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イ・スンジェ先生退場 クァンヒョン逃亡でドラマは新たな展開に! 馬医28話

   

イ・ビョンフン監督が演出するチョ・スンウ(조승우)、イ・ヨウォン(이요원)主演韓国時代劇・歴史ドラマ馬医(マイ/ばい:마의)第28話の解説&感想(あらすじ・ネタバレ含む)です。

馬医 キャスト・登場人物

クァンヒョンのメンター役だったコ・ジュマンが後遺症の破傷風により亡くなりました。

ここ数話の頭部への手術というストーリー自体に、時代考証的な無理があるのでそこに言及することは避け、今回はそのコ・ジュマン役を演じたイ・スンジェ先生を取り上げたいと思います。

 

馬医(マウィ:마의)ポスター

 

韓国俳優階のレジェンド イ・スンジェ先生

韓国では若手俳優やスタッフがベテラン俳優を先生様(ソンセンニム)と呼びますが、いつの頃からか個人的にも先生をつけて呼ぶようになりました。

彼がドラマに登場するだけで、ドラマの雰囲気がきゅっと引き締まり、仕上がりが良くなるのは周知のことで、いつも出演ドラマを見ながら感心しています。

日本では、李祘(イ・サン:이산)での英祖(ヨンジョ:영조)役や許浚(ホ・ジュン:허준)でのホ・ジュンの師匠ユ・ウィテ、シットコムのハイキックでお馴染みかと思われます。硬軟あらゆる演技に精通した、まさに生きたレジェンドです。

 

1934年生まれで韓国式だと80歳。出身は咸鏡北道会寧(ハムギョンプクト フェリョン)です。現在の北朝鮮と中国との国境の街で、しかもロシアに近い側です。4歳のころに祖父母のいる京城(現在のソウル)に出てきたので、朝鮮戦争による南下ではありませんでした。

会寧といえば、イ・スンジェ先生が王女の男(コンジュエナムジャ:공주의 남자)で演じた金宗瑞(キム・ジョンソ:김종서)が開拓した場所でもあります。

朝鮮戦争が終わった1954年にソウル大学文理哲学科に入学し、その後演劇の道を歩んでいきます。テレビには1961年にKBSが開局した頃から出演しています。

当時の韓国では映画が高尚なものでテレビはまだ地位が低く、映画俳優がテレビに出るのではなく、演劇俳優がテレビに出ていたようです。その流れからか、韓国のテレビの演技は誇張されたオーバーアクションが定着していったようです。

映画V.S.テレビというのは日本での構図と似ていますね!けれど、1966年には彼自身も映画にも出演し始め、その垣根はどんどんと低くなっていきます。

その後、人気が途切れることなく現在にいたり、すでに出演本数は200を超えています。また、年配の視聴者はもとより、若者にも大変人気があり、最新作でのシットコムでもはっちゃけた老人を演じています。

人気の証拠に、李祘(イ・サン)でも馬医でもそうでしたが、降板すると露骨に視聴率が下がりました。

 

第14代国会議員(1992年5月30日 – 1996年5月29日)や韓国放送演技者協会会長を初代も含めて通算3期務めるなど、その活動は一俳優としてだけでなく多岐にわたっています。

現在は世宗大学映画芸術学科客員教授として、後進の指導もされていますが、若手俳優たちは共演してこそ勉強になるのでしょうね。

残念ながら馬医では見納めになってしまいます。できれば終盤まで出演して欲しかったですね~。

 

【参考】 顕宗(ヒョンジョン:현종)  韓国歴史ヒストリア

 

馬医第29話に続く

挿入曲 馬医OST  たった一つ(オジク タン ハナ:오직 단 하나) ソヒャン(소향)

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