韓国ドラマ馬医39話あらすじ&レビュー
2017/12/07
イ・ビョンフン監督が演出する韓国時代劇・歴史ドラマ馬医(マイ/マウィ:마의)第39話の解説&感想(あらすじ・ネタバレ含む)です。
さほど進展がなかった今回のストーリー。その間に野王(ヤワン:야왕)が迫る!
イ・ビョンフン監督の前作『トンイ』の特集サイトはこちら → トンイ考2 チャン・ヒビンとの戦い(新規に解説中) トンイ考(以前まとめた34話までの解説)
では、あらすじを少々。
世子(セジャ:세자)の出血が止まらない。白光炫(ペク・クァンヒョン:백광현)はあらゆる止血剤を試すが全く変化がない。チェ・ヒョンウクの指摘のとおりだ。もともとクァンヒョンの治療を反対していた大妃の不信感は増すばかりだ。
最後の手段で鍼を打つというクァンヒョン。テジュもチニョンも聞いたことがないというが、インジュは知っていた。師匠サアムが編み出した独自の鍼法・舍巖針法(サアムチムボプ:사암침법)だ。
けれど、今回行なう施術は神の手を持つというインジュでさえ習得できなかった超高度な手法でもある。
なんとかすべての鍼を打ち終え止血に成功する。精魂尽きたクァンヒョンは気を失いそのまま左腕の外科術を受けることに。
トジュはとてもじゃないができないと言い始めたため、チニョンが手術をすることに。無事に手術は成功する。
サアムはかつての弟子チェ・ヒョンウクを尋ねる。どうして朝鮮に戻ってきたのかと尋ねるサアム。ヒョンウクはお前を跪かせるためだという。10年間雑用をさせられた挙句捨てられたことを恨んでのことだ。
サアムにしてみると、才能には恵まれているものの医員として病人に心を傾けるのではなく、ただ医術にだけにめり込み死体を解剖して回り、挙句は口利きしたものまで殺そうとした狂気の弟子を捨てたまでだった。
弟子としてたった3年しか働いていないクァンヒョンに全てを教え込んでいることも、復讐心を煽る一因だ。そのためヒョンウクは面白いものを見つけたと、サアムの愛弟子クァンヒョンを標的にしたのだ。
あいつも同じだと、治腫指南(チジョンジナン:치종지남)を前にすると揺らぐはずだというヒョンウク。そして、この書がない限り治療は成功しないという。
回復していないクァンヒョンはすぐに働こうとしてチニョンに叱られる。腫気よりもチニョンが怖いというクァンヒョン。冗談ではなく本当だと。
チュファン(急性敗血症)と破傷風を防ぐために、クァンヒョンの指示で新たな湯薬など処方される。実験している左腕の治療も順調に進んだ。けれども、にわかに世子(セジャ)の病状が急変する。胸の苦しさを訴えたのだ。
敗血症の症状が出始めたのだ。クァンヒョンの病状より根が深かったために起きたものだった。更に新たな薬剤を患部に貼るが、それでは不完全だとわかっているクァンヒョン。
一方のヒョンウクはイ・ミョンファンに再び接触する。クァンヒョンの処方を見て、ここまで一人で見つけ出したことを評価する。けれど、これでは完治しないという。決定的瞬間を見計らい、自分を送り込めという。自分なら治療ができると。
クァンヒョンは最後の投薬を躊躇している。大人なら問題のない薬だが、一部の薬剤は子供にとっては毒性が強すぎるからだ。思案を重ねている間にふと灰が目に入る。
ヒョンウクはイ・ミョンファンの働きかけにより入宮する。そして大妃に目通りしようとしている!
挿入曲 馬医OST たった一つ(オジク タン ハナ:오직 단 하나) ソヒャン(소향)
エンディング曲 馬医OST 辛く苦しくても(アップゴ アッパド:아프고 아파도) イェリン(예린)
第40話に続く
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