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Dr.JIN(ドクター ジン)9話レビュー&あらすじ(ネタバレ有り)

      2017/12/08

Dr.JIN(ドクター ジン:닥터 진:JIN-仁- 韓国版)の第9話レビュー&あらすじ(ネタバレ有り)です。

ついに自分の秘密を他人に話してしまうジンヒョク。その相手はヨンネだった。

「ボクの生きている世界は今から150年後の世界なんだ。 ある日突然、気がついてみるとこちらに来ていた。 信じ難いということはよく分かる。 こんな話をしているボクも、やはり信じるのが難しいから」

ヨンネはため息を一つつき「いいえ、ジン医員の話を信じます。 あの不思議な医術もそのときに使う物も服も、きっと何あるんじゃないかと感じてました。 それではもしかしてミナという方も、私に似ているというその方も、その世界に置いてきた恋人ですか? だから帰ろうとしたのですか?」と尋ねる。 ジンヒョクは「はい」と答える。

ヨンネはもう一度ため息をつき「帰る方法を知っているのですか?」と尋ねる。ジンヒョクは「いや、わからない」と答える。ヨンネは「では(去らなくてもいいのでは)」と言うと、ジンヒョクは間髪入れず「ただ、ここにいてはダメだと思って。ボクのためにお嬢さんや周囲方々に被害を与えたくない」と、返答する。

それに対してヨンネは「そんな、何をおっしゃってるのですか。ジン医員が助けた命が今までにいくつあると?それを忘れたのですか?」と、自らが害になるというジンヒョクを諌めつつ存在意義を諭す。

ジンヒョクは「わかりません。ボクがうまくやっているのか、いや、初めからボクがなぜここにきたのか理由さえ分からない」と。

ヨンネは「明らかここに来た理由があるはずです。 もしかしたら、生かさなければならない多くの人々を生かせとの天の意思ではないでしょうか?火傷をして高熱に苦しめられる私の体を呪いました。 自分のことながらも、私に苦痛だけ抱かせる私の体がとても恐ろしくて恨めしかったのです。 そして、その時始めて痛みを持つ者の、彼らの心を悟りました。彼らも私のように恐ろしくて切迫したはずです。 その時世話してくれた医員の手助けこそ、王より大きく高貴なのです。 この世はジン医員を必要としています。だから、どうか行かないでください。」と、涙を見せながら哀願した。

 

イ・ハウンは大妃と面会している。 今まで会えなかったことを詫びつつ麗句を述べる。大妃は「この老いぼれは何の力もありません。本を読み広大(クァンデ:芸人のこと)を楽しむだけだ。官職が欲しければ左議政のところへ」と、期待に反しつれない事を言う。 続けて「ところで、どうして聞きしに及ぶあの不思議な医員と一緒に来なかった?歳が歳なものだから気力がなく、御医が処方した薬を飲んでも効かないし、脈でも取ってもらおうと思っていたのに」と大妃。イ・ハウンはジンヒョクを口実に、なんとか次回の面会の約束を得た。

すでに安東金氏(アンドンキムシ)の例の3人組もこのことを聞きつけている。王の後継者を指名できる権限を持つ大妃と宗親(チョンチン:王族のこと)のハウンが結びつくのを警戒しているのだ。王に後継者がない状況なので、王に急死されでもしたら後宮政治がやりにくくなる。テギュンはジンヒョクとハウンに手を下したことはバレていないもののうっかりそれらしいことを口に出し、左議政キム・ビョンヒに許可無く手を出すなと叱責される。けれど、御医は次の手を打つようだ。

朝早く、ヨンネはキム・ギョンタクを「永来」と刻まれた岩のある場所へ呼び出す。涙を流しながらヨンネは「ナウリ(キョンタク様)どうか私をお許しにならないでください。婚礼を挙げることはできません」と。キョンタクは「そんな話を聞いたことがある」と、マリッジブルーに違いないと笑って流そうとする。

ヨンネは「そんなのではありません。キョンタク様が私を大事にする気持ちを知って、家同士そう決めたことに従おうとしましたが、とうていこのままでは・・・。」と。キョンタクは「やめろ!」と声を荒げる。続けて「理由は?あなたの家門が南人(ナミン)で許容できないからか?とうてい庶出とは結婚できないから?そうでなければジン医員、アイツのせいか?」と。

ヨンネは「私のこころ・・・キョンタク様に向いてないのです。だから、幸せになる自信がありません。こういう不敬を抱いた気持ちで婚礼を挙げるのは、更に大きな罪だと思います。どうか、私をお捨てください。死ぬべき罪を犯しました」と。

キョンタクは「むしろ庶出だから嫌だと言ってくれれば、あなたを恨むことができたのに。あなたが先に私を殺しました。その舌、その言葉で」と。そして悲壮な表情で太刀を抜き、「永来」と刻まれた岩の字を切る。

妓房でやけ酒を飲み、盃で手を切るキョンタク。妓女チュノンにキョンタクは「(以前)女の心は女が知ると言ったな。答えてみよ。どうすれば女の心がつかめる?金か?家か?聞いていることにだけ答えよ」と。チュノンは「結局のところ恋慕の情だけです」と、破談になったことを悟り答える。キョンタクは「20年も眺めたのにまだ不足か・・・」と悲痛な苦笑を浮かべた。(こんなシリアスなシーンにハエが・・・)

激昂するヨンネの母。「出て行け!お前が出て行かなければ、私が出ていく。生きてられない。顔も見たくない。」 と。

 

ハウンはジンヒョクに、ともに大妃のもとへ参内しようと促す。違う目的のためなのではと渋るジンヒョクにハウンは、すでに自分だけの問題ではなく、お前の問題でもある。命を狙ったのは安東金氏だ。対抗する力を付けなければならない。その力を持つ人はただ一人、大妃様だけだと説明する。「ケヒャンだけでなく多くの人が安東金氏のため虐げられてきた。手助けしてくれ!」と。私は医員だと断るジンヒョク。

そこに家を追い出されたヨンネがやってくる。予定通り婚礼をあげろというジンヒョクにヨンネは「いやです。平凡に生きたくはないのです。医術を学びたいのです。痛みを持つものや飢えた人々を助けながら生きたいのです。その道をすすめるよう手助けしてください。活人署(ファリンソ)が受け入れないなら他のところを探します。私の選択した道です。」と、自分の意志をあらわにする。

キョンタクは左議政キム・ビョンヒ婚礼を挙げないと告げる。息子でない息子を父でない父が心配そうな眼差しで見つめる。当分の間、ムミョンゲに関する仕事に専念するとキョンタク。

聴診器を作ったジンヒョク。ヨンネは「このようなものがある未来には悪い人も助けられない人もいないでしょう?」と聞く。ジンヒョクは「すべての人を助けられるわけではない」と。ヨンネは「ミナ、その人はどんな人?いや、私がつまらないことを聞いてしまいました。」と。

外が騒がしい。活人署(ファリンソ)に「ここの薬で家族が死んだ」と庶民が詰めかけている。医員はすべて逮捕される。捕盗庁(ポドチョン)には御医やキム・テギュンも来ており、活人署の医員に尋問している。ホ医員もジンヒョクも訴えている庶民には初めて会ったといったが、医員クォン・イクジュはそうでないという。けれど、他の用で会ったといっても聞き入れてもらえない。

結局、10回叩きの刑、薬を全て廃棄した上で活人署を閉鎖しよとの沙汰が下った。訴えを起こしていた庶民は金で雇われていた。

 

ハウンとヨンヒが杯を交わす。「お前はオレが酒が必要な日だとどうしてわかった?実はお前に聞きたいことがある。どうして刺客に襲われることがわかった?」とハウン。「それが知りたいですか?実は今日お呼びしたのはそのためです」と、ヨンヒ。そこにチュノンが入ってくる。密談しているため、席を外せというハウン。けれど、チュノンこそが共謀者だった。

「初めてお目にかかります。チュノンでございます」と、白々しい挨拶をする。ハウンは「どうしてだ?ムミョンゲを助けるなんて命が10あっても足らぬぞ。ところで、どうしてお前が?」と、驚きを隠せない。チュノンは「忘れましたか?」と、初めての出会いを思い出させる。

カヤグムを習いたくないという見習い妓女に「私なら朝鮮最高の妓生になる。 世の中を思うがままにする男たちを率いれば、世の中をすべてを手に入れるのと何が違うというのか。 ここで最高になりなさい」と、かつて言ったことを思い出すハウン。

チュノンは「その日から才を磨き、おっしゃるとおりに最高の妓生になったではありませんか。その時から覚悟を決めたのです。朝鮮を動かす女になる。 そうするためには朝鮮最高になる男をを探さなければならない。ハウン様を助けます。朝鮮一の男になってください。」と、野望をあらわにする。

ハウンは「どうすればいいのだ?」と聞く。チュノンは「一日でも早く大妃(テビ)を味方に付けなければなりません。また、必ずジン医員の助けが必要です」と。

 

ジンヒョクは活人署(ファリンソ)を再開しなければとの意をもって左議政キム・ビョンヒに会いに行くも断られる。そこにハウンがやってくる。活人署(ファリンソ)を救うことができるのは大妃(テビ)だけだと。

二人で会いに行くも宗親(チョンチン)は宮廷内に入ることができないという達しがあったとのことで門前払いとなる。左議政が手を回したのだ。けれども、広大(クァンデ)が入るところを見て、ジンヒョクだけなら入ることができると、先に送り込んだ。

趙大妃(チョデビ)に会うジンヒョク。彼女は安東金氏の世であっても、王室の長老としてまた違った権力を持っている。ペニシリンで人が死んだという風聞はすでに趙大妃の耳へも入っている。そこに御医が登場。趙大妃は御医の話しとイギョリの話が違うという。結局は御医の話しが聞き入れられてしまい、ジンヒョクは出入り禁止となる。

そんなときに、入宮していた広大の一人が強烈な腹痛を起こす。御医はただの腹痛だと無視したが、ジンヒョクは疾患を疑い診察する。そこに趙大妃もやってくる。触診により単純な腹痛ではなく胃潰瘍穿孔だと診断し、このままにしておくと腹膜炎を起こし死んでしまうと説明する。開腹手術で治癒が可能だと伝え手術をするようにと言われる。

活人署(ファリンソ)からホ医員とヨンネがやってくる。活人署の運命がかかる手術だ。手術は趙大妃(チョデビ)の御前で行われることとなった。患者は腹を切られることを拒むが、ジンヒョクは手術を受けないと死ぬことを伝え「私が助けます」と、自信を持って伝える。この患者の手術の成功が活人署と数万人の命を救うことになるのだ。「必ず助ける」と心に誓う。趙大妃(チョデビ)からも、必ず助けろと念を押される。しかも、できなければ罪に問われるのだ。

幸い手術は無事に成功し、ジンヒョクとともにハウンも趙大妃(チョデビ)の信任を得ることとなった。ヨンネもお褒めの言葉を賜る。そして、御医は捕盗大将(ポドデジャン)でもないのに捕盗庁の職分を語り叱責される。そして「活人署を廃止するという命令を覆すので、戻り人命を救うことに力を入れよ」との下命を賜る。

ハウンは大妃のために盛大な生誕祝いの宴会を開くことを提案する。「大妃様が健康でいらっしゃることは喜ばしいことで、何よりも万百姓に王室の威信を示すこととなるでしょう」と、何かしら含みのある提案を行う。そして、「自分にお任せください。粉骨砕身させて頂きます」と、力強く述べる。

 

活人署(ファリンソ)に戻る。ハウンに礼を言うと「手術をしたのはお前ではないか」と、礼には及ばない心持ちを示される。そんなハウンにジンヒョクは「ただ、今のように庶民を思う心、それだけは忘れないでください」と伝える。

安東金氏の会合。ハウンが言い出した宴会について。「興宣君(フンソングン:ハウンのこと)が宴会の資金を用意できるものか」と、笑い飛ばしている。

その資金を準備するために、ハウンは賭場を開き金貸しも行なっている。もちろんチュパルが手下だ。金儲けと王室の利己に走るハウンに怒りを感じ、ヨンヒが怒鳴りこんでくる。「いったいどんな了見ですか?直接宴会を用意すると聞きました。本当ですか?その金で数百数千の民の腹を満たすことができるのに。あなたが夢見る朝鮮はこの程度のものなのですか?答えてください!」とヨンヒ。

ジンヒョクとヨンネは活人署(ファリンソ)にいる。家に帰らないのかと聞くジンヒョクにヨンネは「怒りが解けるのを待つしか・・・」と答える。すまないというジンヒョクに「自分が選択したのだからジン医員には関係ないことです」と。そこに下女が「奥様が急に倒れた」と伝えに来た。

イ・ハウンは「私が夢見る朝鮮がせいぜいこの程度と尋ねたか? 金と権力は切っても切れない。私は金と権力、その2つをすべて手に入れる」と。

ヨンヒは「それらを全部得た後にはどうするのです?」と問う。

ハウンは「命福(ミョンボク)を、私の息子命福を王にするつもりだ!」と、力強く答えた。

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