Dr.JIN(ドクター・ジン)第19話レビュー&あらすじ(ネタバレ有り)
2017/12/08
Dr.JIN(ドクター・ジン:닥터 진:JIN-仁- 韓国版)の第19話レビュー&あらすじ(ネタバレ有り)です。
半日はオリンピック中継を見ているため、オリンピック期間中は簡易バージョンで行きます。
悪しからず~!
リーデルとヨンネが捕まるかと思ったが、ジンヒョクが兵を襲ったおかげで助かる。
大院君(テウォングン)と左議政(チャウィジョン)が便殿の外で会話している。「勝つようにしてみせるとは、政治をよくご存知で。権力とは本当に恐ろしいものよ。私とあなたで何が違うというのですか?」と左議政(チャウィジョン)。「必ず守ってみせる。どんなことがあっても朝鮮をこのままにはしておかない」と、大院君。
襲われた兵は西洋人と両班家の女を逃したとキョンタクに報告する。都城の外に逃げようとしていると。顔を覚えていたため人相書きを手配する。ヨンネは都城の外にいる他の宣教師と合流しなければと言っているが、ジンヒョクは「そんなことは重要じゃない。お嬢さんが危険なんです。だから教堂に近づくなといったじゃないですか。」と、声を荒げる。
けれど、神父の生命の危険を見逃せないと反論するヨンネ。「ボクにとってはあなたが無事なことが重要なんです」と、ジンヒョク。ここにいても危険なため解決策を模索する。「もしかしてミナに何か?」と、現状とミナの病状がリンクしているのではないかと思うジンヒョク。
「民心は天の声」と、大院君の取った施策に対して、対処しないかのように装う左議政(チャウィジョン)。テギュンや御医達はもどかしく思っている。テギュンは相変わらずキョンタクを目の敵にしているが、父はテギュンに「出て行け」と退室を促す。安東金氏と自分の運命はお前の働きにかかっているから肝に銘じるようにとキョンタクに言い、直近で何か起こるだろうから必ずさぐれと命じる。
ジンヒョクはリーデルとヨンネを荷車に乗せ運び出すことにする。御医として死体を運び出すというわけだ。事情を説明してすんなりと行けそうだったが、、調べるように命じられているためと、他の兵に呼び止められる。けれど、伝染病(?)だと機転を利かしなんとか脱出する。
大院君は大妃と左議政(チャウィジョン)の密約を記した覚書を以って左議政に対抗しようと考える。この覚書には新しい王を擁立するという大逆罪が立証できる内容が書かれている。キョンタクはもう処分したはずだというが、大院君はイ教理が持っているはずだという。そして必ず手に入れなければと。
大院君が天主教を弾圧し、リーデルが清へ逃げそのことを報告しフランスとの戦争が始まるというのが歴史だ。良心が捕まったと子供が泣いている。慰めるために紙飛行機を作る。手渡した瞬間電気が走ったような感覚に襲われる。この子はチン・スニョンといい偶然なのか自分と同じチン氏だ。
左議政(チャウィジョン)は覚書が大院君の手に渡ることを何としても阻止しろと言っている。大院君はイ教理を訪ね、覚書をどうしたか尋ねる。もちろん、左議政がそのままにしておくはずがないと脅しもかける。イ教理はすでに処分したと言っており、大院君もよくやったと笑っているが、隠し持っていることはお見通しだ。チュパルは浅はかにも奪おうと言うが、ヨンネは自ら差し出させるようにと言う。
リーデルは数万の教徒が迫害を受けたと報告するべく清へ行くという。もちろんそうなると戦争は免れない。それは朝鮮の本意では無いというヨンネ。ヨンネはジンヒョクに戦争を回避しなければならないといい、妻が天守教徒ということで身動きが取れなくなった大院君にも、事実を知らせて対策をとるべきだと訴える。「たとえ歴史でも変えられるものは変えなければならないのでは?」と、ヨンネ。
チュパルの手のものがイ教理の家を荒らす。左議政の手の者が荒らしたと見せかけるためだ。そうすればイ教理は自ら覚書を出すからだ。実際に左議政もキョンタクを通して手の者をさしむけていた。大院君は覚書のことをなぜ左議政が知っているのかと不思議に思う。左議政はすでに手遅れだと悟り、謀反でしかこの状況を打開できないとキョンタクに言う。キョンタクは生きるか死ぬかの謀反より、他の方法を何としても探しだすという。
ジンヒョクは事の次第を大院君に話す。大院君は動くための名分が無いという。あるなら教えろと言われジンヒョクは戸布制(ホポジェ:호포제)により非課税だった両班に課税することで、民衆の支持を得ようというのだ。そうすれば、天主教容認に対する風当たりも少なくなるからだ。この施策は歴史上、のちに実際に大院君が行ったものだ。
何か動きがあることを悟ったキョンタクは部下に尾行させる。
大院君はリーデルと会う。最初に「朝鮮に勝てるとでも?ずっと国体を維持してきた。何の徳にもならないぞ!」と、強気に出る大院君。次に新王の即位直後でもあるし、戦いを避けるのが互いのためと、提案する。リーデルも唯一の望みは布教を許可してもらうことだという。大院君は「有事の際にはフランスは朝鮮を助けること」という交換条件を提示し妥結し密書を書く。けれどこれは歴史にはないことだ。
変わってしまった歴史の中で自分はどうなるのだろうかとジンヒョク。
キョンタクは友情を巧みに利用しヨンヒから情報を得る。全ては言わなくてもいいと言いつつ、すべてを把握したようだ。
歴史に深く関わることで、だんだん現代に帰ることが怖くなっているジンヒョク。何か変わっているのではないか?なにか悪いことが起きているのではないか?と。
自らの家門と大妃の安全の保障と引換に、イ教理が覚書を差し出す。けれど、大院君は誰も信じるな、(安東金氏に)勝つことを信じろという。けれども、キョンタクにリーデルに書いた密書のほうを奪われる。リーデルは生かしたが、この選択は・・・
スニョクが大怪我を負う。傷口を触ると再び電気が走ったような感触が襲う。手術を行う。手術中に頭痛が襲い体が消えかけるジンヒョク。スニョクの呼吸が止まっていることと関連しているようだ。現代の病院内が見える。そこには自分の名だが自分でない人がいる。ヨンネが人工呼吸をし、スニョクは一命を取り留める。ヨンネも何かあると感じる。
ついに安東金氏との決着の日が来た。けれど、リーデルのことを左議政(チャウィジョン)が知っている。「国法で禁止されている天主教の布教を許すと、王の父が密約を交わした。」と、左議政が揺さぶりをかけてくる。大院君は王をすり替えようとした謀反を咎める。けれど、左議政は国法を犯すようなことをするから王を変えようとしたのだと、時系列をすり替え、完全に有利な立場を構築する。そして、勝負ありと「私から政治を学べ」と捨て台詞を吐き退出する。
ヨンネはキョンタクを疑い始める。
ホ医員は「すごく緊張していたから幽霊を見たんだ」と、言っている。ヨンネは確かに消えかかるジンヒョクを見たと思っている。「一体どうして?」子どもとジンヒョクの関係を訝しんでいる。ジンヒョクも同様の見解だ。「あの子とは、最初から強くつながっている感じだった。それが何なのか?もしかしてあの子が祖先?いや、そんなわけは。ボクはこの世界の人ではないじゃないか。この世界に別の自分が存在するのなら、その子の祖先?」ますます混乱するジンヒョク。
妓房のチュノンを尋ねる。「もし、もしも、この世にもう一人のボクが存在する場合、他の世界のボク消えたらボクもまた消えるのか?結局ボクとこの世にいる別のボクとは同じ運命なのか? 」と、ジンヒョク。チュノンは何のことかわからないと白を切る。
ジンヒョクは平行宇宙論を思い浮かべ、ミナの命が危ういことも思い浮かべる。「もしかしてお嬢さんとミナが?」と、すべてが繋がる。ミナの命が危ういということは、ヨンネの命も危ういということだ。「すべて嘘だったのか。どうしてボクに嘘を?どうして、どうして?」と、ジンヒョク。チュノンは「あなたを守るためでした。あなたを守ろうと」と言う。ジンヒョクは「これ以上聞きたくない」と言って去る。「真実を知ってしまえば、簡単ではありません。」と、涙を流すチュノン。
自分がここに来た理由は、違う世界のヨンネを救うことがミナを救うことになるからだ。そんな折に、ヨンネが捕庁に捕まってしまう。
大院君と左議政の密会。それぞれがヨンヒとキョンタクを同行している。大院君はキョンタクを側に置きたいものだと言っている。「謀反の首謀者を右腕にしているとは」と、左議政。「長い間見知っている者を友というなら、大院君と私は友だ」と、二人で感情の入っていない高笑いをしている。大院君は子の高宗だけは守ってくれとの条件を出す。
キョンタクとヨンヒ。ヨンヒはかつてキョンタクに刃を向けたことを謝ってないとして謝ろうとする。けれどキョンタクは、守ろうとする世界が違っただけだと、謝罪を断る。「それなら、これも理解してくれるか?正直オレはお前を疑っている。お前を信じないんじゃなくて、オレが世界を信じられない。誰も信じることのできない世界。そう考えると切ないが。キョンタク、再び・・・」
「何が聞きたいんだ?」と、キョンタク。「違うという、たった一言」と、ヨンヒ。キョンタクから出た言葉は躊躇のない「違う」という言葉だった。
天守教徒が捕縛された。その中には手配中のヨンネもいた。
便殿にいる大院君とジンヒョク。ジンヒョクは「どういうことですか?なぜ約束を守らないのです?」と問い詰める。
大院君は「約束か?この席にわが子・命福(ミョンボク)を座らせた時、民衆達とお前達と私自身に数多くの約束をした。 安東金氏の60年続く勢道政治を切り捨て王権取り戻すと。 多くの税で苦痛を受ける民衆らを救うと。 腐りきった朝鮮を変え新しい朝鮮を作ると。守らないのではなくて守ることができないのだ。」と語る。
ジンヒョクは「それは、どういうことですか?」と聞く。大院君は「このイ・ハウン、今日からすべての政治から手を切り、きれいに退くことにした」と、とんでもないことを言う。
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