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屋寝部屋の皇太子 最終回 オクセジャ廃人

      2017/05/15

屋寝部屋の皇太子(オクタッパン ワンセジャ:옥탑방 왕세자)最終回のレビュー(あらすじ含む)です。

すでにオクセジャ廃人です(笑)

今までの回に散りばめられていたすべてのパズルが埋まって、ひとつの絵に仕上がりました。

 

朝鮮に戻ったイ・ガクは臣下3人と合流する。 現代の調子で世子(セジャ)イ・ガクに話しかけたしなめられるほど、すっかり現代化している3人。笑いを誘う。

崖から落ちて死んだと思っていた世子(セジャ)が生きていたことに驚く左議政(チャウィジョン)ホン・マンピル。そしてそこにはイ・ガクの異腹兄のムチャン君(グン)が。ムチャン君は母ムンチョン嬪(ピン)が廃された時に、ともに宮廷を離れた王の庶子だ。マンピルとムチャン君はイ・ガクを暗殺するという謀反を画策したのだった。

イ・ガクは反逆罪などを専門に扱う義禁府(ウィグムブ:의금부)へ下命し、ホン・マンピルの家族を捕縛する。芙蓉がいないことを母・貞敬夫人チョン氏(チョンギョンプイン チョンシ) に問うと熱病のため部屋にいるとの返答。

世子嬪(セジャピン:세자빈)殺人事件の謎解きが始まる。 宮廷に実家からの手紙と「おしろい」を持ってプヨンが参内する。おしろいはヒ素の一種ピサンだ。そして手紙には恐ろしい計画が。プヨンが家に帰りその内容を確認すると、世子(セジャ)暗殺計画の詳細が記されていた。干し柿(コッカム:곶감)にピサンをふりかけろとの指示。

プヨンは父の書いた手紙を読みそのことを知ってしまう。殺人計画を阻止するため急いで参内し、世子(セジャ)と世子嬪(セジャピン)に謁見する。礼に反して晩に参内したプヨンは「なぞなぞを解いた」と申し出る。

「生きていても死んでいて、死んでいても生きているもの(サラドチュッコ、チュゴドサヌンゴッ:살아도 죽고, 죽어도 사는 것)はなんだ」と、世子。

その答えは「芙蓉(プヨン:蓮のこと)」と答える。奇しくも自らの名前と同じ芙蓉だった。

「全ての生けるものは死んで土へ。プヨンは泥(土)の中に埋もれて死んでいなければならないですが、、また花として生き返ります。」

見事になぞ解きに正解したプヨンはピサンのかかった干し柿を褒美にもらい、その場で食べつくす。もちろん世子の命を助けるために。 退出し姉の世子嬪(セジャピン)と芙蓉亭で落ち合う。

家門と世子嬪(セジャピン)を謀反の罪から救うためにプヨンは世子嬪になりすまし、芙蓉池(プヨンジ)に身を投げ死んでしまう。 その前にプヨンは最後の力を振り絞り、世子へ手紙を書く。

「世子邸下(セジャチョハ)がこの手紙を読まれたのなら生きてらっしゃるということ。私は嬉しく思います。(私は)死んでも一つだけ良いことがあります。一生胸にしまっておく言葉を話すことができて良いのです。私は邸下を慕っておりました。邸下を生涯お慕い申し上げます。 生きていても死んでいて、死んでいても生きて。数百年後でもあなたを愛します。」

 

ムチャン君と世子嬪(セジャピン)を捕らえるためにホン・マンピルの家へ行く世子。族に抵抗され、ムチャン君のはなった矢が世子の胸に突き刺さる。けれど、パクハが「ずっと胸につけていて」と贈ったネックレスのペンダントトップが矢を遮り、イ・ガクは命拾いをする。

「パクハがまた私を救った」

捉えられたホ・マンピルとムチャン君は斬首、世子嬪(セジャピン)と貞敬夫人チョン氏(チョンギョンプイン チョンシ)はプヨンの思いをはかり死を与えず南海(ナメ)へ流刑となった。

イ・ガクは300年後のパクハに手紙を書き、二人の秘密の場所、芙蓉亭の柱のたもとに埋める。昌徳宮を訪れたパクハは手紙を見つける。

「もし君がこの手紙を読んだなら、300年経って見る手紙だな。ジュースの店はちゃんとやっているか?パクハ、お前に会いたい。むしろ死んでお前に会えるのなら、今すぐ死にたい。パクハ、愛してる。お前の笑顔が狂おしいほど見たい。どうか安寧でいてくれ。」

ずっとうつむき加減で仕事をするパクハ。そこにヨン・テヨンが来ても全く気が付かない。

三人組は朝鮮でオムライス店を開き繁盛させる。(300年前の朝鮮にはトマトはないのだけど・・・)。オムライスを食べイ・ガクはパクハを思い出し涙ぐむ。そしてハッカ飴(パクハサタン)を食べる。

ジュースショップに出勤するパクハ。南山タワーの絵葉書にパクハの似顔絵とEOというイニシャル。ヨン・テヨンだ。パクハは南山タワーヘ行く。しばらくするとテヨンが目の前に現れる。

テヨン:「どうしてこんなに遅くなったの?随分前から待っているのに」

パクハ:「どこにいたの?私はずっとここにいたのに」

二人:「300年経っても、あなたを愛しています」

 

屋寝部屋の皇太子は製作時間が足りず、途中で粗い作りになってしまったことは否めません。けれど、それを上回る感動を与えてくれました。

最終回を迎えたからこそ言えることですが、ニューヨークで二人が出会い、ヨン・テヨンはパクハに対して不思議な感情を抱きますが、それは300年後に転生したイ・ガクとプヨンだったからなんですよね!

視聴直後には不完全なハッピーエンドに少し納得がいかなくて

「イ・ガクの記憶がヨン・テヨンに残っていれば・・・」「そこ(ラストシーン)で、モンチョンイって言えよ!そしてパクハは『言わないって手紙に書いたくせに』と反論しろよ!」

と、完全なハッピーエンドを勝手に想像しましたが、彼らはきっとすべての記憶と思いを内在して300年の時をひとつの魂で生きているんだと、納得するに至りました。

いいドラマでした。日本に入ってきたら字幕付きでじっくり見たいと思います。

そしてまたオクセジャ廃人に・・・(笑)

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 - 屋寝部屋のプリンス