馬医４５話あらすじ＆レビュー
2017/12/07
イ・ビョンフン監督が演出する韓国時代劇・歴史ドラマ馬医（マイ／ばい：마의）第４５話の解説＆感想（あらすじ・ネタバレ含む）です。
視聴率が下がるとアラが見えてくるもので、停滞感が気になりますね～。下がったといっても１８％台は立派に高視聴率なのですが、イ・ビョンフン監督作品では低い数字です。
イ・ビョンフン監督の前作『トンイ』の特集サイトはこちら → トンイ考２ チャン・ヒビンとの戦い（新規に解説中） トンイ考（以前まとめた３４話までの解説）
では、あらすじを少々。
馬医４５話あらすじ
すべてを知ったチニョンと会う白光炫（ペク・クァンヒョン：백광현）。チニョンは３年前にイ・ミョンファンにクァンヒョンが殺されかけたのも自分のせいで、それにもかかわらず奴婢（ノビ）の分際で図々しくも両班として生きていたと自分に憤る。
クァンヒョンはそんなことは関係ないというが、チニョンは自分を許せない。自分でなかったらクァンヒョンは正体を明かし、命の危険に陥ることはなかったはずだと言う。いたたまれなくなり、泣きながら走り去るチニョン。
自分が履いている温鞋（オンヘ：
大妃（テビ）の容態は悪化の一途をたどる。イ・ミョンファンは別名『楊貴妃』といわれる麻薬性の強い赤い花で鎮痛作用のある『エンソク（ケシのこと）』を準備しろという。けれどそれは、患者を麻痺させるだけで、根本的な治療にはならないばかりか毒性の強いものだった。
高台で会うチニョンとクァンヒョン。チニョンはクァンヒョンに本来の場所に戻れば、馬医出身だと指を刺されることもないから、今からでも身分を回復させようという。けれど、それは自らが再び奴婢になることでもある。
クァンヒョンはそうしたくないと言う。本来の名や家門は重要じゃないと。こうして生きてこなければみんなに出会うことができず、お前も自分のそばにいることはなかったはずだ。身分は失ったがそれ以上に大切なものを多く得たと言い、チニョンの提案を断る。
だから、元に戻そうなどと考えるな。何も変わらないし、何も変わってはいけないと、チニョンの手を握り語るクァンヒョン。
エンソクにより一時的に回復したように見える大妃。イ・ミョンファンは顕宗（ヒョンジョン：현종）にも回復してきたことを伝える。そのそばで不安が募る元首医女。
チニョンはキベおじさんを訪ね、ペク・ソックの墓の場所を教えてもらう。ソックとの死に際の会話を思い出し、ソックはチニョンを自分の娘だとわかった上で亡くなったのだとわかる。『アボジ、アボジ（お父さん）』と、墓標をさすりながら涙するチニョン。
ある程度回復したチェ・ヒョンウクはクァンヒョンに話しかける。大妃が回復したことをいぶかしがってのことだ。病名は髪際瘡で、イ・ミョンファンが治療している。そしてたった１日で回復した。そんなことがあるはずはない。何か裏があると。
自分が生き残るためにチニョンを探しているイ・ミョンファン。
カヨンはクォン・ソクチョル教授を使い、イ・ミョンファンが隠していることを探ろうとする。ソクチョルは期待に答え、大妃の容態が悪化し血水が大量に出ていることを突き止める。
一方、クァンヒョン宅には賊が侵入していた。幸い訪ねてきたマ軍官が賊を撃退し、ミョンファンの不正の証拠である施療日誌は盗まれていなかった。
恵民署（ヘミンソ：혜민서）提調（チェジョ）は顕宗（ヒョンジョン）に治療が適切でないことを直訴する。顕宗は提調に大妃の患部の悪化を確認させ、悩んだ末にクァンヒョンに治療を託す。
けれど大妃は、死んでもクァンヒョンからの治療は受けないという。チニョンは武橋湯飯（ムギョタンバン）でそのことを聞く。
チニョンは義禁府（ウィグムブ：의금부）都事（トサ）のソ・トゥシクにすべての事実を書面で伝え、意を決して大妃殿に乗り込み大妃に直訴する。
『ペク医官が賤人ではなく班家の子息ならどうなさりますか？この国最高の家門の、唯一の子息なら、その家門の嫡子なら、どうなさるのですか？』
外にいる淑徽公主（スクフィコンジュ：숙휘공주）にも、その会話は聞こえている。そこにクァンヒョンが走ってくる。
挿入曲 馬医OST たった一つ（オジク タン ハナ：오직 단 하나） ソヒャン（소향）
辛く苦しくても（アップゴ アッパド：아프고 아파도） イェリン（예린）
あなたのそばで生きる（タンシン ギョテ サルリラ：당신 곁에 살리라） イム・ジェボム（임재범）
エンディング曲 馬医OST 万に一つ（マネハナ：만에하나） MC the max イ・ス（이수）
第４６話に続く
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