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Dr.JIN(ドクター・ジン)第17話レビュー&あらすじ(ネタバレ有り)後半

      2017/12/08

Dr.JIN(ドクター・ジン:닥터 진:JIN-仁- 韓国版)の第17話レビュー&あらすじ(ネタバレ有り)後半です。

大妃殿で高宗(コジョン:命福のこと)とハウン、イ校理(ギョリ)が歓談している。

大妃は高宗に「主上(チュサン)、王座に就いた気分はいかがですか?」と聞く。高宗は「まだ何がなんだかわからなくて怖いです」と答える。

大院君(テウォングン:ハウンのこと)は「殿下はこの国の主人です。何が怖いのですか?」と言う。イ校理も「そうです。それにお二人がついていらっしゃるではありませんか」と言う。

高宗は「二人がついている ので堂々としていられます」と答える。ここまでは和やかなムードだ。けれど、次の大院君の言葉あたりから、雲行きが怪しくなる。大院君は勉強を怠けてはならないと言い、その理由を大妃がいつまでその座にいらっしゃるかわからないとつなげたからだ。大妃の顔もとたんに曇る。のちに親政を行うときには当然大妃の代理聴政は終わるのだ。けれど、ここで言わなくても良い話題だ。

大妃は今すぐにでもやめる事はできると言い、大院君は連れないことを言う大妃を笑顔で交わし、イ校理も大妃でないとできないとフォローする。だが、大院君の意図はやはり大妃とそれに絡まる勢力の牽制にある。大妃も自らを貶め、「女が政治をするものではない、大院君がいるではないか」と、牽制する。大院君が退出する間際に、大妃から考慮するようにと次期大臣の推薦リストが手渡される。

「話にならない」と、憤っている大院君。安東金氏(アンドンキムシ)による外戚政治を壊滅すべく立ち上がったのに、今度は大妃の家門の豊壤趙氏(プンヤン チョシ:풍양조씨 )を登用しろというのだ。大院君は「こうなるとは思わなかった。オレが望んだことではない。この国をダメにしたのは外戚だ。」と、憤る。

けれど、「大妃を甘く見るべきではありません」と、共闘を促すヨンヒ。大院君は「それならば一層早く手を打たなければならない。お前は最後までオレが大妃とともに歩むと思っているのか?最後まで共に歩むのは意思を同じくするものだ」と、決して同じ道を歩むつもりがないことを示唆する。

大妃も、いつ取って代わられるかわからないと危惧し、自分の腹心を作らねば四肢を伸ばして寝ることもできないと言っている。もちろん、自らの出身母体・豊壤趙氏(プンヤン チョシ:풍양조씨 )からだ。

 

ジンヒョクとヨンネが街を歩いている。向上心を見せるヨンネにジンヒョクは「医術を教える時間はそんなに残っていません」と伝える。ジンヒョクにもその時がいつなのかはわからない。けれども、その時までは全力で教えると約束する。ヨンネは自分のために無理をしないでくれと言う。

そして、一つ頼むことがある。当分の間、教堂に来ないでくれという。理由は聞かないでくれ、ボクのためにと。ヨンネに危険が及ぶからだ。けれど、ヨンネは「自分のことは自分で決める」と、聞こうとしない。そんなヨンネにジンヒョクは「お嬢さんが傷つくのが嫌なんです。不安にさせ後悔させるかもしれないんです。他の世界のあの人はとても重傷です。お嬢さんまで傷ついたら、悔やむでしょうから。約束してください。」と言い、約束を取り付ける。

イ校理が、子を取り上げて欲しいと頼みに来る。妻が妊娠していて、妻の希望でもある。内医院に入った女人とともに来て欲しいと頼む。診察にはホ医員と行く。脈も心拍も良好だ。ホ医員は男子だといい、イ校理の妻も喜んでいる。けれど、ジンヒョクが触診したところ逆子だということがわかる。もっとも、まだ時間があり、出産前には頭がさがるので心配しないようにと伝える。どうしてヨンネと一緒に来ないのかと聞かれ、返答に困る。

 

便殿には臣下も集まり大妃の命のもと、大院君(テウォングン:ハウンのこと)により新しい人事が発表されている。左議政(チャウィジョン)は留任となったが、大妃が頼んでおいた豊壤趙氏(プンヤン チョシ:풍양조씨 )からは、重臣が選出されない。大院君は大妃殿に赴き、私的な人材を排除し「必要な人材」ということを強調し、大妃も同じ考えのはずではないか、違うのかと、同意を求める。

さらに大院君は老論(ノロン:노론)・少論(ソロン:소론)・南人(ナミン:남인)などの党色や身分を超えてこの国のために必ず必要な人材を集めたので、遺憾に思わないで欲しいと訴える。「すべてのことは大妃ママと宗廟社稷(国の意)のために決定したことです。どうか私の意をお汲み取りください。」と言ってのける。

イ校理が「けれど、もう一度考慮してみてはどうか?」というと、大妃の望みならそうするという大院君。しかし、大妃は「結構だ。瞬間的な感情で大院君の深い考えを誤解していた。聞くにつけ大監の言うことはそのとおりだ。私は聞き分けの無い老人ではない。そのとおりにしてくれ。」と、大院君の案をすべて受け入れる。

高笑いする左議政(チャウィジョン)は「同じ天に2人の王はいないものだ」と、大妃と大院君の争いがすでに始まっていることを比喩する。安東金氏の連中は今回は大妃と組んだほうが良いと提案する。けれど、左議政はその提案には乗らず、待つほうが事態が連動して自分たちの有利な状況になると踏んでいる。

ジンヒョクは大院君に手紙を渡す。未来について書いた手紙だ。けれども今は見てはいけないという。「のちにボクが去ってから見てください。一つだけ約束してください」と、以前どんな者でも捨てないと言った約束を守ってくれと頼む。「あなただけを信じます」と言って立ち去るジンヒョク。その様子をキョンタクが垣間見ている。

夜な夜な私邸に左議政(チャウィジョン)を呼び出す大妃。「虎を捕まえるには矢がなく、農作業をするにも人がいない」と、自分の周りに財も人もいないことを比喩する大妃。左議政は心配には及ばない、人は何とかするので矢を用意して欲しいと言う。そして「端宗(タンジョン)は3年、文宗は2年、睿宗(イェジョン)は8ヶ月」と、短命な治世の王をあげ、高宗の治世がそれより短命でも、まったく異常ではないという。そして、大妃が姉で自分が弟、後継者は自分が、王妃は大妃が用意し、政治は豊壤趙氏(プンヤン チョシ)と安東金氏(アンドンキムシ)が握れば良いと密約を交わす。

この動きをキョンタクから聞きつけた大院君は憤る。ヨンヒはこの2人の過去の蜜月を指摘する。「これは謀反だ」と、更に憤る大院君。キョンタクは好機が訪れるに違いないというが、ヨンネは海千山千の2人は侮れないといい、大妃を懐柔するべきだと言う。妓房から3人で出てくるところをテギュンに見つかる。

大院君は大妃に会いに行くも門前払いを食らう。そこにヨンヒとチュパルがやってくる。緊急事態だ。哲宗が亡くなる前に後継論争をしたことが槍玉に上がり、高宗に王の資格なしとの上訴が山のように来ているのだ。この事態を打開できるのは、大妃との太いパイプを持つイ校理しかいない。イ校理を引き入れないことには集中砲火を浴びてしまうのは必定だ。

イ校理の妻が産気付いたため、ホ医員はヨンネとともに出産に立ち会う。「ジン医員を呼ばなくては!」とヨンネ。逆子のままなのだ。

テギュンは父にキョンタクのことを密告する。太刀を抜く左議政。裏切りを許さないのかと思われたが、キョンタクは2重スパイだったのだ。テギュンに気づかれたことを注意するも、キョンタクは、コチラ側からも疑われないなら、あちら側からも疑われかねないと、むしろこの状況のほうが良いという。「あちらには気づかれてはならぬ」と言う左議政。

酒を飲んで帰った日、キョンタクは真相を知った。先日テギュンと父が自分を犬呼ばわりしていた時、左議政はキョンタクが聞いているとわかっていっていたのだ。「私が怖いか?怖がらなければな。とにかくそうすれば、お前は私を父と呼ぶ資格がある。玉璽を渡せ。そうすれば興宣君(フンソングン:ハウンのこと)はお前を信じるではないか。お前を利用しているのは確かだ。けれど、これはお前だけではなくテギュンも同様だ。このあくどい政界で生き残るために、この父が選んだ道なのだ。この父が信じる者はお前しかいない。」と言う。

大妃が父のプラン通りに動くのかと危惧するキョンタク。左議政は2匹の虎は共存できないため、どちらにしろ一匹をやってしまわなければならないという。

 

イ教理の妻の状態が良くない。ジンヒョクが到着して確認するも、やはり逆子だ。しかも、胎盤剥離が起きている。このままだと胎児が酸欠になり死んでしまう。イ校理に母体に危険が及ぶため、コを諦めろというジンヒョク。あなたならなにか方法を知っているだろいとイ校理。帝王切開という方法があるものの、麻酔を使う床に危険が及ぶため使えないという。子を救うには麻酔なしで手術を行うしかないと伝える。そのとき、イ校理の妻が手術を受けると主張する。

「手術をしてください。お腹を裂いてでも子を助けて下さい。(苦痛など)関係ありません。子が助かるなら関係ありません。」と、イ校理の妻。10ヶ月の間すくすくとお腹の中で育った子を死なせる訳にはいかないという、母としての切実な願いだ。ヨンネも「自分に置き換えても子をあきらめられない。世界で一番強いのは母だ」と言い、後押しをする。ついに、ジンヒョクは麻酔なしでの帝王切開を決意する。猶予時間は10分だ。

大院君もやってくる。出産と手術がつながらないようだが、ジン医員を信じて心配するなという。自分も無事に生まれてくることを望んでいるという。礼を言うイ教理。けれども、次の瞬間、大院君の政治的駆け引きが始まる。

「ありがとうなどと、あの小さな命がどんな罪を犯したというのか。生まれてすぐに謀反を起こした家の子として、命を失ってもいいのか?どうだ。ジン医員は手術であの子を助け、私は謀反からあの子を救うというなら?」と脅しをかけ始める。

帝王切開が始まる。

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