイルシンを誘導して王が乱心していると言ったことに同意させる。つづけて、戦争の危機から民を守るために王を変えるつもりだということにも同意させる。
高麗の安寧のため自分を王にすると言ったではないかといい、徳興君(トクフングン)はすべての罪をイルシンになすりつけ、「いくら足りない王でも、反逆の対価は命。我々の主上を蔑ろにした罪」と、唐突に剣でイルシンを刺し絶命させる。変わり身の早い徳興君(トクフングン)だ。
腰が痛いしじっとしてられないと、ウダルチ達が会議している部屋にやってきてトンマンから治療をはじめるウンス。王宮では禁軍を掌握した徳興君(トクフングン)と私兵で王宮を囲んだキチョルが対峙する。禁軍に弟キ・ウォンを殺され、華佗の遺物も盗まれ激怒するキチョル。
「わたしを敵に回すのが怖くないですか?」と、キチョル。自分が王位についてキチョルがウンスをものにするということは約束だったではないかと徳興君(トクフングン)。そのかわり、王が再び戻ってこないようにすることが条件だという。
ウンスはチェ・ヨンに手帳の続きがあるか聞いたかと問う。チェ・ヨンは忘れていた。今から取りに行くというチェ・ヨンを引き止め、ウンスは彼らのもとに行かなければならないという。手帳の続きは自分への手紙で、内容を知りなんでもないことを確認しなければ耐えられないというウンス。それはチェ・ヨンが倒れていた夢だ。チェ・ヨンは夢の内容を聞くが、ウンスは教えたくないという。
自分の許可がなく一歩たりとも出歩くことは許さないというチェ・ヨン。キチョルは自分に危害を加えないというウンス。それでも許さないチェ・ヨン。ウンスは天の国にある「映画」に出てくる手法を使うから大丈夫だというも、チェ・ヨンは許可しない。まずは王を探すと、その後の予定を伝えるチェ・ヨンを、ウンスは心のカメラで撮影する。
恭愍王(コンミンワン)は誰が自分を王とと知っているのか?誰も知らないと、自分の状況を悲観する。「自分ではなく王宮が王だったようだ」と言う王。
徳興君(トクフングン)が便殿に行くと臣下が待っている。けれど、臣下は王を待っているのだ。なぜ王が戻らないのかと問うも、徳興君は幼い頃からともにいた趙日新(チョ・イルシン)が乱を起こしたから怖いのだろうと言う。
そこに王の教旨を持ったキチョルが入ってくる。徳興君のためと王が言っていたとキチョル。そこには暫くの間王に変わり叔父である徳興君に国政を任せると書いてある。もちろん盗んだ玉璽を使った偽造だ。王は今後使わないと言っていた玉璽だったが、心変わりしたのだろうというキチョル。そして徳興君は玉座に座り、キチョルに功が大きいため褒美を出すが何がいいかと聞く。
チェ・ヨンは王を見つけ出し、王妃の無事を伝える。自分は処理する用があるから他の物に護衛を任せると言う。また、玉璽についての混乱も詫びる。王はウンスの無事も確認する。
毒の成分が分かったが、解毒剤はまだ作れない。チェ・ヨンはその毒を持って外出する。ウンスはまだ自分を行かせろと言っている。チェ・ヨンのせいではないとも。「こんな時にも笑うのですか?死ぬかもわからないのに!」と、チェ・ヨン。いつも自分に対して怒っているが「自分が行ったら怒る人がいなくなってどうするの?」というウンス。
少し休んでいこうというチェ・ヨン。後ろからウンスを抱きかかえる。ウンスは以前は全く答えなかったのに、今では聞くこと全てに答えるようになったという。期待が習慣になってしまったと、チェ・ヨンの暖かさに甘んじるウンス。眠ってしまったら背負って行ってというウンスに、チェ・ヨンは剣が使えないからダメだという。
キチョルを訪ねるウンスとチェ・ヨン。キチョルの喜びようは並ではない。天の門がいつ開くのか分かったと伝えるウンス。「一緒に行きますか?」と、ウンス。その前に手帳の続きについて聞く。キチョルはあると答えるが、その手帳は徳興君の元にあるという。3つ目の遺物も持っていかれたため、それも取り返すと息巻くキチョル。
けれど、どうして自分の元へ来たのかと問うキチョル。チェ・ヨンが代わりに説明する。「医聖の命が危険に脅かされているからだ」と。
恭愍王(コンミンワン)が王妃のもとにたどり着く。しばし少女のような表情の王妃に見とれる。「こういうものなのだな。父となったものが言う世界の全てとは」と、王妃を見ながら言う王。「何をしていましたか?」と、王。「待っていました」と、王妃。
王はこれからここで国事を行うと宣言する。上訴したいことがあれば訪ねてこいと。隠れていれば攻撃されるが公にしていれば攻撃されないと言う。仮にも王だからと。そして、仮宮の案内を王妃に頼む。
三人揃って王宮にやってきたことに徳興君(トクフングン)は驚く。キチョルに解決を頼むチェ・ヨン。「私の医聖に毒を盛ったのですか?」と、解毒剤と遺物を差し出すように言うキチョル。徳興君(トクフングン)は自分の札をすべて出せば殺されかねないと拒否する。王族で王の代理を殺すことなどしないというキチョル。
チェ・ヨンはため息をつき実力行使に出る。そして徳興君(トクフングン)にウンスに盛った毒と同じ物を飲ませる。自分が治療するとウンスとふたりきりになる徳興君。徳興君は医聖というのに解毒できないウンスを偽物だという。
けっきょく今まで与えた偽物の解毒剤ではなく本物を渡そうとする徳興君。その前にウンスに手を組んで天の門を信じているキチョルを弄び、高麗を手に入れようと持ちかける。ウンスは手帳が先だと返答はしない。「いいだろう」と、解毒剤を差し出す徳興君。ウンスはさらに条件を付け足し、チェ・ヨンに手を出せばすべてが終わりだと告げ、その場を去る。
チェ・ヨンの手を掴み退出するウンスを見て、ウンスを手に入れるにはチェ・ヨンが邪魔だと共通認識を示すキチョルと徳興君(トクフングン)。
イ・セクが平服に変装して王がいるところを訪ねる。なんでも聞いてくれる王という噂を知らないのかと、民に言われる。本物であるはずもなく、お金にもならないことをしている占い師を、人々は面白がっているのだと聞かされる。
ある母が娘が可愛いのでどうしようかと相談に来る。ある男は、王は知らないのだろうが、13歳で可愛いと元に貢物として送られると言うのだ。そこで母は頭を丸めて僧にさせようかという。王が民と真摯に向かい合っている様子を見て、イ・セクは真の王の姿を垣間見る。
イ・ジェヒョンも王の様子を知り高麗独自のごくじを作る決心をし、チェ・ヨンに護衛を頼む。
徳興君(トクフングン)は典医侍(チョンウィシ)にいるウンスに、手帳の続きの半分だけを内侍に届けさせる。「どうかあなたがコレを・・・」と書かれている。自分が書いたようだが内容の意味がわからないとウンス。「この文字を彼と一緒にいるあなたが読めるだろうから、どうか遅れないように・・・」
チェ・ヨンは博士たちを連れて行く手配をしている。
だれが「ウンス」と言って書いているのか何を意味しているのか全くわからない。なぜハングルで書かれた文が高麗にいあるのかも。いったい「その人」が誰なのかもわからない。「わたしに『その人』というのはいないの。本当に」と酒を飲むウンス。
多くの出会いがあったがいつも心を開かなかったと。チェ・ヨンにもそうだった。いつか去ってしまうからというわけではなく。けれども、抗えない愛しさがあるという。酔ったみたいと退席する。
寝付こうとした時に自分に似た声が呼びかける。手帳に描いてあることと今まで起きたことがシンクロする。予言のように過去のことも言い当てている。そしてこれから起きることも。菊の花が満開の日、「その日にその人を送ってはダメ。その日、その人を待っているのは罠だった。だからウンス、どうかその人を捕まえて!」
渓谷を一人歩くチェ・ヨンがいる。
17話につづきます
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