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Dr.JIN(ドクター ジン)10話レビュー&あらすじ(ネタバレ有り)前半

      2017/12/08

Dr.JIN(ドクター ジン:닥터 진:JIN-仁- 韓国版)の第10話レビュー&あらすじ(ネタバレ有り)です。

ヨンネの母が脚気(カッケ)で倒れた。ビタミンB1不足で起きる病気だが、呼吸器や心臓の機能も低下する。ジンヒョクとヨンネが来ても会おうとしない。

ジンヒョクは食い下がる。行くところのない自分を受け入れてくれた恩があると言っても取り付く島がない。「さわるな、触ったら許さない」と、かたくなに拒む。

安東金氏の三人の会合。テギュンは「宗親の身分にも関わらず」と、興宣君(フンソングン:ハウンのこと)が妓房で賭場を開いていることをあざ笑う。けれども、左議政キム・ビョンヒはそのことを警戒する。趙大妃(チョデビ)の信任を受けた。次にどうするのか?それを警戒しているのだ。ハウンに意図があるにしろないにしろ、宴会を阻止する方向で意見がまとまった。

早速行動に出て趙大妃(チョデビ)に談判する。難癖をつけられて大妃は、長い間庶民との交わりを持っていないためやるべきだというが、左議政は大妃を心配しての進言だといい「我が国で最も高貴な長老です。万が一大妃様に何かありましたら、朝鮮の根幹が揺らいでしまいます」と心にもないことを言って、宴会をやめさせようとする。

大妃は「左相(チャサン:左議政のこと)がいるではありませんか。天下の左相が!」と皮肉を言う。左議政は「滅相もございません。私は宗廟社稷(チョンミョサジク:朝鮮を意味する比喩)に忠誠を誓うものです。ご推察ください。」とまた心にもないことを言う。キム・ビョンオクも「主上殿下(チュサンチョナ:王のこと)も臣下の言うとおりにすると下命されました」と、続けていう。参内している3人は「けれど、大妃の意思を通せない私達を命を持って贖わせてください」と、また心にないことを言ってのける。

ハウンの子・命福(ミョンボク)は再び書堂に行って帰るところをハウンに見つかり、二度と行かないと謝っている。けれどもハウンはしかることなく逆に、宋代に司馬光が古代から1362年分の中国の歴史をまとめた資治通鑑 (チャチトンガム:和名:しじつがん)を手渡し、「今後はこの本を読め。一日も勉学を怠ってはならぬ。寝食以外は常に本を持って過ごせ。まもなく高貴な方にお会いするので所作や礼式を身につけよ。」と、含みを持たせることを言い聞かせる。

ジンヒョクはホ医員に脚気について相談する。相変わらず知識は豊富でホ・ジュン先生の話も引き合いに出す。「薬よりいい食事 だ。婚礼が無くなったことによる心労だ。」とホ医員。ヨンネは礼拝に出かける。そこにはハウンの妻もおり、命福(ミョンボク)に「何もなければ良い、守ってください」と祈っている。

安東金氏の三人は妓房で先ほどのことを話している。チュノンがいるので自制せよという左議政にチュノンは他言しないので安心してくれと言う。妓女は解語花(言葉を解す花)で、妓房で聞いたことは他言しない不文律を守っている。もちろんチュノンの場合は建前上だ。

そこにハウンが現れ「左相(チャサン)、私を殺すおつもりですか?太刀を持ったものに襲われました。幸い死なずに済みましたが、そいつらの口から左相の長男の名前が上がりました。宴会のためですか?ただ退屈なさっている大妃様のために開くだけなのに。誤解があったら言ってくださらねければ。どうか、つまらない私の命をお救いください、左相!」と述べる。

これで宴会の開催を断れなくなった安東金氏。宗親を暗殺するということは謀反を起こすも同等だからだ。また、ハウンは、左相の長男の名を出すとは不届き千万なので、真相を追求すると言い、暗殺がバレて反逆罪に問われかねない彼らに対し、完全に有利な立場に立つ。

 

ヨンネは夜通し帰って来なかった。母の様子が気になって、家の前にいたからだ。ジンヒョクは何とかしなければとヨンネに相談し、「なにか好きなモノはあるか?」と母の好物を聞く。「甘いモノと初めて見るもの」というヨンネ。これをヒントにドーナツ作りが始まる。実はミナが作っているときにちょっと手伝ったことがある。「朝鮮最高の医員がお菓子を・・」とぼやいていたホ医員も一口食べて病みつきになる。「薬だ、薬!」と言ってほおばる。

再度暗殺を試みるというテギュンに対し左議政は「左議政の長男か?それともチンピラか?」と、叱責する。庶出のキョンタクにも「災いを招く。心配の種だ」と言われる始末。さらに「今後誰からも侮辱されない!」とキョンタクに凄まれる。破談になって以来、強気のキョンタクだ。

ヨンヒは不思議な食べ物を買ってきたと、ドーナツを置いて部屋を出る。甘いモノと初めて見るものに目がないためつい口にしてしまうヨンネの母。もちろんヨンネが作ったことは内緒だ。これで心配事がひとつ無くなりそうだ。

ムミョンゲは囚われた仲間を助ける算段をしている。チュパルは大妃のコネで官職を得て喜んでいる。あれだけ面倒臭がっていたのに、今では完全にハウンの手下だ。ヨンヒがやってくる。左議政たちの悪巧みを防ぐべくヨンヒに頼みごとをするも、大妃の力で先に囚われている同志を救出してくれと頼むヨンヒ。互いの話の折り合いがつかない。その帰り道、同志たちはすでにさらし首になっていた。

 

ヨンヒはキョンタクに会いに行く。その前にムミョンゲの集まりで同志たちに左議政を殺すしかないと言われたのだ。「竹馬の友の父を殺せというのか。 権力者両班(ヤンバン)らの財産を盗み出したが、すでに奪うものは彼らの命だけしか残ってないからな」と、悲壮な決意を固めていた。「今日はヨンネの兄ではなくお前の友としてきた」と、キョンタクを呼び止めた。

ヨンネとのことでこじれた関係と、過去の家門同志の確執や親友の父が暗殺対象でもあるため、ヨンヒは「むしろ、知らない間柄なら良かった。一つだけ覚えていて欲しい。お前はオレにとって常に過分にありがたい友人だった」と、涙を見せつつ言う。キョンタクも何かあったのかと感じている。ヨンヒは「すまない」と言って立ち去った。

ドーナツのことを話すジンヒョクとヨンネ。ミナとともに作ったのかと聞かれ「必ず帰らなければ」とジンヒョク。そこにハウンが命福と共にやってくる。命福はすっかりヨンネに打ち解けているようだ。大妃に献上するドーナツを渡す。「大妃もきっと気に入ります」と命福を見て言うジンヒョク。宴会の席で大妃に紹介するのだ。「お前の言葉を信じるぞ」とハウン。

初めて会った日のことを思い出すハウン。「お前がいなければ救えなかった命が多いな。もしかしたら、オレもあすの宴会など開くこともできず、未だに酒浸りだったろうよ。お前から見ておれはまだ喪家の犬(サンガッチベ ケ:상갓집의 개)のようか?」と、ハウン。「実際のところ随分変わりました。以前からぼくが知ってる(現代の知識での)姿とは。もしかしたら、その言葉が正しいかもしれないです」と、ジンヒョク。

何を言っているのかと尋ねるハウン。ジンヒョクはかつてミナが言っていたことを思い出す。かつてジンヒョクはハウンのことを「近代化の敵」と言っていた。けれどもミナは「もっとも重要なことを見逃しているわ。60年間の安東金氏の独裁をひっくり返し、抑圧された民を救い、政治を立て直し朝鮮も立てなおした人だ」と言っていた。

ハウンは「これからが始まりだ。かならずこの朝鮮をオレの手で変えてみせる。苦痛を受ける民を救ってみせる。すべてのものが夢見る歴史か・・・」と、決意表明をする。

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