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Dr.JIN(ドクター・ジン)第16話レビュー&あらすじ(ネタバレ有り)前半

      2017/12/08

Dr.JIN(ドクター・ジン:닥터 진:JIN-仁- 韓国版)の第16話レビュー&あらすじ(ネタバレ有り)前半です。

キョンタクがはなった弾丸がハウンに命中する。「ジン医員!」と言いながらハウンが倒れる。チュパルたちが駆けつけるも一歩遅かった。

キョンタクは逃走する。「気を確かに!」と言うジンヒョクにハウンは「手遅れだ。命福(ミョンボク)、命福を頼む」と、ジンヒョクに託す。

ジンヒョクは「そんな事言わないでください。あなたの運命はここで終わることはありません。あなたは王の父になるのです。それが運命なのです。こうして亡くなってはいけません。」と、ハウンを勇気づける。

ハウンは「お前はどうしてオレの運命を知っているんだ?言ってくれ。ジン医員、お前は一体誰なんだ?」と言う。そこにやってきたケボクに背負われ、妓房に運ばれるハウン。ハウンを襲ったキョンタクは謎の武士と対峙する。刀を交わし動きが止まったところで、互いの正体がわかる。死んだはずのヨンネだった。ヨンネもキョンタクが暗殺者だったことに驚く。不意を突きチュパルがキョンタクを襲い、気を失い捕縛される。

妓房に運ばれたハウンは命福(ミョンボク)のことをうわ言で言いつつ喀血して気を失う。ハウンは幸い心臓には損傷がなく、肋間動脈と肺をを損傷しているだけだった。肺は楔状(けつじょう)切除術を行い、部分的に切除するだけでよかった。

手術は成功したものの出血が多かったために意識が戻るかが心配だった。点滴だけでなく輸血も必要だ。そこにチュノンがやってきて、「人を探す必要はありません。私の血を使ってください。興宣君(フンソングン:ハウンのこと)と同じナ型(B型)です」という。ホ医員はどうして知っているのか不思議に思うも、ジンヒョクは以前調べたと言ってごまかす。

安東金氏は暗殺が失敗に終わったもどかしさに苛ついている。そこに流刑から帰ってきた嫡子テギュンが戻ってくる。いろいろ学んだと、以前とは違うきりりとした顔だ。父に火の粉が降りかかるので、キョンタクを早く捕縛しなければならないと訴える。

 

ヨンネがクロスを握りなにかを祈っている。人の気配がして驚くも、幸いジンヒョクだった。ヨンネは輸血ははどうなったかと聞く。終わったというジンヒョクに「妓女といって軽く見るべき女人ではありませんね。ハウン様のために即座に輸血をして差し上げるなんて。」と、ヨンネ。

ジンヒョクは「けれど、お嬢さんは祈ってくれたではないですか。ハウン様の無事を祈っていたのですか?」と言う。ヨンネは「このようにささやいて天に届いているのかどうか」と言う。ジンヒョクは「聞き届けられます」と答える。ヨンネは「未来では、ささやこうが大きく叫ぼうが、思う存分祈ることが出来る世なのでしょう?」と聞く。そして、捕縛されることもなく祈ることのできるそんな世をうらやましがる。

ジンヒョクはそこで初めてヨンネがクロスを持っていることに気づく。あることを思い出し顔がこわばる。ジンヒョクは輸血が終わったといって部屋に戻る。ヨンネは「あなたのためにも祈りました」と心のなかでつぶやく。

ジンヒョクは天守教徒を捕縛するための懸賞金を出すという壁書を思い出す。そして「興宣大院君(フンソンデウォングン:ハウンのこと)は執権するやいなや大々的な天主教信者の処刑を断行する。 8,000人余りを死に至らしめた丙寅迫害(ピョンインパッケ:병인박해)。迫害を避けて逃げて亡くなった人までおり、その被害はものすごい。 もしかしたら、お嬢さんもこの興宣君(フンソングン)によって死ぬのかも知れない」と思う。

以前、悪徳県監を助けた際にヨンネが「この人を助けたことで罪のない人が数十数百都心で言ったらどうするのですか。ジン医員は責任を取れますか?」と言われたことを思い出す。まさに同じ状況だ。

輸血を終えたチュノンはジンヒョクにこれが最後の峠だと言い、「興宣君(フンソングン)の意思を成し遂げる日は遠くありません」という。ジンヒョクは「それでは、歴史は決まったところに流れているのですか?」と聞く。チュノンはそうだと答える。「この方のせいで死ぬ人が多く出るというのに」と、ジンヒョク。突然の言葉にチュノンは驚く。けれど、あらためてジンヒョクにこれ以上人の生死にかかわらず、歴史に介入しないようにと念を押す。

キョンタクは暴行を受けても黒幕が誰かを語らない。

王が倒れる。ジンヒョクは参内するも御医に阻まれる。

ハウンの心臓が止まる。「このまま興宣君(フンソングン)が死んでしまえば・・・」色々な考えが頭をよぎる。幸い心臓マッサージで回復する。

趙大妃(チョテビ)とイ校理(ギョリ)が会話をしている。大妃は「左議政(チャウィジョン)は右手に王、左手には朝廷を持っている、この国の執政ではないか。」と、逆らわないようにしたほうがいいと言っている。イ校理が、左議政は今回の事件の黒幕なのは明白で、ハウンの力にならなくてはと言っても、老いぼれにはそんな力はないとあきらめ気味だ。

ハウンが目覚める。お前に何度助けられたことかと言っている。そして、ハウンは気になっていたことを聞く。「どこから来たのだ?言ってくれ。お前は一体誰なのか」と。ジンヒョクは「実は私はとても遠い未来からやって来ました」と言い正体を明かす。

ヨンネがキョンタクと会っている。王が倒れそのうち王が変わるだろうと。そして興宣君の嫡子が王になればやることも多いと。そんなヨンネにキョンタクは「立身出世か。安東金氏に変わり南人(ナミン:남인)の世を作るのか?おめでたい」と皮肉を言う。ヨンネは「直接左議政が指示したのか?まだわからないのか?お前は利用されたんだ。以前も今回もそうだ。結局お前はあの家の者に捨てられるんだぞ」と、キョンタクに言う。

キョンタクは、「興宣君(フンソングン:ハウンのこと)はお前を捨てないと約束したのか?お前もオレと同じだな。左議政のために単独でやったことだ」と、あくまで父をかばう。ヨンヒに「嫡庶差別も階層区分もない新しい世を作ろう」と言われてもそれを笑い飛ばし、「机上の空論だ。欲しい答えを得ることはできないぞ。これで、出て行け」と、突っぱねる。

 

キョンタクが黒幕を吐かないため、大妃の力を使って左議政(チャウィジョン)を追い詰めようと提案しているチュパルとチュノン。けれど、ハウンはそれはできないと思っている。ハウンは「従事官が持っていた証拠を持ってきたか?」と、チュパルに聞く。これを何とかして有効に使えないかと考えているのだ。その話を聞いたヨンネは、キョンタクが犯人で、今は囚われの身だということを知る。

ハウンは庭に出てきている。ジンヒョクは参内しようとしている。ハウンは今までのジンヒョクの言動を挙げながら、未来を知っているからなのだなと言っている。「未来が聞きたいですか?変えますか?」と、ジンヒョク。ハウンは「そのままのこともあるだろうし、変えなければならないものは変えるだろう」と答える。

ジンヒョクは「そのうち王は亡くなり、命福(ミョンボク)が王位につきます。あなたは大院君となり、この国を統治します。私が学んだ歴史はそうです」と、ハウンに伝える。ハウンは高笑いし「それはオレも知ってる歴史だ。お前が学んだ歴史は、すでにオレがしようとしていることだ。オレが知らないことを言え」と言う。ジンヒョクはハウンが行った天主教信者への大迫害のことを伝える。

するとハウンは「ジン医員、それは間違って学んだな。理由がわかるか?天主教徒であろうと何であろうと民衆は全て王の子だ。絶対何があってもオレは子を捨てる親ではない。オレの妻も天守教を信じているからな。これからが重要だ。」といい、道を誤った左議政(チャウィジョン)を何とかしなければならないとし、ジンヒョクに協力を求めた。

ヨンネはキョンタクがどこにいるのかチュパルを問い詰める。チュパルはヨンネのために教えないのだというも、結局は教えてしまったのだろう。ヨンネはキョンタクを尋ねる。大丈夫かと聞かれたキョンタクは「あなたが去れば大丈夫だ。帰ってくれ」と、背を向ける。秘密裏に左議政へ連絡を入れるというヨンネに必要ないと突っぱねる。暗殺も失敗し帰ることもできないので自刃するというキョンタク。ヨンネは心配するも、あなたにそんな資格はない、帰ってくれと、突き放すキョンタク。

後半に続く

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