Dr.JIN（ドクター・ジン）第２０話レビュー＆あらすじ（ネタバレ有り）前半
2017/12/08
Dr.JIN（ドクター・ジン：닥터 진：JIN-仁- 韓国版）の第２０話レビュー＆あらすじ（ネタバレ有り）前半です。
政治から手を引くと宣言した大院君。リーデルに書いた密書を左議政（チャウィジョン）が手に入れたからだ。
ジンヒョクは戦うべきというが、大院君は幼い息子・高宗のためにそれはできないという。自分は満身創痍になっても良いが、残された高宗を思うとできないのだ。
そのため、天主教のこともどうすることもできない。大院君は「そやつらが信じるのは天主様といったか？そやつらが信仰により死ぬ覚悟があるように、オレもまたこの国のために命をかけている。この朝鮮はオレにとっての信仰なのだから」と言う。
ジンヒョクは「大院君（テウォングン）が権力を失うことになるのか？一体どうしてこんなことが？まさか、 天主教迫害を立ち止らせようとしたことで歴史が変わったものか？」と、自問する。
左議政（チャウィジョン）は密書をキム・ビョンオクに保管させる。手元にあると奪われかねないからだ。
大院君は宴席を設けるも、臣下は誰も来ない。チュパルが言うように両班（ヤンバン）には義理がなく、ただ時勢に流されるものが多いからだ。状況をわかっている大院君だが、チュノンに「あるだけの酒を持って来い、コムンゴ（朝鮮の琴）や歌人もだ」と、虚勢ならざる虚勢を張る。
大院君が「ホン持平が見当たらないぞ」と言っていたが、ヨンヒは投獄中のヨンネを尋ねている。ヨンネは天主教徒であることを隠していた。信仰により世を変えたかったヨンネと、剣により世を変えようとしたヨンヒ。兄妹の根は同じだ。ヨンヒは「背教しろ。生きながらえるにはそれしかない。死のうとせずに生きて守れ」と伝える。
キョンタクもヨンネを守るために「天主教徒を殺さず、我が家門の徳を示すほうが良い」と、進言するが、却下される。両班制度を否定する天主教徒をそのまま生かしておくことは、左議政の持論に反するからだ。
大院君は酔っ払っている。「これは誰だ？たった一人の友ではないか！」と、到着したジンヒョクにも絡む。大院君はジンヒョクの言った「喪家の犬」という言葉に反応する。友と言えども聞き捨てならない言葉だ。ジンヒョクは逆に「友の言葉を聞けるのですか？幼い王を心配するなら、彼が生きていく道を見つけなければならないのでは？」と言う。
「官職と権力を奪われて、何ができるというのだ？」と、大院君。「最初から権力があってここまで来たというのですか？このまま黙っていることはできません。どこから間違ったのかわかりませんが、ボクが知っている歴史がめちゃくちゃになるのを見ていられない！」と声を荒げ席を立つジンヒョク。チュノンは「あなたを守るためなのです」と、これ以上歴史に関わってはならないというも、そんなチュノンの手を振り払うジンヒョク。
ジンヒョクはキョンタクに話があると会いに来る。キョンタクは家に帰りジンヒョクの記した未来の予言を読む。
ジンヒョクは投獄中のヨンネに会いに行く。背教を促すもヨンネは「医術を捨てれば生きられるというならそうするのですか？それで生きているといえるのでしょうか？」と、逆にジンヒョクに問う。ジンヒョクはそうすると答える。別のものを見つけ一生懸命生きると。そして、辛いと思うがあなたの運命はあなただけのものではないと伝える。何のことかわからないヨンネに「ただ、ボクのために、ダメですか？」と、生きることを促すジンヒョク。
大院君がリーデルに書いた密書を持ったキム・ビョンオクが襲われる。もちろんキョンタクの内通によるものだ。疑われるため自分を切れとヨンヒに言うキョンタク。これにより不利な状況が亡くなった大院君は天主教徒の斬首を中止し開放するという王命を得て発布する。
ヨンネは朝鮮版踏み絵を拒否するも、この王命により助かる。けれど、信仰を捨てられなかったことをジンヒョクに謝る。そんなヨンネのことをジンヒョクは理解している。
「本当ならこの迫害はずっと続くのですか？」と、ヨンネ。「はい」というジンヒョクの答えに 「ジン医員が変えたのですか？どうして？もしかしてその運命、私の運命が私のものだけではないといった言葉、そのためにですか？ わかりません。歴史を変える道を選んだジン医員がこうしているのを見ても、そのようなことを言った理由があると思うのですが」と、ヨンネ。
「その理由を聞きたいですか？ボクがこの世界にいることに限れば、お嬢さんを助けたいからです。もちろん、他の理由もありますが、今ボクにとって重要な人はお嬢さんですから。」と、ジンヒョク。互いに「ありがとう」という。
「刀を扱うものは刀を恐れなければ」と、傷を負ったキョンタクを気遣う左議政。キョンタクはイ校理（ギョリ）の持っていた覚書を入手して家門の憂いを断っている。左議政はもちろん褒める。これで憂いがなくなった左議政は再び大院君を失脚させるべく民衆を扇動しようとする。
キョンタクに傷を負わせてまでも密書を取り返すという苦肉の策を取った大院君側。けれど、滅門の禍を被った時には、キョンタクはどちらにつくかわからないと思っている。大院君はキョンタクにはいろんな顔があるといい、ヨンヒに正体を暴くように言う。ヨンヒはキョンタクを擁護する。
大院君はジンヒョクから教えてもらったことを実践すると言い宮廷は赴く。
後半に続く
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