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馬医最終回50話あらすじ&レビュー 馬医として!

      2017/12/07

イ・ビョンフン監督が演出する韓国時代劇・歴史ドラマ馬医(マイ/ばい:마의)第50話の解説&感想(あらすじ・ネタバレ含む)です。

ついに最終回を迎えました。長いようで短かったです。

NHKの放送が始まったら、あらすじ起こしではなく歴史的解説をしていきます!

イ・ビョンフン監督の前作『トンイ』の特集サイトはこちら → トンイ考2 チャン・ヒビンとの戦い(新規に解説中)   トンイ考(以前まとめた34話までの解説)

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では、あらすじを少々。

 

馬医最終回50話あらすじ&レビュー 馬医として!

正3品堂上官(タンサングァン:당상관)御医(オイ:어의)の教旨を受けた白光炫(ペク・クァンヒョン:백광현)。けれど、左議政(チャイジョン:좌의정)以下重臣たちは黙っていなかった。

三医司(サミサ:삼의사)の歴史の中で、科挙の医科に及第していないものが御医になった例もなく、恵民署(ヘミンソ:혜민서)での医生教育も全て終えてないという理由からクァンヒョンの弾劾を行なう重臣たち。

顕宗(ヒョンジョン:현종)は、わたしが助かったことが嬉しくないのかと、重臣たちを牽制する。そして、自分の健康を害させるつもりがないのなら、これ以上言うなと言を封じる。けれど、これで矛を収める重臣たちではなかった。

サアムと話すクァンヒョン。御医に任命されたが、本心では亡き実父の意思を継ぎ貧しい民に寄り添いたかったと言うクァンヒョン。けれどサアムは、御医になったから貧しい病人の世話をすることができないのかと問う。

そして、権力を振り回すだけ振り回せ。君臨しようとするだけの人々に本当の力が何なのか、力を誰のために割くべきなのか?と、御医にしかできない施策を取ればいいことをクァンヒョンに諭す。

重臣たちは王室の長老・大妃(テビ)に談判に行く。そして、たびたび法を破るクァンヒョンを罷免するよう王に言ってくれというのだ。そこにクァンヒョンが呼ばれてやってくる。

大妃はクァンヒョンを『この国の医官の中で最も信頼の置ける実力者だ』と言い、あまりにも前例を厳守することが偏見につながることをクァンヒョンから学んだと、重臣たちと手を結ぶことを拒絶する。

 

顕宗(ヒョンジョン)と独対するクァンヒョン。王から頂いた力を使っても良いかと訪ねる。顕宗は快く承諾し、そうしてくれることを望んでいたという。こうしてクァンヒョンの医療改革は口火を切る。

まずは、内医院(ネイウォン)の医官たちだ。彼らは王室の治療がないときには両班を診ては金を稼いでいた。それを止めさせ民を見るのも義務だとして、当番制で恵民署(ヘミンソ:혜민서)活人署(ファリンソ)に出させるようにした。渋い顔をする医官たち。

内医院にこんなに薬剤は必要ないと、恵民署と活人署に回せとも指示するクァンヒョン。王室の薬剤だと食い下がる薬師に、小遣い稼ぎだろうと、痛いところを突く。

このような正しい改革は賄賂や横領等に慣れた者達にとってはやっかいなことだ。提調(チェジョ)に談判する者も多いが、提調は聞かないふりをする。

さらにクァンヒョンは余裕のある民に薬剤を収集させることで、無料の薬房の運営も始める。これには市中の薬房の医員たちが猛反発し左議政(チャイジョン)の元へ集まったが、対策を取りようもなく、クァンヒョンに賄賂を指摘され医員としての資質をたしなめられるだけだった。

ソンハは清の最高学府・翰林院(ハンリムウォン:한림원)への留学を準備していた。父の犯した罪の贖罪と、チニョンへの思いを断ち切るためだった。明日にでも発たなければならないと言われる。チニョンへの贈り物の鍼箱だけ残し、チニョンに何も言わずに去る。

 

クアンヒョンとチニョンの婚礼

クァンヒョンとチニョンは婚礼前で落ち着かない。結局部屋を追い出され、外で出くわす二人。クァンヒョンは唐突にチニョンを『夫人(プイン)』と呼び驚かせる。そしてチニョンにも『書房様(ソバンニム)』と呼ばせようとする。

照れてその場を離れようとするチニョンの手を取るクァンヒョン。左手の人差し指に用意していた玉指輪(オクカラクジ:옥가락지)をはめる。一生これ以上のものはやれないかもしれないが、掴んだ手は離さないと告げるクァンヒョン。

婚礼も無事に終わる。淑徽公主(スクフィコンジュ:숙휘공주)も自分のことのように喜んでいる。

 

馬医として

数年後、チュ・イノクオ熟手は夫婦になり、キベおじさんは医女チョビと見合いをしている。サアムとカヨンは清から帰国し、その二人をインジュ、テマン、テジュが迎えに来ている。テジュはカヨンを思い続けているようだ。

クァンヒョンは都城にはいなかった。顕宗(ヒョンジョン)は亡くなり粛宗(スクチョン:숙종)の治世となっていた。クァンヒョンは粛宗の命により衿川(クムチョン)の県監(ヒョンガム:현감)となっていた。正3品の御医から従6品に降格していたのだが、それには理由があった。

地方では高官にもかかわらず、役人たちは民に混ざってあれこれしているクァンヒョンに迷惑しているようだ。馬医出身だの名門家門の出だの、情報も錯綜している。早く都城に帰って欲しいと役人たち。

クァンヒョンが地方に赴任して行なっていたことは医療指導だった。そして本来の人も動物も同じ生命だとの信念のもと、動物たちの治療もいつもの様に行なっている。

役人はそんな行動を訝しがるが、チニョンはそれこそがクァンヒョンのやりたかった尊いことだと理解を示す。

クァンヒョンは幼い頃と同様に今も馬に鍼を打っている。

 

挿入曲 馬医OST  たった一つ(オジク タン ハナ:오직 단 하나) ソヒャン(소향)

辛く苦しくても(アップゴ アッパド:아프고 아파도) イェリン(예린)

あなたのそばで生きる(タンシン ギョテ サルリラ:당신 곁에 살리라) イム・ジェボム(임재범)

エンディング曲 馬医OST   万に一つ(マネハナ:만에하나) MC the max イ・ス(이수)

同時間帯の次回作『九家の書』のあらすじは、韓国ドラマランキングに記述していきます!

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