韓国ドラマ馬医36話あらすじ&レビュー
2017/12/08
イ・ビョンフン監督が演出する韓国時代劇・歴史ドラマ馬医(マイ/マウィ:마의)第36話の解説&感想(あらすじ・ネタバレ含む)です。
ついに復讐の総仕上げにはいるクァンヒョン。そして会いたい人たちとの再会を果たしていきます。
早くも来月から衛星劇場で放送されますね。既定路線だとその後はNHKです。太陽を抱く月(ヘルル プムンタル:해를 품은 달)の後続なのでしょうか?
イ・ビョンフン監督の前作『トンイ』の特集サイトはこちら → トンイ考2 チャン・ヒビンとの戦い(新規に解説中) トンイ考(以前まとめた34話までの解説)
では、あらすじを少々。
ソ・ガヨンは患者がいない状況を白光炫(ペク・クァンヒョン:백광현)に問う。『戻るんだ。自分の場所に。皆のもとへ。ようやく、その時が来たんだ』と言うクァンヒョン。
大殿の前では片足のオ・ギュテ大監(テガム)がいる。驚く顕宗(ヒョンジョン:현종)。イ・ミョンファンやカン・ジニョンも驚きを隠せない。オ・ギュテは足を一本失ったが病から回復したと顕宗に告げる。このことはあっという間に宮中に広まった。
顕宗はイ・ミョンファンを詰問する。治らないと言っていたオ・ギュテが現れたのだ。『また邪術というのか?この国の首医として信じていた。まさか医員の良心まで捨て去っているとは知らなかった。もうあなたを信じることができない。自分の目で直接見て直接聞く』と言い、内官を呼び御医たちを招集する。
御医たちはオ・ギュテの病状を見ても言葉が出ない。そこにチニョンが出てきて、治癒していることを説明する。意を決した顕宗(ヒョンジョン)は都承旨(トスンジ:도승지)を呼び、司憲府(サホンブ:사헌부)に施療庁(シリョチョン)の監査をさせる。
イ・ミョンファンの醜態が明るみとなり、恵民署(ヘミンソ:혜민서)も他の医療施設も修羅場と化していた。金ばかりとり的確な治療がされていないことを民が気付いてしまったのだ。
サアムは無事釈放され、豆腐を持ったカヨンに出迎えられる。連行されているときはあれだけ『お師匠様』と言っていたのに、今は元に戻って『師匠』としか言わない。そんなカヨンに何処かでお師匠様と呼ぶ弟子を作ると冗談で言っていると『お師匠様』と呼ぶ声が。インジュがチニョンを連れてやってきたのだ。
インジュは謎の医員のことを尋ねる。『もしかすると知っている子だ』としか答えないサアム。チニョンもカヨンに聞いてみる。言えないと言いつつもうっかり『ペクヒョン(ペク兄さん)』と言ってしまう。けれど、正体はバレていない。
淑徽公主(スクフィコンジュ:숙휘공주)がウンソを訪ね、クァンヒョンが生きていることを知る。
オ・ギュテはクァンヒョンの師匠サアムが囚われたことを黙ってはおられず入宮したのだった。無理はしたものの幸い問題はなく快方に向かっている。
キベおじさんは外の行灯に火が灯っているのを不思議がりチャボンに聞く。そこに『私がつけました。おじさん。暗いと見えないと思って』と、笠の男が現れる。クァンヒョンだ。3人は3年ぶりの涙の再開を果たす。罪人の身の上のクァンヒョンのことを考え逃げようというキベおじさんにその必要がないことを告げる。
テマンとテジュは謎の医員の処方箋を手に入れチニョンのところにやってくる。同じ年代の医員であるにもかかわらずあまりにも高いレベルの医術だとわかり、驚嘆する3人。そのうちの一枚を見てチニョンは何かに感づき家に帰る。
そしてかつてクァンヒョンが書いたものと照らし合わせ、この謎の医者がクァンヒョンであることがわかり涙する。
薬剤について調べるサアムとカヨン。こんなことをしているとい・ミョンファンに見つかり危険な目に遭うと心配する二人。けれど、クァンヒョンはそれを狙っていた。
イ・ミョンファンの配下は罷免され始めている。ミョンファン自身は世子(セジャ:세자)が治療中ということもあり、大妃や中殿(チュンジョン:중전)の庇護のもと、なんとか首がつながっている。清の使臣団もやってくるため功のあるミョンファンを今の時点できることはできない。
チョンドゥがサアムとカヨンの動きに気づきミョンファンに報告する。清の使臣が利用する慕華館 (モファグァン/モファガン:모화관)に牛耳る人物がいるのだろうと、秘密裏に処理するように言うミョンファン。
淑徽公主(スクフィコンジュ)は物思いにふけりつつ外を眺めクァク尚宮にこの詩を覚えているかと唐の詩人・李商隠の七言律詩の一部を読む。
『相見
12・13の頃には恋慕の意味もわからなかった公主。月日が経ち情を知る公主。そしてクァンヒョンを春風にたとえ、風は吹いて花は咲くがそれは自分ではないと、チニョンに向いて春風が吹くことを悟っていた。その後チニョンに会いに行く。チニョンはすでにクァンヒョンが生きていることを知っていた。
クァンヒョンがチョンドゥに狙われる。けれどそれは織り込み済みで清の武士を待機させており、チョンドゥを捕縛する。
イ・ミョンファンは使臣が皇妃の治療を感謝するためにやってくることがわかっていて、自分の身は安泰だと考えている。そして、貢物も用意している。ソンハが会いににやってくる。そして、クァンヒョンが生きていることを知らされ驚愕する。
使臣団歓迎の宴。皇妃を救った功により、清に赴いた医員たちをねぎらう宴でもある。皇妃の兄・太尉は忘れていたと言い、皇帝の感謝の気持を代弁する。自分ではなく首医や医官・医女の功だという顕宗(ヒョンジョン)。イ・ミョンファンに声をかけると、ミョンファンはとんでもないと謙遜する。
太尉は続けて、最も功があるのは別の者だと言う。首医たちの治療では完治しておらず別の医員が外科術という驚くべき治療法で皇妃を助けたのだと言う。
そして、その者を呼ぶ。その姿に一同驚愕する。クァンヒョンだ!
挿入曲 馬医OST たった一つ(オジク タン ハナ:오직 단 하나) ソヒャン(소향)
エンディング曲 馬医OST 辛く苦しくても(アップゴ アッパド:아프고 아파도) イェリン(예린)
第37話に続く