馬医４７話あらすじ＆レビューチニョンが官婢に！

2013/03/13 2017/12/07

イ・ビョンフン監督が演出する韓国時代劇・歴史ドラマ馬医（マイ／ばい：마의）第４７話の解説＆感想（あらすじ・ネタバレ含む）です。

あっけなく死んでしまったイ・ミョンファン。もう少しお涙頂戴のストーリにしても良かったのではと思いました。けれど、今話のチニョンは十分に可哀想です。

イ・ビョンフン監督の前作『トンイ』の特集サイトはこちら　→　トンイ考２　チャン・ヒビンとの戦い（新規に解説中）　　　トンイ考（以前まとめた３４話までの解説）

では、あらすじを少々。

馬医４７話あらすじ

馬医である父に過去と自分を忘れ首医となれと言われたことを回想するイ・ミョンファン。そう言われて入った恵民署（ヘミンソ：혜민서）に、結局、自らの足で戻ってきた。当然ながら義禁府（ウィグムブ：의금부）に捕縛される。

すでにあなたの命を助ける手立てがないという白光炫（ペク・クァンヒョン：백광현）。どうしてここまで来たのか、どうしてこうなるような選択をしたのかと問う。

後悔はないと言うミョンファン。けれど、クァンヒョンは後悔しているはずだという。それは、本当に大切なモノを失ったためだと。

ミョンファンだけでなく左議政（チャイジョン：좌의정）と兵曹判書（ピョンジョパンソ）も共に捕縛される。左相（チャサン）はこの期に及んでもどうにかすると言っているが、すでに罪は暴かれていた。ミョンファンは一緒に行きましょうと、罪の対価を払うことを促す。

キベおじさんと話しているクァンヒョン。チニョンのため、もしかしたら自分のために、こんな結末は見たくなかったと言う。

ミョンファンは全ての罪を認め重臣たちの罪も洗いざらい述べる。

顕宗（ヒョンジョン：현종）は首医でありながら謀殺を行い、公主の命を弄んだ罪により、イ・ミョンファンに対し激しく憤る。また、賄賂漬けで王室の権威を踏みにじった重臣たちによって、さらに憤怒する。

関わった医女たちは流刑または罷免され、重臣たちは島流しのうえ軟禁。そしてミョンファンには流刑後に賜死という刑が言い渡される。

ミョンファンは、こんな姿は見せられないと、チニョンに会おうとしない。そんなミョンファンの元へインジュがやってくる。流刑の間までは罪人の健康状態は恵民署（ヘミンソ）が管轄しているのだ。

他の人は知らないが、自分はミョンファンの苦痛をわかっていたというインジュ。そして、父もこうしただろうと、クァンヒョンから預かったトジュンの鍼箱を渡す。

今まで言わなかったことだがと、トジュンはあなたを恨んでいなかったというインジュ。逆に、負の重荷を背負ったミョンファンのことを心配していたと、と順の思いを伝える。

さらにインジュは感謝の気持を述べる。一時は恋慕したミョンファンが最後に毅然とした態度を見せ、インジュの心にその姿を残してくれたことを感謝したのだ。インジュは３人の運命を翻弄したイ・ミョンファンの選択に涙する。

ミョンファンは押送中に、幼い頃住んでいた家を見させてくれと言い出す。そして、その後逃走を図る。逃走した場所はかつての友カン・ドジュンの眠る場所だ。

墓前に跪くミョンファン。昭顕世子（ソヒョンセジャ：소현세자）暗殺の罪をトジュンになすりつけたことを後悔していないという。当時はそうするしか生き延びることができないと思っていたからだ。

けれど、他の選択をしていたなら、師匠・恋人・そして友は今自分の周りにいたことだろうと、心の痛みをトジュンにだけ打ち明ける。そして、鍼を自分の胸に打ち絶命する。

顕宗（ヒョンジョン）はクァンヒョンの懸命な懇願に対し、チニョンを官婢に再び落とすことは避けられないと言う。それが朝鮮の国法であり、身分制度は朝鮮の根幹だからだと。しかも、数多くの上訴も届いていた。

淑徽公主（スクフィコンジュ：숙휘공주）も大妃（テビ）に同様の懇願をするが、こればかりはどうにもならない。

チニョンは未だに友だと言ってくれる公主に感謝の辞を述べる。公主はそんなことを言うなという。賤人だろうが官婢だろうが友は友だ。人は身分ではなく心が大事だ。それを教えてくれたのはお前ではないかと。互いに涙し手を取り合う二人。

ソンハは職を辞す。

朝廷の大勢は覆らず顕宗（ヒョンジョン）はチニョンを楊州の官衙に送ることを決断する。

こうなってはどうにもならないと皆が諦めていた。クァンヒョンはある父娘を見て、父が国へ功を為し免賤されたならと、チニョンの免賤の可能性を考える。実父ペク・ソックに功があればチニョンは良人となれるのだと。

クァンヒョンは急いで家に帰り、左捕庁（チャポチョン）の記録を手に取り、キベおじさんとチャボンに対し、ソンハに自分の言葉を伝えてくれと言う。ソンハは楊州に送られる寸前のチニョンを足止めする。

クァンヒョン自身は顕宗（ヒョンジョン）と独対する。名分さえあればよいのか、ペク・ソックが免賤されれば子もそうなるのか？と言い、顕宗の見解を待つ。

挿入曲　馬医OST　　たった一つ（オジクタンハナ：오직 단 하나）　ソヒャン（소향）

辛く苦しくても（アップゴアッパド：아프고 아파도）　イェリン（예린）

あなたのそばで生きる（タンシンギョテサルリラ：당신 곁에 살리라）　イム・ジェボム（임재범）

エンディング曲　馬医OST 万に一つ（マネハナ：만에하나）　MC the max イ・ス（이수）

第４８話に続く

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