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信義(神医:シニ)第8話あらすじ&レビュー(ネタバレあり)

   

信義神医:シニ/シンウィ:신의)の第8話あらすじ&レビュー(ネタバレあり)です。

護送される崔瑩(チェ・ヨン)。

奇轍(キ・チョル)は水泡と血だらけの先王・慶昌君(キョンチャングン)の死体を見る。

チョン・ウムジャがチェ・ヨンの剣を持ってくる。チョゴルデ隊長から受け継いだものだという。キチョルは剣を抜き慶昌君にかざし「チェ・ヨンが飲むはずだった毒をこの子が飲んだ。」と言う。ウムジャは「チェ・ヨンが飲ませたのでしょう」と言う。「そうだ、そうに違いない。自らが生きるためならば。人間ならば。」と言う。ウムジャは「けれど、違うのですか?」と聞く。キチョルにはこの信義が理解できない。

ウンスはファ・インスに監視されている。「そんなはずない。歴史がそんなはずが。私が記憶しているチェ・ヨン将軍は歳をとるまで生きているはずなのに。だから、こんなに早く死ぬはずがない。死なないはずだわ」と、ウンス。スインは「本当に全部知ってるの?天から来た人だから?」と問う。ウンスはわたしのことも記録に残っているはずという。

ウンスはスインのことはおいといて「私が知っている歴史とちょっと違う。チェ・ヨンはこのままだとどうなるの?」とスインに聞く。スインは、謀反人だから陵遲處斬(ヌンジチョチャム)の刑となり、民衆の前で徐々に刻まれ、耐えられない苦痛の中徐々に死んでいくと言う。

ウンスは謀反ではないと反証できないのかと問う。自分は見ていたと。「私に言わず師兄(サヒョン:キチョルのこと)に言って」と、スイン。王がダメでも師兄ならそれができると。スインもチェ・ヨンを気に入っているため、ウンスにエールを送る。キチョルの弱点を聞くウンス。聞いてどうなるものではない。「スインは弱みは見せるな」と警告する。キチョルは弱みを突きたくなる性格なのだ。

江華郡守がチェ・ヨンに近づき「恨むな。ああ、代々国の禄を食むための3つのこと」と、わざわざ教えを与えに来る。その答えは「第一に、力のあるものにおもねり、第二にそれに従い、そして一番重要なのは、そんな自分を正しいと信じるということだ。無条件に」と言う。チェ・ヨンは面倒な事だと鼻で笑う。

 

ウダルチが軟禁されたのち、王宮はキチョルの私兵が官軍として警備している。王妃がキチョル邸に行く時に襲われたのは、まさに彼らからだ。王は実質監禁状態だ。王妃はキチョルが自分をつまらないもののように切り、王はそんなつまらない王妃を持っていると、自らを蔑む。王妃はそのことを憂い「王は一人でいらっしゃる。馬鹿だ。ほんとうに馬鹿だ。」と言い踵を返す。

トギの陽動によりウダルチの居所に侵入できたテマン。チェ・ヨンが捕まったという噂をトギから聞いたと伝える。隊員はどうせ謀反で死ぬならと、戦うことを提案するも、副隊長チュンソクは鎧も武器もないと一蹴する。

チェ・ヨンは牢に幽閉される。慶昌君とウンスのことを思い出している。キチョル邸に軟禁されたウンスもチェ・ヨンのことを思い出している。ウンスはキチョルに呼ばれスインに教わった通り、強気な態度を演じている。

最初に拉致された時は「この女」と呼ばれていたのに、今回は待遇が違う。食事に毒を持ったのかと聞く。キチョルは「医聖を殺すつもりなら毒は使いません」と言う。医聖とわかったからには殺すつもりは毛頭ない。「どうやって殺すの?」と、ウンス。「まずは座ってください」と、キチョル。ウンスは「私がずっと話があるって言ってたじゃないの!」と、さんざん無視しておいて今になって厚遇する現状に不満を述べる。

「医聖にお願いがあります」と、キチョル。「だから急にビジネスフェイスになったのね」と、自分も更にビジネス的に話を進めると、願いがひとつあるため席につく。「先にカードを見せて」とウンスに言われるが、カードという言葉がわからないキチョル。ウンスは「札」と言い直す。キチョルはウンスの手術道具とともに華佗(ファタ)の遺品を見せる。「わかりますか?」とキチョル。「どこから出てきたの?どうして・・・。これはなに?なんなの?」と、ウンス。「MADE IN KOREA」の刻印もある。

チュソクは御医チャン・ビンの助けを借りてなんとか王の居所に入り込む。チャン・ビンは「御薬を飲む時間です」と言い、王に演技の同調を仰ぎ、監視役のキ・ウォンの目を欺く。声が漏れるためチュソクを近くに呼ぶ。「死ぬべき罪を犯しました」と、いきさつを話すチュ・ソクに「全てはワナでチェ・ヨンに罪はないというのか?」と、失敗したから弁明しているのか、そして、力のない王を懐柔するのかと問う王。

王は剣を投げ自刃するように言う。謀反に内通した罪で、まさにチュソクが自分で言った「死ぬべき罪を犯しました」に該当すると。チュソクは自らの首に王剣を当てて「大将からの伝言があります。その言葉を言ってから首をはねます。大将はこう言っていました。『ウダルチ中郎将チェ・ヨン、いまだ王命を果たしていません』と。」 チュソクは全て伝えたと言い首を切ろうとするが、すんでのところでチャン・ビンに止められる。「お前はまだすべきことが残っている」と、王。

キチョルは華佗(ファタ)の数百年前の遺品はまだ2つあるといい、さらに王との7日間のカケについても話す。結果を聞くウンスに「勝てば自分の元へ、負ければ王の元へ。医聖の心はどちらにありますか?」と、キチョル。「私の心は私にあるでしょ?」と、キチョル側につくことを「いやだけど」と、きっぱり断る。

高麗一の権力者である自分の前で「いや」というウンスに落胆するキチョル。これ以外の2つのものの正体を知りたいか聞くウンス。自分の世界から来たものだから当然わかると。交換条件にチェ・ヨンを要求するウンス。キチョルはそのかわりに自分の側につくことを要求する。

チェ・ヨンはずっと眠っている。「まだ見つからないのだな」と父に言われ「私がずっと何を探しているのでしょう?」とチェ・ヨン。氷を貫き湖に落ちもがくも、気がついたら春の景色になっている。チェ・ヨンは湖一面の氷について聞くも、父は氷など一度も見たことがないという。ずっとこのままだと。そして長い眠りから覚める。凍っていた自分の心にはも春が訪れる。

「いまだ私が下した任務を果たしていない・・・」と、チュソクに聞かされたチェ・ヨンの言葉を思い出す王。先王のお役御免の許可書と、現王の自分が下した命令をも思い出す。王は内侍を掴み「彼は先王ではなく私の命に従っていたのだ。そうだ、そういうことだったのだ。」といい、臣下の待つ便殿に赴く。

チョ・イルシンはチェ・ヨンを含めた謀反人達の罪を洗いざらい明らかにしたいと進言する。すると、王は親鞠(チングク)をすると言い出す。親鞠とは王が直接行う鞠問(クンムン:罪を問いただすこと)だ。チョ・イルシンは面食らいためらいを見せる。「どうした?親鞠もできないようなダメなものに見えるか?」と言い、牢に案内せよと王。王は重臣の反対を押し切り突き進む。「行く手を阻むつもりか?」と。

牢の門前についてもチョ・イルシンは「おやめください。とんでもないことです」と、身の危険があるからと親鞠を阻もうとする。王はキ・ウォンにそんなに不十分な鎖を用意したのかと問うと、キ・チョルがチェ・ヨンの内功を警戒して燕京(現在の北京)の職人に特別に作らせたものだから一般的な鎖より12倍も強力なものだとの答えが返ってくる。その言葉を言質に獄門を開けさせる王。

「静かにしなさい。これから親鞠をするから、皆静かにするように」と、周りの者を黙らせる。チェ・ヨンは王の前に跪く。「私が下した任務をいまだ果たしていないと言ったとか?私の下した任務は2つあった」と、王。「毒殺したという証拠は見つけました。」と、チェ・ヨン。「それでは、2つ目は?」と、王。「その証拠により誰と戦うべきかすでにご存知かと。けれど、殿下がどうして戦わなければならないのかを、私は探すことができませんんでした。」と、チェ・ヨン。

王は「私は私自身がどうして戦わなければならないのかわかっている。だから、お前は私に、どうやって戦うのか教えてくれ」と言う。チェ・ヨンは「私は反逆者として牢にいる者です。」と言う。王は「こうして逆徒として死ぬつもりか?それが望みか?では全て終わったというのか?教えてくれ。私がどうやって戦えば良いのか。私はお前を助けることができるだろう。」と、言う。

「医聖をキチョルに送ったのは、そのほうが安全に過ごせると思ったからだ。私のもとにいると、あの方は更に危険なのだから。私に力がなくて。どうしようもなくて。」と、王。「あの方はあそこで安全でしょうか?」と、チェ・ヨン。「確認する方法が私にはない。」と、王。

間者の一人がキチョルに面会を求めるも、通すなとの命があったと断られる。そのころ、ウンスはキチョルとスイン、もちろん自分にもに爆弾酒を作っていた。これも自分を優位にさせる手立てなのだろう。ルールに則ってと言い、自分から飲み干す。更に「チアース(乾杯)」といい2杯めも飲み干す。

キチョルはさほど酒に強くないのか。また、高麗一の権力者の自分が王であろうと医聖であろうと人に従うことはない。ゆえに、それに耐えかねている。「私の心をつかみたいなら私の言うとおりにして!努力して。私のような女を捕まえたいならお酒を飲まなくちゃ!」と、ウンス。どうやらウンスのペースに乗せられているようだ。

チェ・ヨンはネズミの血を使って首を切ったように見せかけ牢を脱出する。ウンスは「本来デートというものは2人でするの」と言い、キチョルに護衛を退けさせる。それがルールだと。開京が見たいというウンスを水辺に連れて行くキチョル。

「王がいない?」と、キチョル。ウンスは現代が王政ではなく民衆の選挙で決まる大統領制だということを説明している。キチョルはその妙な制度を聞き笑いを抑え切れない。ウンスは江華島で見た花でチェ・ヨンを思い出す。密かにウンスを見守るチェ・ヨンがそばにいることを知らない。

キチョルに報告が入る隙に逃げるウンス。足を滑らせ誰かに抱えられる。キチョルだと思ったウンスだが誰もいない。そののちキチョルと会う。「誰か来ていたのですか?」と、聞くキチョル。

チェ・ヨンが脱獄したとの情報を受け、捜索に奔走するキチョルたち。ウダルチの居所でも見つからない。チェ・ヨンはチャン・ビンの力を借り王の元へ行く。「これはどうしたことか。謀反人がやってきたのか!」と、笑って迎える王。一つ伺い一つ答えたいとチェ・ヨン。

王はチェ・ヨンの問いに真の王になるためだと答える。そして、チェ・ヨンは「王は戦うべき人ではありません。王は持つべき人です。一人を持つ王がいて、数千数万を持つ王がいるだけでしょう。まずは私をお持ちください。そうすれば戦いは私が担います。」と、王に忠誠を誓う。

キチョルが王の居所に到着した時には、すでにチェ・ヨンの姿はなかった。王は護衛を試したが役に立たないと、キチョルの用意した護衛を変えろとキチョルに要求する。チェ・ヨンについて聞かれると、牢にいてキ・ウォンが監視しているはずだとして「何か事故でもあったのか?」と、しらばっくれる。チェ・ヨンは牢に戻っている。

キチョルはチェ・ヨンに、お前ならすでに築いているだろうと前置きした上で、全てはお前を惜しく思い自分の元に留めておくための策略だったと明かす。お前がどちら側(王)が良いと思っているのかがかわからなかったからだと。そして、聞きたかったと言い、「結局、慶昌君(キョンチャングン)に毒を飲ませたのはお前なのか?」かどうかを問う。答えないチェ・ヨン。医聖もお前の開放を望んでいるので、意地を張るのもここまでにしろというキチョル。

チェ・ヨンは去ろうとする気チョルを引き止め「人々は普通こう言うのでは?私が生きていると。けれど、実際は違うでしょう。私は死んでいくでしょう。どうせ死んでしまうその日まで、日々。それで言うのですが、私はできるだけ静かに死んでいこうと決心していたのです。けれど、あなたがおとなしく話をよく聞く私をつついたと言っているのです。『目覚めよ、起きよ、生きてみよ』と。」と、言う。結局キチョルは寝ていた虎を起こしたのだ。

王は何かを決断し、勅令に玉璽を押印し、その後、王妃を尋ねる。「夜更けに尋ねてきた。願いがある。私はこれから勇気を出そうと思う。得たいと思う者がいるのだ。彼を得るには私が勇気を見せるのが先だと思ったため。あなたが助けてくれて成り立つ演技です。助けてくれますか?私は悪く情けなくダメですが、正面突破というものをやってみようと思います。助けてくれますか?」と言い、高麗式の王妃服を差し出す。

キチョルにウンス、百官が参内している。王はすべての重臣に、いくつかのここで見たこと聞いたことを民衆に報告せよと命ずる。そして「その一」と言い、元の服を脱ぎ捨て高麗の服に着替える。そして、王妃もまた高麗の服で王の横に立つ。史官にこの事実を記録させるチョ・イルシン。キチョルの目配せで一人の重臣が反対意見を唱える。それを「まだ話は終わってない」と、一蹴する王。

2つ目として、長い間高麗にいなかった自分に、高麗の現状を調査し教えてくれた者たちを呼び、報奨するという。そうして呼ばれたのがチェ・ヨン率いるウダルチ部隊だった。

第9話に続きます

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