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屋寝部屋の皇太子19話 涙なしには・・・

      2017/05/15

屋寝部屋の皇太子(オクタッパン ワンセジャ:옥탑방 왕세자)19話のレビュー(あらすじ含む)です。

今回はやばい回でした。幸い近くにティッシュがあったから良かったものの、事前にわかっていればタオルを用意して置いたはずです。そのぐらい切ないストーリー展開でした。

イ・ガクの身代わりとなってヨン・テムの車に轢かれたパクハ。300年前、嬪宮(ピングン:빈궁)が亡くなった時を連想させるシーンです。

幸い一命を取り留めたパクハ。けれどすぐに肝移植を受けなければ助からないとわかり、イ・ガクは姉のセナにそのことを話しドナーになってくれと頼む。セナも贖罪の気持ちだけでなく姉妹愛に芽生え、パクハの命を助けようと思い始める。

けれど、そのことを逆手に取ったテムは、会社や財産の権利書を手に入れ、セナを連れて中国に逃げようと画策。セナがなんとか場所を知らせ、その目論見を破り、パクハは無事手術を受け一命を取り留める。

その後、セナは自らの意思で警察に出頭することに。生みの母と育ての母が見送る。

「世界最強の韓国のオンマが2人いるのに、何を心配してるんだい!心配しなさんな!」

マノクオンマのこの言葉あたりから、涙腺は開放状態になり始めました。

 

シーンは変わって、パクハへの恩返しのため3人組はアルバイトをしてお店をプレゼントすることに。アルバイトといっても、それぞれの突出した才能をいかんなく発揮します。

ヨンスルは武術を生かし「脅威の新鋭」と呼ばれるドラマの主人公となり、チサンはカヤグムを奏で「国楽に彗星」と言わしめる演奏家に、マンボは「朝鮮スキャンダル」という歴史小説を執筆して、それぞれが大金を手にします。

このあたりはトトもハッピーな気分で見ていました。

パクハは退院し、5人で帰路につくため車の中にいた時、トンネルをくぐると突然チサンが消えてしまいます。家に帰って写真を見ても彼の姿はありません。パクハは不安を覚えます。

そしてある日の晩、パクハはイ・ガクを呼び出して「結婚して!」とプロポーズします。けれどイ・ガクはパクハのために用意した店に連れていき

「これが私の答えだ。お前はここで生き、私は去る人間だ。」

けれども、パクハは

「一日でもいい。別れることを考えて何もできない臆病者でいるのはやめよう。他の人がするように結婚したいの。途中でやめなければならないのが運命ならしかたないわ。」

イ・ガクが「どうして苦痛(のタネ)をつくるんだ?」というと、パクハは

「それが苦痛なの?あなたと結婚して思い出を持ちたいの。結婚するならあなたとしたいの。ただ、私たち結婚しましょう」

自分が消えたあとにしっかりと生きてほしいイ・ガクの思いと、いつ消えていなくなるか分からない彼へのパクハの切ない思いが交錯して涙を誘いました。

ついに、イ・ガクは折れて「勝手にしろ!」と結婚を承諾します。

 

シーンが変わって二人は昌徳宮へ。結婚準備で忙しいのにと不満顔のパクハ。けれど、ここには時空を超えたプレゼントが。芙蓉亭の柱のたもとには300年前にイ・ガクが隠した網巾(マンゴン:망건)の横につける玉貫子(オククァンジャ:옥관자)が。それを結婚の礼物のとしてプレゼントします。パクハはそれをチェーンに通し肌身離さず持つことに。

エレベーターに4人で乗っている時に突然停電になり、ヨンスルとマンボは消えてしまいます。二人の焦燥感は一気に高まることに。互いの手を握りながらすごします。

オクタッパンで式を挙げたいというパクハの願いどおり、ふたりきりで結婚式を上げることに。パクハは玉貫子のお返しにゴールドの丸いトップの付いたネックレスをプレゼントしました。

誓いの儀式と誓いのキス。1日でもいいというパクハの願いも虚しく、イ・ガクはキスのあと見つめ合いながら消えてしまいました・・・。

「行ったの?私の声が聞こえないの?」

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 - 屋寝部屋のプリンス