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Dr.JIN(ドクター・ジン)6話レビュー あらすじ(後半)

      2017/12/08

Dr.JIN(ドクター ジン:닥터 진:JIN-仁- 韓国版)の第6話レビュー&あらすじ後半(ネタバレ有り)です。

ジンヒョクのことが気になり始めているヨンネは、帰ってきたジンヒョクに夕食はないという。小さな嫉妬心も芽生えているようだ。

梅毒のことをホ医員に相談すると天疱瘡(チョンポチャン:てんほうそうのこと)という名称が返ってきた。(別の病気だが疱瘡を患うため当時は同系統の病気とされていたのかもしれない)

ホ医員は「東医宝鑑を見ると通聖五宝丹(トンソンオボダン)が処方された記録がある。けれど、本を読んだだけで病人は見たことはない」と、博識ながら意外と謙遜さも知っている。クォン医員は「ホ医員が知らない病気が?(ホントは全部見たことないでしょ?)」とつっこむ。ホ医員は「怪疾(ケジル:괴질:コレラ)は知ってるぞ、こいつ!直接かかったからな。お~、お前は知らないな。救えなかったからな」と、未だに置いて逃げたことを根に持っている様子。

ホ医員は患者の様子を聞く。ジンヒョクはかなり病状が進んでいると答える。ホ医員は「ホ・ジュン先生が生き返ったとしても処置なしだな。君は治療法があるのか?」と聞くと、ジンヒョクは「もう一度妓房に行く必要があります」と答える。ホ医員は入れあげた妓女ヨンシムの事が気にかかり早く行こうと促す。

ヨンネはともに行くという。女性の検査のためには女性の手がいるから手伝うというのだ。けれど、良家のお嬢さんが妓房に入るなんてありえないことだった。ジンヒョクは「本当に大丈夫ですか?」と聞いた。頷くヨンネ。

 

妓房に行くと案の定、妓女達が立ちはだかる。両家のお嬢様と妓女達の間には、同じ女ながらも貴賎の差があり対立軸が存在するからだ。妓女ヨンシムは「ここは男たちだけが入ることができるところ。士大夫の家には士大夫の法があるように、妓房には妓房の法があります。妓生でない女は一歩も入ることがでません。たとえジン医員に同行してるといっても女は女。チマを上げますか?」と、ヨンネをからかい拒絶する。

そこに妓女チュノンが出てくる。失礼を詫び3人を通す。ジンヒョクは感染症であるため感染源を特定する検査をしたいと申し出る。けれども妓女たちは治療法がないのだから、結果がわからないことが薬だと、検査に応じない。そこでチュノンがまず私が検査を受けると、身を持って妓女たちを諭す。

チュノンはヨンネに「お嬢さんはこんな検査を受けなくてもいいので良いですね」と、妓女の悲哀を見せる。不安でたまらないチュノンは左右の手を握り締める。幸い異常はなかった。ヨンネは「誰よりも綺麗な体です」と、女性同士の気遣いを見せ、ジンヒョクに報告する。

梅毒を患うケヒャンの元に御医ユ・ホンピルが来ている。まずはホ医員に対して内医院(ネイウォン)に知らせなかったことを叱責する。ホンピルはケヒャンを気遣ってきたのではなく、士大夫に万が一感染っては国の大事という理由で来たのだ。「私が直接治療するので、お前たちは帰れ」という。そして、治療薬として盃に注いだのはなんと水銀だった。

水銀は梅毒の治療に使われていたが副作用が大きく患者が死に至るケースも多かった。もちろん現代で使用することはないのだが、ジンヒョクはこの治療法を受け入れることが到底できず怒りを顕にした。「それならお前ならどう処置する?」と、ユ・ホンピルに問われるも、この時代での治療法がわからないジンヒョクは、治療法がないとしか言うことができない。

医者同士の争いの中、ケヒャンは水銀を飲もうとする。「気は確かか!」と盃をはらうジンヒョク。ケヒャンは「むしろ殺してください。死んでしまいたいです」と涙を見せる。

 

ユ・ホンピルは姑息なキム・テギュンとキム・ビョンオクの元へ。依頼人はキム・テギュンで、ケヒャンに死んでもらったほうが都合がいいのだ。「死を待つばかりの状態なので心配する必要はな」いと告げるユ・ホンピル。後日、力を借りることもあるのでと、報酬を受け取らない。

ジンヒョクとホ医員が活人署(ファリンソ)に帰るとキム・ギョンタクが待っていた。ヨンネを妓房へ連れて行ったことが気に入らない。キョンタクは「2つほど肝に銘じておけ。ヨンネが望んでも二度とここへ連れてくるな。それとオレの許嫁だということを常に覚えておけ」と言う。

ジンヒョクは「許嫁だということはわかっている。けれど、ここに来るのはどうしようもない。医術に関心があり、何よりも患者のことを思う気持ちが深い。許嫁なら自分で直接どうにかしろ」と返す。最後に「オレの判断が彼女の望んでることでもある。命が惜しければよく聞いておけ」と、念押ししてキョンタクは帰っていく。

 

ジンヒョクは腐ったみかんを見て、青カビからペニシリンが作られたことを思い出し、なんとか抽出できないかとプランニングをはじめる。

興宣君(フンソングン:ハウンのこと)はケヒャンを尋ねる。「私の一生でずっと後悔していることが1つある。あの時お前の気持ちに気が付かなかったことだ。そしてお前が去ったあと、探さなかったこと。すまない、すまないケヒャン」と胸の内を打ち明ける。

すると、ケヒャンは梅毒にかかった経緯を打ち明け始めた。「高貴な人の席があると連れられていったことがあります。事がうまく終われば妓籍から抜いて妾の座を用意すると約束されました。そして旅館に着きました。」

「西洋人だと?」イ・ハウンは驚く。中国から来た商人だった。そして結局、約束は何も守られなかった。ケヒャンは「むしろハウン様の手で殺して下さいませ」と言う。ハウンは「バカを言うな。全ては私の過ちだ」と、ケヒャンを抱き涙した。

ジンヒョクはこもってペニシリンの抽出方法を完成させる。ヨンネには青カビを集めるように頼む。イ・ハウンはジンヒョクに西洋人が原因ではと告げる。朝鮮にはない病なので可能性はあると返答する。(日本では室町時代にもあったのだけど?)

ジンヒョクは検体の採取に妓房へ赴く。そこにチュノンの伽耶琴(カヤグム)の音を聞きたいとやってきた左議政キム・ビョンヒとキム・テギュンとキム・ビョンオク。新薬ができそうだということを聞いて慌てる後者二人。

ハウンはチュパルと怪しい旅館へ行く。チュパルはハウンの頼みを聞かなかったが、盗品取引のことを口にして協力させようとする。するとチュパルは「死人に口なし」と逆に脅迫してきた。ハウンは「死人に口なしだが死人の書いた書は残っているぞ」と再脅迫し、仕事を手伝わせることに。

 

ペニシリンの生成に取り掛かろうとするジンヒョク達。ホ医員の「万病薬だ。朝鮮八道だけでなく全世界に発する薬を作るなんて!」との言葉を聞いた途端、ジンヒョクは歴史への関与を危惧し、開発を中止してしまう。

青カビを大量に抱えてやってきたヨンネに「これはだめだ。ダメなんだ」と言って、設計図を破り捨てるジンヒョク。患者を助けたい心情と歴史を変えてはいけないという考えの間で葛藤し、それが叫びとなってヨンネにあたってしまう。

西洋人にケヒャンを手挽きした黒幕のキム・テギュンは、新薬ができるということを聞いて不安で仕方ない。後でどうするかはさておき、ケヒャンを確保するために妓房へと乗り込む。するとケヒャンはもういない。「助けてくださるとおっしゃったではありませんか!」チュノンは行方がわからなくなったと涙を流して一芝居打つ。

ケヒャンはイ・ハウンによって匿われていた。キム・テギュンが黒幕だと突き止めたからだ。ハウンはジンヒョクに薬について聞くと「治療法はない」と答える。「必ず薬を作ると言ったではないか」とハウン。「作ってはいけない薬だから」と声を荒げるジンヒョク。「とても多くのことが、とても多くのことが変わるんです。その薬をつくると世界の歴史が変わってしまうかもしれないのです。」と。

「歴史?それが何なんだ?人が思い通り生きるのが歴史じゃないのか?いったい、一体何を恐れているんだ?」と、ハウンも声を荒げた。

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