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馬医48話あらすじ&レビュー 両班の壁

      2017/12/07

イ・ビョンフン監督が演出する韓国時代劇・歴史ドラマ馬医(マイ/ばい:마의)第48話の解説&感想(あらすじ・ネタバレ含む)です。

身分を回復したクァンヒョンに新たな問題が!

公式サイトの現場フォトの更新が先週から止まっているのも問題!

イ・ビョンフン監督の前作『トンイ』の特集サイトはこちら → トンイ考2 チャン・ヒビンとの戦い(新規に解説中)   トンイ考(以前まとめた34話までの解説)

 

馬医(マイ:마의)130318

では、あらすじを少々。

 

馬医48話あらすじ

公にはできないことだが、ペク・ソックには免賤に値する功があると主張する白光炫(ペク・クァンヒョン:백광현)顕宗(ヒョンジョン:현종)は提出された施療日誌と捕庁(ポチョン:포청)日誌に目を通す。

クァンヒョンの申し出によりインジュも大殿に上がっている。そこには24年前に昭顕世子(ソヒョンセジャ:소현세자)が亡くなった時のことが詳細に記録されている。

その事件について証人であるものの今まで口に出せなかったというインジュ。関わった医官イ・ヒョンイクイ・ミョンファンが殺害したことなどを明らかにしようとしたペク・ソックが濡れ衣を着せられ虚しく死んでいったことも上奏する。

王族の殺害という天下を揺るがす事件を公にできないことはクァンヒョンにもわかっている。けれども、ペク・ソックの心意気と功だけは取り立ててほしいと願うクァンヒョンとインジュ。

悩む顕宗(ヒョンジョン)。右相(ウサン)は功を取り立てることが民に対する道だと助言する。けれど、祖父・仁祖(インジョ:인조)に対する孝を欠くことはできない。そんな時に、尚膳が朝会の時間が迫っていることを告げる。

そこには資料を管理する春秋館(チュンチュグァン)の官吏も呼ばれていた。顕宗(ヒョンジョン)はひらめき、ある過去の資料を早急に探させ便殿にのぞむ。

重臣たちは相変わらず根拠と名分を盾にチニョンの免賤に反対している。そこで顕宗は第7代世祖(セジョ세조)が下命した文を読み上げさせる。、殺人を明らかにしたものは品階を上げ、奴婢の場合は免賤するという内容だ。

世祖(セジョ)を持ち出されては、重臣たちにはもはや反論の余地もない。これにより、ペク・ソックは免賤され、子であるチニョンも奴婢から良人の地位に上がることになる。

 

クァンヒョンとチニョンの周りの者は大いに喜びお祭り騒ぎだ。大妃・中殿(チュンジョン:중전)・公主から、チニョンに対して続々と祝いの品が届く。

チニョンは顕宗(ヒョンジョン)と独対する。妹のように思っているチニョンに対して何もできなかった顕宗は謝るばかりだ。そして、記録には残せないと言いながらも、父ペク・ソックの意気を大いに称える。

その功によりペク・ソックの遷墓が許される。クァンヒョンは一番いい所だと言いカン・ドジュンの隣に埋葬し直す。両班の常識では考えられないことだが、クァンヒョンとチニョンにとっては二人共が父親なのだった。

 

サアムはクァンヒョンが身分を回復したことに対し、いい事ばかりではないだろうと推測する。

その予感は的中する。顕宗(ヒョンジョン)も名家出身のクァンヒョンに官位を授けようとし、新たに就任した左議政(チャイジョン:좌의정)もクァンヒョンを両班の規範に取り込もうとし始めたのだ。

ただ医官として自分の天命を全うしたいクァンヒョンだったが、周りは家門に見合った官位に登るだろうと予測し、そのようにいらぬ世話を焼こうとしている。大妃もまた家門に見合った縁談を世話しようとしている。

淑徽公主(スクフィコンジュ:숙휘공주)は絶対ダメだと反対するが、大妃も中殿もチニョンとクァンヒョンの関係を知る由もなかった。

また、朝鮮は良賤制であるため、両班と良人の婚姻自体は国法で許されていながらも、妻が良人であった場合には子も良人とされるのだ。つまりは名門家門の消滅を意味する。そんなことは両班の常識では許されないことだった。

そのことを他の医女が話しているのを聞いたチニョンは思い悩む。武橋湯飯(ムギョタンバン)の女将チュ・イノクはそんなことを気にせず、自分のことを考えろとチニョンを諭す。

左議政(チャイジョン)たちは顕宗(ヒョンジョン)にクァンヒョンを文官にし官位を授けるべきだと上奏する。顕宗もまたそのつもりだ。

左議政はクァンヒョンの有り様を父カン・ドジュンと同じだと指摘し、そのような考えが滅門之禍を引き起こしたことに言及する。

大妃もまたチニョンを呼びクァンヒョンの家門を消滅させるようなことはあってはならないと諭し、クァンヒョンを諦めるようにと言う。

 

チニョンに会うクァンヒョン。一時期はクァンヒョンを諦めようと思っていたチニョンだったが、今では生涯クァンヒョンのそばにいることを決心している。家門や身分よりも大切なモノを自分たちの子供には与えようと言うクァンヒョン。

クァンヒョンはカン家の屋敷を薬房(医院)に変えている。そして、文官への登用を辞しチニョンと婚姻する旨を顕宗(ヒョンジョン)に述べる。それが亡き実父の意志でもあると。

自分の行為を踏みにじり免賤上がりの元奴婢と結婚しようとするクァンヒョンに憤る左議政(チャイジョン)。すべての両班を敵にする行為だとクァンヒョンを罵る。

けれどクァンヒョンは自分を権勢の道具にしようとしたことを指摘し、決して屈しないということを述べ立ち去る。

そんなクァンヒョンを心配するインジュ。昭顕世子(ソヒョンセジャ)もトジュンも、他の両班と違う道を歩み違う夢を見たことで命を落としたからだ。

顕宗(ヒョンジョン)が突如倒れる!

 

挿入曲 馬医OST  たった一つ(オジク タン ハナ:오직 단 하나) ソヒャン(소향)

辛く苦しくても(アップゴ アッパド:아프고 아파도) イェリン(예린)

あなたのそばで生きる(タンシン ギョテ サルリラ:당신 곁에 살리라) イム・ジェボム(임재범)

エンディング曲 馬医OST   万に一つ(マネハナ:만에하나) MC the max イ・ス(이수)

第49話に続く

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