韓国ドラマ馬医２１話あらすじ＆レビュー
2017/12/07
イ・ビョンフン監督が演出する韓国時代劇・歴史ドラマ馬医（マイ／マウィ：마의）第２１話の解説＆感想（あらすじ・ネタバレ含む）です。
過去のイ・ビョンフン監督作品に比べて現代的な感覚が取り入れられている馬医ですが、少々やり過ぎな場面もあります。
今回もそんなシーンがありましたが、笑いを取るなごみのシーンなのでスルーして視聴しています。あの時代にあんな恋愛感情を持つなんてありえないですよね～（笑）
では、あらすじを少々。
クァンヒョンが家に帰るとソ・ウンソが待っていた。彼女はイ・ミョンファンが白光炫（ペク・クァンヒョン：백광현）に害をなすおそれがあると忠告死に来たのだ。両班家の寡婦が夜中に選民の家に行く事は許されることではないため、ウンソにとっても危険な好意だったが命の恩人の安全には変えられなかった。
ユン・テジュは結果的にクァンヒョンの診察が正しく自分は負けたということで、医官としての任官を断ってしまう。テジュの態度はかなり軟化し、クァンヒョンのことを認めはじめた。ただし、好きになったわけではないと、それなりの心情の抵抗は見せる。
コ・ジュマンは朝鮮で最も死亡率の高い腫れ物・腫気（チュンギ：종기）を治療するために治腫庁（チジョンチョン：치종청）を設置する。庶民は高い薬剤が買えないばかりに腫気にかかり毒素が全身に回り臓器の不全を起こして死んでしまうので、それを外科的治療で対処しようというわけだ。鍼であれば医官の誰もがもっており、患者の金銭的負担がないのだ。
第１３代明宗 （ミョンジョン：명종）代に任彦國（イム・ウォングク：임언국）が記した治腫指南（チジョンジナム：치종지남）に鍼による腫気（チュンギ）の治療法がまとめてあったのだが、壬辰倭乱（イムジンウェラン：임진왜란）の際に消失してしまったのだ。コ・ジュマンはそれを再現しようとしているのだ。
一般の医生は湯薬でないと治療ができないと言っているが、志の高いクァンヒョンとカン・ジニョンは率先してその道を開こうとしている。仲睦まじく同じ道を歩もうとしている二人を見て、い・ソンハは身分の差は埋められないという考えを首医女チャン・インジュに述べる。
淑徽公主（スクフィコンジュ：숙휘공주）は冬至に行われる燈火祝祭（トゥンブルチュクジェ：등불축제）に行きたいと、大妃（テビ）から許可を得ようとする。何かやらかすのではないかという大妃だったが、中殿（チュンジョン：중전）が公主の肩を持ったため、許すことにした。（※燈火の火の字は当て字）
大妃の予想通り淑徽公主はある計画を立てていた。なんとクァンヒョンに告白するというのだ。身分制度の常識からして考えられないことだ。チニョンはその計画に渋々乗ることになる。そのためクァンヒョンを燈火祝祭に二人で行こうと誘いだす。大変な計画が遂行されようとしていることを知らないクァンヒョンは、チニョンに誘われたことが嬉しくて、意気揚々と出かける。
しばらくは二人でいて楽しい時間を過ごしたが、偶然を装い公主とはち合わせるチニョン。そしてチニョンは二人から離れ、クァンヒョンは公主と二人きりになる。もちろんマ軍官もクァク尚宮も離れている。
公主は冊歴を贈る。冬至としてはとても貴重なものだ。開けてみると、二人が初めて出会った日に印がしてある。公主は遠まわしに告白を始めるがクァンヒョンは気が付かず、自分とチニョンの身分違いの関係を思い、自分にもよく理解できると言っている。
そして確信に触れようとしたその時、公主は大妃と中殿を見つけ、一目散に逃げることに。こんなところが見つかればクァンヒョンは間違いなく死罪だ。公主はクァク尚宮たちと落ち合い王宮へ帰る。チニョンを見つけたクァンヒョンは急に雨に降られたために開き倉庫に避難する。
二人は日を囲み、公主の告白について話をする。確信に触れなかったため、そこに自分たちの互いヘの思いを乗せながら話をするが、二人も確信には触れない。
雨が止み家路を急ぐ。チニョンの温靴がだめになってしまう。クァンヒョンはすかさず自分の草鞋を脱ぎクァンヒョンに履かせる。かつて子供の時にやったように。チニョンもその光景を思い出し涙ぐむ。そしてクァンヒョンが昔同じように好きだった子にやったと言おうとしたところにソンハが迎えにやってきて、その告白はもみ消されてしまう。
カンヒョンと二人で出かけたことをイ・ミョンファンは咎め立腹し、ソンハとの縁談を進めることにする。そして、顕宗（ヒョンジョン：현종）にも報告する。
インジュはついにクァンヒョンが自分が探していた子だとわかる。恵民署（ヘミンソ：혜민서）でクァンヒョンに会ったインジュは、ペク・ドジュンの面影をクァンヒョンに見て、いてもたってもいられずに話があると切り出す。
クァンヒョンはチニョンへ贈る温靴を抱えている。
エンディング曲 馬医OST 新曲
第２２話に続く
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