Dr.JIN(ドクター・ジン)4話レビュー&あらすじ(前半)
Dr.JIN(ドクター ジン:닥터 진:JIN-仁- 韓国版)の第4話レビュー&あらすじです。
※今話からジンヒョクはジン医員(ジニウォン:진의원)と呼ばれます。
御命(オミョン:王命のこと)により緊急招集された重臣たち。怪疾(ケジル:괴질:コレラ)の蔓延を防ぐために、漢城府(ハンソンブ)を封鎖して都城(トソン)を守ることに決める。●当時のソウルは城壁都市であったため、封鎖が可能●
御医ユ・ホンピルは医員としての対策らしい対策を提示できず左議政キム・ビョンヒに叱責される。左議政はジンヒョクのことを思い出し、御医にどうかと問う。御医はジンヒョクに活躍の場所を用意するも、朝鮮の医療の中枢の内医院(ネイウォン)ではなく、貧しい人々に医療を提供する活人署(ファリンソ)だった。
ヨンネとジンヒョクが帰宅。ヨンネは手と顔を洗い怪疾(ケジル:コレラ)に対して過剰反応を見せている。かいがいしい看護も虚しく父を5年前に怪疾で亡くしたからだった。
ヨンネはジンヒョクが活人署(ファリンソ)に赴くのを止めるも、ジンヒョクは「水は煮沸して、患者がいたら口を抑えるだけでも、感染はかなり防げる」と言い残して出かけていった。
活人署(ファリンソ)では自分の命を守るという理由で医員たちは治療もせずに撤収しようとしていた。怒りをぶちまけるジンヒョク。責任者は誰かと問い会いに行くと、そこにはホ・グァンがいた。
ホ・グァンは治療もせずにネコの御札(符籍:プジョク:부적)を書いて患者に与えていた。ネコはこれらを媒介するねずみを殴って捕まえるからだ。「君もいるのか?ちょっと待ってくれと。特別なものを用意する」というホ・グァン。それを見てさらに激昂するジンヒョク。ヨンネの家でも母が下女に命じ牛の血を撒いている。呪いに近い対処しかできないのが当時の状況だった。
ジンヒョクは、「こんなコトしてる場合じゃありません。はやく医員を説得して患者を救うべきです。いいかげんにしてください。医員ともあろうかたが何をしているんですか? 患者が死んでいくのに疫病を防ぐつもりがあるのですか?」とまくし立てる。
これに対しホ・グァンは「齢20才になった悪いネズミ野郎に疫病がくっついて疫病がおこるから、猫の御札で疫病を防げるということだ。」と、言い返す。
怒ったジンヒョクは御札を丸めてホ・グァンにぶつける。すると、逆ギレしたホ・グァンは「おまえ、私が誰か知っているのか?東医宝鑑(トンイボガム:동의보감)を記した許浚(ホ・ジュン:허준)がご先祖様だぞ。直接というわけではないが同じ家門だ。」という。
ジンヒョクは「それで、ホジュン先生がこんなコトしてこれらを防ぐんですか?原因不明の病気はコレラ菌がからだに入ってきたからで、下痢と嘔吐が起きて結局脱水症状で人が死ぬんです。」と説明した。
ホ・グァンは「水さえ飲めばいいと?みんな聞け!それでは今すぐ井戸水でも汚水でも飲めば良いということか? 石頭野郎、消え失せろ!私が無事なのはこれのおかげだ」と、胸一面に貼った御札を見せる。その直後、嘔吐し発病した。
妓房。妓女チュノンとイ・ハウン。「ジン医員を待ってたのに」とチュノン。イ・ハウンはジンヒョクは怪疾(ケジル)の治療のため活人署(ファリンソ)に行ったと告げる。「ひょっとすると2世紀後漢の伝説の医員・華陀(ファタ)以上かもしれないわね」とチュノン。
そこにキム・テギュンとキム・ビョンオクが登場。人を近寄らせず何やら密談をしていた様子。イ・ハウンは調子よく挨拶しともに妓房を出る。「宗親(チョンチン:王族のこと)?犬の名前か」と、自虐してみる。3人は妓房の外でイ・ハウンの息子・命福(ミョンボク:명복)とばったり会った。
「あそこにいるのは興宣君(フンソングン:イ・ハウンのこと)の次男の命福ではないか?」と、キム・ビョンオク。「書堂(ソダン:朝鮮の寺子屋)に行ってきたのだな」と、抱えている書物を奪うキム・テギュン。「もう大学(テハク)を勉強しているのか?」と。●大学は9歳の子供が習うレベルよりハイレベルの書物●
急に父イ・ハウンが書物を奪いビリビリに破く。「情けないやつめ。誰がおまえに勉強しろといった?任官もできない王の宗親が文を習おうとするのか?また書堂に行くのなら足をへし折るぞ。父の言うことがわかったか?どうして返事をしない?」
命福(ミョンボク)は泣きながら走り去った。
●朝鮮では優秀な宗親(チョンチン)は謀反に担ぎ上げられたり、有力な臣下の敵とされたりするのが常だったため、バカを装って生きるのが賢明だった。イ・ハウンもまた能ある鷹は爪を隠しているという状態●
あらすじ(後半)に続く(週内にアップします)
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