馬医 第3話 あらすじ＆解説 交錯する運命
2017/12/07
イ・ビョンフン監督が演出する韓国時代劇・歴史ドラマ馬医（マウィ：마의）第３話の解説＆感想（あらすじ・ネタバレ含む）です。
前半は少々野暮ったい流れでしたが、後半は涙を誘う展開になりました。ベタだとわかっていても感情移入してしまうのですよね～。
全般的な流れはイ・ビョンフンドラマというかキム・イヨン作家のパターンで構成されています。「子供の時に何かに追われ共に逃げる」→「主人公の父親が死ぬ」と言うパターンです。もちろんそこへの肉付けの仕方は若干違います。
今回の馬医（マウィ：마의）もご多分に漏れず、ペク・グァンヒョンとヨンダル（カン・ジニョン）が殺人現場を見てしまい、チンピラに追われて逃げます。そして、捕盗庁（ポドチョン：포도청）に一緒に行き事情を説明しますが、針で人が殺せるかと取り合ってもらえません。ヨンダルは羅将の一人にどこかで見た顔だといぶかしがられます。
クァンヒョンは父ペク・ソックに見つかってしまいます。カンヒョンから殺人事件のことを聞かされ自分と同じ物を見たクァンヒョンを信じます。そして奇妙な因縁を感じます。
昭顕世子（ソヒョンセジャ：소현세자）の暗殺容疑を調べているチョン・ソンジョは仁祖（インジョ：인조）が関わっていたことを公にしないようにすべく動いており、また自分の功を作るために、カン・ドジュンが冤罪だったことが分かったと孝宗（ヒョジョン：효종）に伝え、カン・ドジュンの冤罪を晴らし家門を復権させる伸冤（シヌォン：신원）の処置を取ります。
これは不本意ながら冤罪に落としてしまった親友の家門を救おうとした李明煥（イ・ミョンファン：이명환）がチョン・ソンジョに提案したことでした。「医員が政治か？」と言われたシーンです。「機会」と、微妙に上から目線の言葉を使い笑われもします。これ以降この二人は同じ舟に乗ることとなります。
ペク・ソックは捕盗庁（ポドチョン）へ殺人事件についての伝言をしますが、コレが裏目に出て、逆に追われるハメになってしまいます。李明煥（イ・ミョンファン）も秘密を知っているペク・ソックを殺そうとし、息子のクァンヒョンも秘密を知っているのではないかとの疑惑を持ちます。そして、ペク・ソックは逃げる途中に矢に射られてしまいます。
かろうじて洞窟に逃げたペク・ソックとクァンヒョンとヨンダル。クァンヒョンが薬草を探している間にペク・ソックはヨンダルが女の子で揚州（ヤンジュ）の官婢だと確信を持ち、自分の娘だと気付きます。自分が逃げ遅れたことで矢に射られたペク・ソックを見ながら泣くヨンダルは、ペク・ソックが自分の父親だとはわかりません。
クァンヒョンとヨンダルは医員のところに行きますが、医員の密告によりヨンダルは捕まってしまいます。父のもとに薬を持って戻ってきた時にはすでに父は絶命していました。ペク・ソックは自分が本当の父だとヨンダルに伝えることもできずに・・・。
ヨンダルがカン・ジニョンだと、親友カン・ドジュンの忘れ形見だとわかり涙を流す李明煥（イ・ミョンファン）。
生まれてすぐに入れ替わった二人の運命が１２年後に交錯しました。第４話もまだ子役のようですが、早く成人役を見てみたいです！
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