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Dr.JIN(ドクター ジン)第13話レビュー&あらすじ(ネタバレ有り)

      2017/12/08

Dr.JIN(ドクター ジン:닥터 진:JIN-仁- 韓国版)の第13話レビュー&あらすじ(ネタバレ有り)です。

ジンヒョク・ハウン・御医の3人が王に謁見する。王はまるでやる気がない状態だ。そして、時折咳き込んでいる。ハウンがジンヒョクの診察を受けてみてはどうかと提案しても、妓女の話になる始末だ。「そのような話は私共に」と、御医は答える。ハウンは彼を「王ではなくカカシ」と言って憤る。左議政に裏で操られている傀儡にすぎない。

江華トリョン(若様)と呼ばれていた第25代哲宗(チョルジョン:철종)は、政変の影響を被って江華島で農夫をしていたが、第24代憲宗(ホンジョン:헌종)が後継者なしに亡くなり、安東金氏により体のいいカカシとして連れてこられた王だった。まともに教育も受けてない後ろ盾のない王に政治などできるはずがなかった。そして、歴史通りだとあと1年で死ぬ運命だった。そのことを知っているジンヒョクはどうするべきか迷っていた。

ホ医員がジンヒョクに抱きつく。「南無阿弥陀仏。観世音菩薩。内医院だと、私が内医院だと!王に会えるとは。ホ・ジュン先生にお聞かせできる家門の栄光だ!」と、喜びを顕にしている。ジンヒョクとともに昇進したのだ。けれども当面は活人署(ファリンソ)との掛け持ちだ。

キョンタクはヨンネを家まで送る。晋州(チンジュ)では何も見なかった何も知らなかったことにすることが、ヨンヒの友として最後にできることだと。そしてヨンネにも同様に何も見なかったことにしろと念を押す。もちろんこれは残されたヨンネのためだ。

ジンヒョクはすまないという。けれど、お前がヨンヒを殺した県監を救わなかったとしても、謀反の首謀者に刀を突きつけたのだというキョンタク。ヨンネは母に兄は元気でいると嘘をつく。ジンヒョクがヨンネに話しかけるもヨンネは無視する。間接的に兄を殺したのはジンヒョクだったからだ。(ソン・スンホンの歌、正直ちょっと微妙です・・・)

キョンタクは左議政に、謀反を制し首領を葬った功により、禁衛営(금위영:クミヨン)に出仕するよう伝えられる。王を護衛すると共に首都防衛も行う武の要職だ。王ではなく私と家門を守れと伝えられる。キョンタクはヨンヒの剣を見ながら彼を思い出す。結局私に刃を向けたと。そして友の死を悼み泣く。

 

ハウンと命福(ミョンボク)が趙大妃(チョテビ)に謁見する。命福は以前勉強中と言っていた大学(テハク)の内容を問われ適切に答え「名答だ!」と褒められる。ついで今は何を呼んでいるか聞かれると、資治通鑑綱目と答える。大妃の顔色が変わる。

資治通鑑綱目は、宋代に司馬光が古代から1362年分の中国の歴史をまとめた資治通鑑 (チャチトンガム:和名:しじつがん)を朱熹(朱氏)が注釈をしたもので、子供が読むにはふさわしくないものだった。(王が勉強のために使っていた)

趙大妃(チョテビ)に「どんな本か知っているか?」と聞かれ戸惑う命福は「国王が進むべき道が書かれている」と答えるも、まだ正しく答えられないと濁す。ハウンは命福を下げさせ、大妃と核心の会話を行う。

王に湯薬を届けるジンヒョクとホ医員。けれども王は飲もうとしない。そして「世継ぎ」と言う言葉に反応して立腹、過呼吸を起こしてしまう。これ以上酸素を吸わないようにジンヒョクはただちに本を破り袋を作り過呼吸を防いだ。

冥福のお陰で楽しかったという趙大妃。けれども、狙いは何かとハウンを問いただす。ハウンは命福を大妃の養子にしてくれと頼む。いずれ亡くなる王の後継として、命福を秘密裏に養子にしてくれと言っているのだ。あきらかに謀反行為だ。大妃は怒り人を呼ぶ。

けれど、ハウンは「またカカシの王をたてるのですか?」と、大妃を説き伏せる。いくら大妃が王位任命権を持っていたとしても、憲宗(ホンジョン)が亡くなった時に安東金氏が取った行動を、また同じようにやられてしまうと指摘したのだ。その言葉に考えを変える大妃だった。そして、次回入宮するときに手続きを踏むこととなった。

大妃殿から出てイ校理(ギョリ)と命福と合流する。するとそこにキョンタクが来た。晋州(チンジュ)で謀反を防いだ礼を言うと、言われる筋合いはないと返される。ハウンに「宮廷内は壁に耳あり、気をつけなさいませ」というキョンタク。すでに養子の件をキャッチしたようだ。

命福(ミョンボク)はハウンに「王になると良いのですか?」と聞く。ハウンは「良い王になればいい」と答える。王になることは国の父になることだ。怖がる命福。けれど、ハウンは自分がついていると諭す。「皆がお前にひれ伏す。必ずそうしてみせる」と意気込むハウンだった。

安東金氏はキョンタクを通じて養子の件を聞く。左議政以外は一を聞いて一を知ることしかできない。問題ないと言うテギュン等に「世継ぎの問題だ」と言う左議政。早速王から反対表明させるための工作に出る。

 

ジンヒョクは街でヨンネに出くわす。去ろうとするヨンネに謝る。ヨンネは死ぬべき人を助けたことを謝るのかと問うも、ジンヒョクはまた同じことがあったら同じ選択をするという。ヨンネは医員としてのジンヒョクの選択について理解はしているものの、兄を失った現実を受け入れられないのだ。

ヨンネは「私もわかっています。ジン医員の間違いではないことを。けれどまだ、ジン医院の顔を見て、なんともないという自信がないのです。」という。ジンヒョクは「ボクを恨んでもいいです。けれど活人署(ファリンソ)には来てください。夢と言っていたではないですか。ボクのためにその夢をあきらめないでください。」という。

ヨンネは「それで医院になれと?死んで当然の人を救え、そうおっしゃっているのですか?」と、声を荒げる。ジンヒョクは「医員も人です。誰を活かすかを決めることはできません。神ではないから。活人署(ファリンソ)で待っています。」と、ミナに言われたことを思い出しつつ伝える。

趙大妃のところに哲宗(チョルジョン)と安東金氏がやってくる。養子の件を聞いたと告げる哲宗。大妃は「王の許可がいることではない」と突っぱねる。哲宗は「私が健在なのに養子を取ると誤解の元になる」というと、その言葉に安東金氏は追随して「謀反」と言う言葉を出す。

そこに興宣君(フンソングン:ハウンのこと)がやってくる。趙大妃は「私がいつ興宣君の次男を養子にすると言いましたか?子供に会いたいたいといっただけでしょう?ちがいますか?これで誤解が解けたでしょう左議政。王が生きている間は養子を取るなど絶対にありません。」と、表明した。(一時しのぎだ)

 

ジンヒョクは妓房へ。どうしても妓女チュノンのことが気になるのだ。「今日は聞かなければいけない。あなたが知ってる全てを。ボクがどうしてここに来たのか」と、ジンヒョク。お嬢さんのためかと聞かれ肯定するジンヒョク。チュノンは「お嬢さんはいけません。そういう運命ではありません。思いを持ってはなりません」ときつく言われる。「だから聞いてるんだ。どうしてすべてのことが分かるんだ?」と、ジンヒョク。

「そんなに気になるのですか」と言って、何かをタンスから取り出すチュノン。なんとそれはルービックキューブだった!「もう、これで思い出されますか?」とチュノン。そう、以前病院で出会った車椅子の女の子だ。(第1話に登場)

「そうです、私がその女の子です。10歳の時でした。妓房から逃げ出し崖から落ちました。正気が戻って見たのは、初めて見る見慣れない世界でした。そして、そこで初めて会った人が、まさにあなたでした。河で溺れた時に救ってくれたのもあなたでした。(過去のことは)夢かと思いました。いや、夢かと思って過ごしていました。それで、2度めに救っていただいた瞬間、すべての記憶が戻ったのです。私はとても長い間あなたを待っていました。だから知ってはいけないことも全て知っていたのです。耐えられず信じられないことを」と、チュノン。

「では、どうやって帰ってきたのです?この時代に帰ってきたのなら方法を知っているのですか?」と、ジンヒョク。「私はそこまで走りません。お客様が待っているので、これで」と、立ち上がるチュノン。「嘘はつかないで、あなたは全て知っているじゃないですか!」と、ジンヒョク。

「おそらく、私がわかることは、全てのことが本来の場所に戻るならば、あなたは自然とその答えを見つけることとなるでしょう。 だからお嬢さんに対する未練は捨てて下さい」と。そしてチュノンは立ち去った。

 

左議政はキョンタクに民乱の首謀者は誰かと問う。キョンタクはホン・ヨンヒと答える。「どうして重要な事実を伝えなかったのか!」と、聞く左議政。ヨンネノ家との悪縁を断ち切るために左議政は、ヨンネたちを官奴婢に落とすことを決定する。けれど、キョンタクはあの家は自分との縁談があった家で、その事実が世間に知れ渡るとこちらの家門に悪影響があるとして、その処分に反対する。

しかも、ヨンネの兄とも長い付き合いの友だと言う。そして、大監(父)と家門を守るために秘密にしていたと告白する。「防げることを防ごうとしたのです」と、キョンタク。どうすればよいかと問われると、キョンタクは「最後の願いがあります」という。

その願いとはヨンネとの結婚だった。ヨンネとその家族を救うにはそれしか方法がなかった。けれど、心はないといったヨンネはそれを受け入れることができず、「むしろ奴婢になります」という。キョンタクは「最後までヨンネを守ってくれ」とのヨンヒの最後の願いのことを伝える。「どうか最後の約束を守ってください」と、キョンタク。

 

テギュンはキム・ビョンオクに「金塊を取り戻せる」と聞いいて有頂天だ。チュパル達にすっかり騙され、命取りとなる受け取り証文を書いてしまう。ビョンオクのパターンと同様の罠にハマったのだ。ビョンオクは自分の証文を返してくれというが、チュパルにすべてが終わるまで返さないと言われ、彼らのスポークスマンを続けるのだった。

ジンヒョクが夜、宮廷内を散歩していると哲宗(チョルジョン)も散歩をしていた。未来から自らの意志とは関係なく過去にやってきたジンヒョクと、江華島から思いがけず宮廷にやってきた哲宗は、互いにシンクロするものがあった。戻りたいという思い。恋人への思い。けれど、ジンヒョクは自分の本心がわかりかねていた。自分の欲するところが何かを。「もしかしたらわかっているのかもしれないが・・・」と、哲宗。

活人署(ファリンソ)へ行こうかと迷っているヨンネはチュノンに出会う。ただ通り過ぎるだけというヨンネを酒に誘うチュノン。「月がとっても明るいです。酒を飲むには調度良い夜では?」と。ジンヒョクに会いに行こうとしていたことを表情から読み取られるヨンネ。ジンヒョクへの思いもチュノンには読み取られている。

従事官との婚礼のことを聞いたとチュノン。どうするのかと聞く。ヨンネに向いているジンヒョクの心をどうするのか聞くと「ただ私一人の心です」と、答えるヨンネ。ジンヒョクの心に気づいたことがないのかと問い詰めるチュノン。拷問の時も晋州(チンジュ)の山城に行った時も、ジンヒョクの思いを感じなかったかと。

一度でも感じたならそうです。けれど、そうだからといってジン医員の思いを受けてはなりません。お嬢さんは必ず従事官と婚礼を挙げなければ。それがお嬢さんの運命です。万が一お嬢さんがそうなさらなければ、ジン医員は元の場所に戻ることはできません。一介の妓女がいうことですが、肝に銘じてください」と、チュノン。

「ジン医員を哀れんでいるでしょう。ジン医員は必ず帰らなければならない人で、帰る運命の人です。お嬢さんはそこまでは知ってはいないのです」と、チュノン。

 

興宣君(フンソングン:ハウンのこと)はテギュンの描いた証文を手に重臣の集まる便殿に乗り込む。これで左議政の首が取れると思っていたが、左議政は自分の息子を捨て捕縛してしまった。そして自分の罪も問うようにと哲宗に迫る。けれども、実権の無い王にできることはなかった。結局テギュンを流刑にするだけだった。

ハウンの心は折れそうだった。賜薬をもらい死地から帰ってきて、民衆の苦しむ姿を見て、新しい朝鮮のためならなんでもしようと決心した自分が、恐怖に襲われていると、ジンヒョクに告白する。友と言ってくれた事をジンヒョクに確認し「他の者走らぬが、お前だけは、お前だけはどんなことがあってもおれを信じてくれ!」というハウンだった。

ヨンネが左議政宅にやってくる。婚礼を受諾した旨を伝えに来たのだ。そして家族を助けてくれと。けれど、今までのことがあるのでどうやって信じれば良いのかと聞く左議政。活人署(ファリンソ)の話が出たついでにそのことも聞く。良家の子女が医術を行うことも論外だが、安東金氏の嫁ならばなおさらだと。

「ジン医員が兄を助けた時、その医術にとても驚き気になりました。だから、助けのいる人達に微力ながら私の力が助けになると思いました。それが従事官さまと左議政さまに迷惑がかかることだとわからずに、申し訳ございませんでした。今後は一人の男の妻として、安東金氏の女性として生きていきます。」と、ヨンネ。

本意はわからないが、聞きたい答えを聞いたとして、婚礼の準備を許可する左議政だった。

「こんな心で婚礼をうける私を許してください」と、キョンタクに言うヨンネ。「そんなことは言わないでくれ。今後はあなたとあなたの家族を、私が必ず守る」と、キョンタク。ヨンネはジンヒョクのいない間に荷物を引き取りもう来ないと伝えて去る。

ジンヒョクはヨンネと会う。自分の心がどこにあるのか迷いながらも、おめでとうと言う。「一つだけ聞きたいことがあるんだけれど・・・医術への夢は放棄するのですか?」と、ジンヒョク。「ジン医員の言うとおりです。この時代に女医はいないと。歴史がそうなら私が医術をしないにしても、何の関係もありません」と、ヨンネ。いつか未来に帰るジンヒョクのために、縁はここまでだと、自らの意思に反して冷たく接するヨンネだった。

哲宗(チョルジョン)が倒れる。虫垂炎だ。手術をしなければ命の危険もある。すると、ハウンはジンヒョクに「それなら手術をするな。この朝鮮のために王は死ななければ!」と言われる。

第14話に続く

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