Dr.JIN（ドクター・ジン）第１８話レビュー＆あらすじ（ネタバレ有り）前半
2017/12/08
Dr.JIN（ドクター・ジン：닥터 진：JIN-仁- 韓国版）の第１８話レビュー＆あらすじ（ネタバレ有り）前半です。
麻酔なしの帝王切開を敢行する。猶予時間は１０分だ。イ校理の妻は「わたしになにがあっても、お腹の子だけは助けて下さい」と懇願する。ジンヒョクは「夫人も無事にすみます」と言う。
ジンヒョクは朝鮮に来て数々の手術をしたが、産婦人科の手術はしなかった。それは、二人の命が関わることだったからだ。「成功させる。必ず」と、心のなかで誓う。
患者が気を失う前に急いで切開しなければならない。そのため、正中線にそって立てに腹部を切る。
大院君（テウォングン：ハウンのこと）はイ教理に対して脅迫じみた説得を試みている。けれども、イ教理は誰がなんと言おうと大妃を裏切ることができないという。大院君は、大妃への忠誠をうたい現状を変えず、安東金氏をのさばらせておくことは、この国への背信行為だという。
夫人は苦痛に立ち向かっているのに、あなたはいつまでも怖がっているのかとたしなめる。１０年後２０年後の今から生まれる子の代の朝鮮も左議政（チャウィジョン）が牛耳る朝鮮で良いのかというも、イ校理は説得に応じない。
皮膚に始まり皮下や各膜などを切開していき子を取り出す。けれどその子は手足を動かさず息もしていない。チアノーゼだ。ジンヒョクの動きが止まっているのを見かねて、ヨンネはすぐに注射器で器官に空気を送り込み、逆さにして尻を叩く。すると、無事鳴き声を上げる。イ校理の家の跡継ぎとなる男子が誕生した。後処理をするため夫人に麻酔を行い、すべての手術は無事成功する。
イ校理は「あなたが家門を助けてくれた」と、ジンヒョクに感謝する。ジンヒョクは夫人の勇気の報を褒め称える。そして夫人のために部屋を涼しくしてくれと頼む。当時の常識とは異なるようだ。
大院君はジンヒョクに助けを求める。イ校理の子を救ったことで、ジンヒョクの説得には応じるはずだと言っている。もちろん子を盾に取るような脅迫じみた説得の片棒をかつぐことはできない。このようなことがあると友情を保てないとも言う。
イ校理の家からの帰り道。ホ医員は二人に気を使い忘れ物をしたということで、その場を立ち去る。本当は特に忘れたものなどない。二人から離れたものの「行き場所がない・・・」と嘆く。
「今日はお嬢さん（の行動）にとても驚きました。」と、自分が産科の手術は初めてだったし、少しでも処置が遅れれば子が死んでいたと、ヨンネの対処の機敏さを褒めるジンヒョク。「ジン医員が言ったではないですか。私に医術の才があると」と、ヨンネ。「そうですね。ボクに人を見る目があったんです。」と、ジンヒョク。
「それと、こうも思うんです。ボクがここに来ず、お嬢さんにも会わなければ、お嬢さんは平凡に幸せに暮らしていたのではないかと。」と、ジンヒョク。「平凡なのはそうでしょうが、幸せということは・・・そうかも知れません。誰かの妻として幸せに」と、ヨンネ。
「従事官に会いましたか？」と、ジンヒョク。「宮廷で少し・・・。私に朝鮮一の医院になれとおっしゃいました。けれど、考えてみると、ジン医員がいる以上、それは難しいですね。」と、ヨンネ。「いいえ、お嬢さんは他の世界にいても、良い医者になったでしょう。ボクが言ったでしょう。人を見る目があるって。」と、ジンヒョク。「そうですね。ジン医員が言うとおりでしょう」とヨンネ。
キョンタクは大院君の執務室に忍び込み、ジンヒョクが書いた手紙を盗み出す。
左議政（チャウィジョン）は余裕綽々だ。喪家の犬と老いた猫がわめいても、自分達が掴んでいる権勢は揺ぎないとの自負がある。大院君はイ教理の決断を待っている。イ教理は夫人に相談する。大妃の家門は夫人の家門でもあるからだ。この将来を考えると現状のままでは先がない。夫人は夫に従うと伝える。
イ教理は結局大院君側につくことに決める。大妃に謁見する二人。大妃の王に対する背信の事を伝える。大妃は謀反の罪で捕らえるのかと逆ギレする。そうはしないが、言論府の三司が声を荒げないか心配だという大院君。大妃は大院君に同調しているイ教理に、今の地位が誰のおかげかと罵る。
左議政（チャウィジョン）にしていれば予想外の事態だ。内官が大妃による急ぎの呼び出しだと告げるも、他の官吏と急ぎの案件があるため明日出向くと言う。誰も居ないのにもかかわらず。そのことを聞いた大妃は事態を悟り落胆し倒れる。こうして趙大妃は一線から退くのだった。
便殿（ピンチョン）から出てきた大院君と左議政（チャウィジョン）は互いに「おめでとう」と言って、皮肉たっぷりの美辞麗句を並べている。
後半に続く
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