Dr.JIN(ドクター ジン)7話レビュー&あらすじ(ネタバレ有り)
2017/12/08
Dr.JIN(ドクター ジン:닥터 진:JIN-仁- 韓国版)の第7話レビュー&あらすじ(ネタバレ有り)です。
イ・ハウンとソン・チュパルは訳官の男を拉致し気に吊し上げ、キム・テギュンが黒幕だと白状させる。
キム・テギュンは西洋人にケヒャンを売った見返りに大量の金塊を手に入れる。
「とても多くのことが、とても多くのことが変わるんです。その薬をつくると世界の歴史が変わってしまうかもしれないのです。」とジンヒョク。「歴史?それが何なんだ?人が思い通り生きるのが歴史じゃないのか?いったい、一体何を恐れているんだ?オレみたいなやつじゃ理解できない何か・・・お前はそのような才能を持っていても何もしないというのか?他人の苦しみを見ても傍観していることが、お前の言う歴史なのか?」と、ハウンも声を荒げる。
「どうか、あのかわいそうな女を助けてはくれないか?お願いだ」涙ぐみながら切実に頼むハウン。
キム・ギョンタクは木に縛り付けられている訳官の男を救助し、事の顛末を知ることになる。ハウンとチュパルはキム・テギュンが隠している金塊について話している。豆粒1つ分でもでもすごい価値なのにそれが木箱に敷き詰められるほどあると想像し驚いている。ハウンは「もしそんな金塊がなくなれば、その心境はどんなもんだろうか?死ぬよりも悔しいに違いない」と。そんな話を聞いたチュパルは身の危険を感じ「オレは何も知らない!」と一目散に逃げていく。
ジンヒョクはいなくなったケヒャンを探す。街の軒先で「消えろ!」と水をかけられたケヒャンを見つける。「戻って」とジンヒョク。「全てわかっています。見込みがないのでしょう?大丈夫です。私のような下賤の女を心配して下さる方がいるだけで、感涙の極みです。では」と、立ち去ろうとするケヒャン。
ジンヒョクが引き止めるとケヒャンは「どうせ他人のおもちゃとして生きてきた人生. 後悔も未練もありません。 ただできることがひとつあるというなら、たった一日だけでも人らしく生きてみることを、私が恋慕する人に見つめられ、その心に酔いしれ暮らしてみることを・・・ただ一日だけでも・・・」と、涙を見せる。●ここ、訳してて涙でました。切なすぎる!●
その切ない願いにジンヒョクは決意する。「その1日、いや、ひと月1年、いつまでも生きていtられます。私が助けます。」こうしてペニシリンの生成に本格的に取り組むことになる。
活人署(ファリンソ)に戻りホ医員達に協力を仰ぐ。米のとぎ汁・じゃがいも・穀物・青カビなどを使用して、分量のごさに注意を払いつつ仕込み、油を混ぜて抽出を試みる。水溶性のペニシリンを水層ごと取り出し消毒した炭に吸着させる。蒸留水を注ぎ不純物を取り除き、更に濃度を高める目的で酸性水を流し込む。最後にアルカリ性の蒸留水を流し込み、ペニシリン水溶液を取り出した。●また出てきたぞ!透明ガラス(汗)●
最後にそのペニシリン水溶液を患者の菌を培養したものに垂らし効果を探る。適切な濃度が現時点ではわからないからだ。20パターン用意した。そして時間を置いた。
イ・ハウンはヨンネの兄ヨンヒに会いに行く。「ホンソンビ(儒学生)、ホン頭領と呼ぼうか?」とハウン。すかさず首元に刃を向けるヨンネは「死にに来たのですか?」と。ハウンは「お前と一緒に生きようと来たのだ。冷静になって話を聞け!」と。話すことはないとのヨンヒの返答に「それなら金塊の話はどうだ?」と切り返すハウン。一連の話をする。
「あなたの求めているものは何だ?」とヨンヒに聞かれ「力もなく才もなくただ生きていたいという女がいる。それを・・・あいつらの両目から血の涙が流れるところを必ず見てやる!」と、ハウン。
キム・ギョンタクは急いで実家に帰ると左議政キム・ビョンヒとキム・テギュンに会う。国法で禁止されている西洋人との接触をした上に、妓女を売りつけ金塊を手に入れたことに怒る左議政。安東金氏(アンドンキムシ)の家門を危険に晒す愚かな行為だ。しかも、名前まで割れている。「死ぬべき罪を犯しました」と謝るテギュン。金塊を夜が明けたら別の場所に移せと左議政。そして、妓女を探せとの命令がキョンタクに下った。
左議政宅へ忍び込むヨンヒとムミョンゲ達。殺人せずにただ金塊だけを盗むよう伝達する。金塊を運び出したところを庭で待ち構えていたキョンタクに止められる。闘いながら何とか盗むことに成功した。けれど、それによりケヒャンは秘密を知るものとして更に危険な身となる。息子たちの様子を見つつ内心で嫡出がキョン宅だったらと思う左議政キム・ビョンヒだった。
ペニシリンの実験は20個中19個が失敗。残りの1つをジンヒョク自ら確認する。成功だ。フレミングより68年も早くペニシリンを生成したのだ。早速投与する。ホ医員は黙って妓女をかくまっていることを叱責する。御医ユ・ホンピルが新薬の話を聞きつけてやってくる。ケヒャンも探したが幸いチュパル達により別のところに匿われる。
移った先でケヒャンに注射をしようとするヨンネ。ケヒャンは「お嬢さんも医員ですか?良家のお嬢さんが医術だなんてトトも素晴らしいことです。私のようなものは男に・・・」と。ヨンネは「つまらないこと言ってると、注射を痛くしますよ」と答える。●本来、医女は妓女と同格の卑しい身分なのだけど・・・●
妓房からチュノンがケヒャンに会いにやってくる。尾行されているとも知らずに・・・。ケヒャンはすっかり炎症も小さくなり、つかの間の幸せを感じる。けれども、そんなところにキム・ギョン宅がやってきて、ケヒャンは連行されてしまう。
拷問を受けるケヒャン。「私は知ってることも知らないことも何もありません」熱したコテを当てられ身を焼かれても決して口を割らない。ヨンネは二度と活人署(ファリンソ)に行かないとキョンタクに跪いてまで、ケヒャンに投薬できるようにと懇願する。
ケヒャンにペニシリンを投与しようとするジンヒョク。けれども左議政キム・ビョンヒの命によりケヒャンは牢から出される。
左議政と対面するジンヒョク。左議政は「お前の医術を高く買っている。御医が反対しようと、お前さえ望むなら内医院(ネイウォン)に席を用意しよう。妓生一人助けるために新しい薬を作ったというのか?人の命には貴賎があるのだ。私の命と同じだというのか?」と。
ジンヒョクは「どうかお助けください。乞食だろうと妓生だろうと命はたった一つです。それを守るのが私のすべきことです。」と、きっぱりと意見を述べる。けれども、それはこの時代にはそぐわない考え方だった。
牢の中で「体が崩れる前に心が崩れることでしょう。興宣君(フンソングン:ハウンのこと)に累が及ばないか、それが怖いのです。」と言っていたケヒャンは愛する人を守るために舌をかみきって絶命する。
ケヒャンの葬式もおわり妓房で杯を交わすチュノンとジンヒョク。「もしここと違う世界があるなら、その時には妓生ではなく平凡な女性として生きていきたい」とチュノン。 ジンヒョクはにわかに現代のミナの言っていた言葉を思い出す。「別の宇宙のこと聞いたことある?私達が住んでるこの宇宙じゃなくて、他の宇宙が同時に存在していて、そこには、別の私が違う姿で生きてるの。不思議でしょ?」とミナ。そして、チュノンのことをミナかもしれないと思い始める。
家に帰るジンヒョク。軒先でヨンネが待っていた。慰めとねぎらいの声をかけるヨンネ。「あの薬はこれから数万の命を助ける」と。ジンヒョクは妓房でのチュノンの言葉を思い出し、ヨンネに「ボクの知ってる誰かが他の世界で、ボクの知らない他の姿でいるかもしれないと。もしかしてお嬢さんと私がそうかもしれない考えたことはありませんか?」と。
今度は焼酎から麻酔薬を作ろうとしているジンヒョク。ペニシリンのことを聞きつけて活人署(ファリンソ)に押しかけている民衆。そこにイ・ハウンがやってくる。「見てもらいたい患者がいる。高貴な方だ。秘密裏にな」と。●当時、王大妃(ワンテビ)だった第24代憲宗(ホンジョン:헌종)の継妃・孝定王后(ヒョジョンワンフ:효정왕후)洪氏かな?●
キム・ギョンタクは今回の働きを認められ、褒美を受ける。その褒美とはヨンネとの婚礼を早めることだった。ヨンネの家に挨拶に行き、婚礼をすすめることを伝える。
ハウンに連れられジンヒョクとホ医員は高貴な女性の家へ。ホ医員が糸を通して脈を見る。異常はない。ジンヒョクのみ対面診察が許される。見ると首筋に大きな腫瘍がある。リンパ腫ではなく唾液腺腫瘍であるため、簡単な手術で除去できると伝える。痛みを恐れているなら麻酔を使うので大丈夫とも。
高貴な女性は「このようなコブを持った女性らをたくさん見たか? 早くこのコブを取ってくれ」と、何かに追われている様子だ。
家に帰ったジンヒョクをヨンネの母が待っている。婚礼のことを伝えられる。
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